ソニーが躍進するポータブルプレーヤー、“必殺技”iTMSの登場はあるのか?
GfK JapanのAV機器総合販売ランキング(5/9~5/15)のトップ10中、ソニーの新ウォークマンシリーズ5機種がランクインしたようです。3位にNW-E405、4位にNW-HD5、6位にNW-E407、8位にNW-E505、10位にNW-E103。ランキング常連のアップルiPodシリーズは合計4機種なので、ランキング数では始めてiPodを上回った形になっており、「「Mora」とのさまざまな連携企画を展開し、「もっともっとオンガクとあそぼう」と積極的にアピールしたソニーの勢いが感じられるランキングとなった」と解説されています。他社ではかろうじて松下のSV-SD90が9位に入りましたが、韓国資本のメーカー製品はのきなみ圏外へはじき出されてしまったようですね。
そういえば、新ウォークマンってソニスタではわりと普通に買えるようになりましたけど、アマゾンでは軒並み在庫切れ状態が続いてますね。アマゾンの仕入れ先の問題なのかわかりませんが、在庫が潤沢になってエレクトロニクス販売ランキングの上位に名を連ねてくれるようになればなおうれしいなあ…。
同記事でリンクが貼られている小寺さんのコラム「視聴率偏重主義が破壊する番組制作の常識 (3/3)」には、内容に関連してウォークマン新製品の一連プロモーション戦略が紹介されており、「ウォークマンスティックは、テレビCMで派手に金を使わなくてもモノが売れる、もっとも最近の一例となった」と解説なさっていました。
以下、もうひとつMora絡みのコラムということで、こちらもソニー関係者必読です。Mora経由でダウンロードしたATRAC3フォーマットの楽曲をPSPで楽しむまでの過程を、諸々の理不尽さを訴えつつも明るく紹介してくれています。
この辺の話はソニエリの携帯電話最新機種にも共通することで、アマゾンでメモステDuoの128MBが売り切れている状況にも繋がってますね。メモステPROのATRAC3対応に関しては、消費者からの問い合わせだってものすごーく多いはずだし、サポート担当者だっていい加減うんざりしているのではとも推測され。ホント、この一件はいつになったら決着を見るのでしょうか…。
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