エムピオ、動画再生にも対応した“超小型MP3プレーヤー”を発表――2005年はMDの時代からシリコンVSハードディスクの時代に
韓国エムピオは、フラッシュメモリタイプのデジタルオーディオプレーヤーの新製品「MPIO-one」を発表。本体に1.04インチのカラー有機ELディスプレーを搭載。MP3、WMA、OggVorbis形式の音楽ファイルに加え、MPEG-4形式の動画とJPEG形式の静止画を再生できるそうです。AVI、MPEG、WMV、ASFの各形式からのインポートに対応する専用ソフトで変換。メモリ容量が256MB、512MB、1GBの3タイプを発売予定で、1GBモデルの予想価格は3万円前後とか。
有機EL搭載とはいえ、画面が小さすぎて見るものによってはちょっと厳しいという気もします。動画再生時間も内蔵充電池では約2時間というのも微妙。価格を考えるとPSP+メモステの方が動画に関しては快適かもしれませんね…。んで、メモステ繋がりではこんな製品も。
ブルードット、3種のメモリーカード対応ポータブルDVDプレーヤー
SDメモリーカード/メモリースティック/MMCのファイル再生にも対応した9型ワイド液晶のディスプレイ搭載のポータブルDVDプレーヤーだそうです。各メモリーカードに保存したMPEG-4 SP、DivX 3.11/4.0/5.03/5.1.1、XviDフォーマットの動画再生と、MP3/JPEGファイルの再生をサポート。価格はオープンで、店頭予想価格は49,800円前後の見込みとか。
こっちはこっちで、光ディスク系以外にメジャーなメモリカードと動画フォーマットに対応しちゃうという動画再生メインのマシンって感じですね。連続再生時間は約3時間と映画1本分以上は大丈夫みたいです。
前者のエムピオの海外営業部本部長さんは、韓国サムスンが2GBのフラッシュメモリの量産に入ることもあって、HDD型プレーヤーとの激しい競争が始まるとコメントしていますが、今年はフラッシュメモリベースのポータブルプレイヤーの流れが加速するのは間違いなさそうですね。
ソニーでこの手の製品に相当するのはHMP-A1やPSPなどがありますけど、実は、忘れちゃいけない、クリエの方がこの手の動画の扱いに関して先端を走っていたと今でも思うんですよね。メモステこそ必須ですが、音楽も動画も色んな意味で柔軟だったのはやはりクリエだけ。生産終了がこれほどまで惜しい商品もそうないと思います。って、毎度の事ながらこんな結論ばっかりですけど…。
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