お馴染み小寺信良さんのコラム。HDDレコーダーの普及でタイムシフト視聴が以前にも増して当たり前になってきましたが、そんな時代のこれからのテレビとのつきあい方を小寺さんが提言。「普段からテレビが好きで見ている人に対して、ポータブルビデオプレーヤーを勧めたい」とか。その理由は、
普段テレビに費やしている時間を別の時間にシフトし、帰宅してから寝るまでのプライベートな時間や休日を、もっと別の趣味など、「自分の人生にとって意味のあるもの」に費やした方がいいのではないかと思う
からとか。まったくもって同感です。しかしながら、ポータブルビデオプレーヤーを日々活用するためには、現時点でまだまだ課題が多いとか。PSXのPSP用動画作成機能のお粗末さなども引き合いに出していますね。小寺さんはそれらの課題の解決策として、
ダブルチューナーを使って、高解像度視聴用と低ビットレート変換用の2ファイルを作成するというのはどうだろう
(デジタル放送のコピーワンスに関しては)音楽では不評だったチェックイン・チェックアウトシステムを、映像用にリファインし直したらどうだろうか
という2つをあげていました。前者に関しては自分もクリクラ時代から今に至るまで同様のことを常日頃つぶやいてきたこともあるので、小寺さんのような業界へ影響力のある人がこういう提言をしてくれることは大変うれしく思います。
ソニーも「ウォークマン」ばっかりプッシュしてないで、HMP-A1の後継機を含め、映像関連のポータブルデバイスの開発にも力を入れて欲しいものですね。