ソニーの経営者刷新人事コラムで英語の勉強も

ソニー、順張り逆張りの布陣

日経ビジネスによるソニーの経営者刷新人事に関するコラム。

ストリンガー氏の人事が出井路線の継承という順張りだとしたら、中鉢氏は日が当たらなかった生産畑からの起用という意味で、出井路線とは一線を画す逆張りの人事と言える

とか。ワールドワイドにはハリウッドの一員としてのソニーをストリンガー氏が強くアピールし、欧米と評価が異なる国内では現場のスペシャリストである中鉢氏がモノづくりの陣頭指揮をとり本業回帰をアピール、という2段構えということなんでしょうか。

今回の人事は中継ぎ・代打的な色合いが濃いとの指摘もありますが、ワンポイントリリーフだろうがピンチヒッターだろうがチームを絶対に勝利に導かなくてはならないという点で即戦力が求められていることは確か。お二人にはユーザー(社員もかも)のソニー離れを食い止めるためにも奮闘していただきたいです。


ちなみに、今回のソニーの経営者刷新人事は英語の勉強にもなるようです。このコラムは日経ビジネスで英文記事になっており、「英文ニュース読みこなしのコツ 第14回~ソニー、「shop floor」出身の中鉢氏を次期社長に起用」で詳細に解説されています。

「日が当たらなかった生産畑」は「shop floor」に訳されており、いかにも忙しい現場の雰囲気が伝わってくる表現とされています。