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ロケフリ液晶モニター「LF-12MT1」を試す(3)~他のベースステーションに登録する

前回のレビューでLF-X1のモニターとほとんど使い勝手が同じと書いた液晶モニター「LF-12MT1icon」ですが、X1には無い便利な機能があります。メインのベースステーション以外に、もう一つのベースステーションと組み合わせて使えるという機能なのですが、この機能はLF-X5から採用されているものです。

iconiconLF-PK1以降のベースステーションは複数のモニター機器を登録できることは前にも説明しました。ただ、モニター機器側から複数のベースステーションを利用する場合については機器(ソフト)によって様々な制約があります。PCソフト(PC2/PC20)の場合は複数台のベースステーションに登録が可能ですが、PSPはメインの1台だけ、液晶モニターはメイン+1台の合計2台に登録することができます。なお、Windows Mobile 版は使ったことがないので申し訳ありませんがわかりません。このように、機器(ソフト)によって仕様が異なる理由は正直よくわかりませんが、自分のように複数のベースステーションを持っている人はそうたくさんはいないでしょうし、PSPや液晶モニターを使うであろうターゲット層を考えると機能はできるだけシンプルな方が良いという判断なのかもしれません。

でもですね、PK1でロケフリの虜になりPK20を買い足してしまったような方、つまり自宅に2台のベースステーションがある方で、12MT1と一緒にできるだけ有効に活用したいというような方には便利な機能だと思います。ということで、簡単ですが手順をご紹介しておきますね。

前提として、IPアドレスが固定されたPK20とPK1が自宅にあり、メインでは12MT1をPK20に機器登録して使っているものとします。12MT1をPK1のモニター機器として使うためには、PK1をSETUP MODEにしてあらかじめ機器登録可能な状態にしておく必要があります。また、登録用のパスワードもメモにして準備しておきます。

他のベースステーションに登録する手順

1.「設定一覧>モニター設定」で「家モード」から「外モード」に変更(図1)

2.「外モード」の「設定>公衆無線LAN」からPK1を登録し、接続(図5)
→PK1を無線LANのアクセスポイントとして使うということです。PK1への接続が問題なければ画面上のアイコンが有効になっているはずです(図6)

3.「設定一覧>モニター設定」に戻り、「外モード」の右端にある「NetAV設定」を開く(図2)

4.「NetAV接続先の設定」でPK1のIPアドレスとポート番号を入力後、「機器登録の設定」でメモしてある登録用パスワードを入力(図3,4)
→ニックネームは基本的にはなんでも良いのですが、機器の判別がしやすいのでここでは仮に「LF-12MT1」とします。また、ベースステーションのIPアドレスについてはあくまで経験則なのですが、固定してしまう方が何かと便利というか手間が省けるのでそうしています。アドレスが動的に変わる設定だと、何度も設定しなおす必要があったもので>X1、X5スタイル徹底比較:ロケフリベースステーションパック「LF-PK1」レビュー(6)LF-B1でX5のモニターを使う

5.登録が完了したら、設定を全て終了し標準の画面に戻す

以上の手順です。あとは画面下にある「NetAV接続」をタップするとPK1の映像が送出されます。

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12MT1のマニュアルでは、「外モード」の「公衆無線LAN」は自宅以外のアクセスポイントを使うという前提で解説されています。なので、出先から利用する場合には4のIPアドレス記入欄にはNetAV設定で自動的に割り振られたドメイン名(xxxxxxxxxxxx.LF-PK20JP.MyNetAV.comみたいなヤツです)を入力する必要があるようです。前にも書きましたけど、自宅の中だけで使う場合はベースステーションのIPアドレスを固定してしまう方が若干ですが入力の手間も省けて良いと思います。また、自宅にロケフリベースステーション以外の無線LANアクセスポイントがある場合でも問題なく使えます。我が家には他に、アップルのAirMac Expressなどがありますが、そちら経由でも問題なく使えました。

なお、NetAV接続でベースステーションに接続する場合は映像はMPEG4になります。MPEG2を見慣れてしまうと、画質的に少々厳しいのですが、自分にとっては利便性の方が優るので全然OKという感じです。また、レート変更が可能なほか、画面のサイズ変更も可能です。ネットワークの信号が弱く、レートを下げて使う場合などは画面を小さくする方が見やすくなります。

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PK1をメインに、PK20を2台目として機器登録する場合も同様の手順でOKでした。PK20自体はMPEG4 AVCに対応しているのですが、12MT1が対応していないので、どちらをメインにしても出てくる映像のクオリティには差は出ません。

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Windows Mobile向けのロケフリプレイヤーソフトが間もなくバージョンアップ

「NetFront LocationFree Player for Pocket PC」英語版米国向け発売

ACCESSが、Windows Mobile向けのロケフリプレイヤーソフト「NetFront LocationFree Player for Pocket PC Rev2.0.0」の英語版を、12月中旬より米国で発売するそうです。v.2.0で外部機器の映像に対応したほか、リモコン機能も強化されたそうです。価格は19.8ドル。なお、同機能を実装した次期バージョンの日本語版も同時期に発売されるようです。価格は税抜1,980円で従来バージョンのユーザーは無償バージョンアップが可能とか。

ロケフリは外部機器で使ってこそだと思うので、これでやっとまともなプレイヤーになったとも言えますね。余裕があるなら是非Palm版の開発もお願いします!>ACCESSさま。

ところで、現在連載中のロケフリ新製品体験レポートですが、So-net上のサマリーサイトの準備が整いましたのでURLをお伝えしておきます。当サイトで公開したエントリーを転記しているだけですが、まとめてご覧いただく場合には便利だと思います。

ロケーションフリー体験ブログ(So-net blog)
http://blog.so-net.ne.jp/lftvblog/

ロケフリオフィシャルサイトの“使い方”の中にある「いろいろな使い方」にもリンクが設置されていますので、そちらからでもアクセス可能です。

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ここまで増えたロケフリ対応モニター機器

LF-X5までのロケフリはベースステーションと専用液晶モニターがセットになったパッケージで単体で完結する製品した。昨年(2005年)発売されたPK1以降、ベースステーションが単体で発売されるようになり、モニター(クライアント)として使う機器はユーザーが個別に選択できるようになりました。

PK1は当初はWindows PC用にのみ対応していましたが、その後ほどなくしてPSPにも対応。PC用のプレイヤーは1,980円と有償でしたが、PSPのプレイヤーはシステムソフトのアップグレードという形で無償で追加されました。PSPへの対応でロケフリの認知度が飛躍的に高まり、一躍人気商品に。一時は品薄で入手困難になったこともありました。

その後も対応機器は広がり、サードパーティからMacintosh版Windows Mobile版のプレイヤーも発売されました。そして、今年の9月には、PK1の後継となるベースステーション「LF-PK20icon」以外に、モニターとして使える機器として、TVボックス「LF-BOX1icon」と液晶モニター「LF-12MT1icon」が新製品として発表されました。

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これらの新製品が加わったことで、見たい映像コンテンツを、見たい場所で、好みのスタイル(モニター機器)で楽しむためのバリエーションが一挙に広がりました。ちなみに、そのバリエーションを図にするとこんな感じになるでしょうか。

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(ロケフリオフィシャルサイトにあった画像を加工して使わせていただきました。お許しを>ソニーマーケティングさん)

ベースステーション(PK20/PK1)と、PC/Mac、TVボックス、液晶モニター、PSP、Windows Mobileの中から好みのモニター機器を組み合わせてリビングのビデオ機器を楽しめるということになりますね。

我が家の場合は、PK20の入力1にソニースゴ録「RDZ-D900A」を(映像:S端子)、入力2に東芝「RD-X5」を(映像:コンポジット)に接続。この環境をベースに、各種モニター機器で色々と検証していきます。

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その他、PK20には有線LANケーブルとAVマウスを接続しました。今後はこの状態を基本にしてレポートを進めていきます。

#Broadband Watch、清水理史さんの「イニシャルB」でTVボックスのレビューが掲載されています。興味のある方は是非!(体験レポートで紹介できるまではもう少し時間がかかりそうです…)>家庭用のテレビでロケーションフリーを楽しむソニーのロケーションフリー TVボックス「LF-BOX1」

ソニスタ、ロケフリ周辺機器の先行予約発売を開始

ロケフリの新しいベースステーション「LF-PK20icon」の周辺機器として一緒に発表されたロケーションフリー TVボックス「LF-BOX1icon」と、ロケーションフリー液晶モニター「LF-12MT1icon」ですが、先週末からソニスタで先行予約発売が開始されていたようです。

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iconicon両機ともに前機種の「PK1」にも対応するということで、発売を心待ちにしていた方も多いのではないでしょうか。特に、TVボックスは出先のテレビ自体を自宅のリビングに変えてしまう魔法のようなキカイで、個人的にもとても楽しみにしていた商品です。X1とX5のディスコンで、単体で完結するロケフリ商品は無くなりましたが、LF-12MT1と組み合わせればそれも解決ということで、結果的には組み合わせの幅が広がり、隙が無くなったとも言えますね。ちなみに、モニター用のお風呂ジャケット「LFA-F2icon(右画像)」の発売も始まってます。Windows Mobileやケータイへの対応なども控え、ロケフリの本格的な盛り上がりはまさにこれからですね。

さよならPalmSource、こんにちはACCESS Systems

企業ロゴマークを刷新-米国子会社PalmSourceの社名と企業ロゴマークをACCESSに移行-(ACCESS)

ACCESSは、グローバル展開の拡大に伴い、組織のさらなる進化を表現するため、企業ロゴマークを刷新。完全子会社である米PalmSourceも社名と企業ロゴマークをACCESSに順次移行するとか。なお、米PalmSourceの社名は「ACCESS Systems America」となるようです。

クリエファンなら、Palm OSのエミュレーションを内包するALPの動向には注目したいところですよね。ちなみに、ACCESSのサイトにあるProduct Focusではソニエリのウォークマンケータイに同社のNetFrontモバイルブラウザが採用されていることを大々的にアピールしています。とはいっても日本のウォークマンケータイは別物なので関係ない話なんですが…>Sony EricssonのWalkman(R)携帯電話とACCESSのNetFront Browser

また同社は、その「NetFront Browser」の仕様を開発段階からコンテンツプロバイダーや検索サービス事業者向けに提供するパートナープログラムを開始したそうです。すでに、NTTレゾナント、カカクコム、グーグル、ツタヤオンライン、ニフティ株式会社、paperboy&co.、ヤフーなどが賛同、協力しているとか>コンテンツプロバイダ、検索サービス事業者向けに「NetFront(R) Browser」コンテンツパートナープログラムを開始

Palmといえば、米PalmがTreoの新製品「Treo 680 smartphone」を発表しましたね。通話やメールなどの機能を、より簡単に利用できるように工夫した「誰もが使えるスマートフォン」とか。珍しく4色のカラバリで展開されるようで、2007年6月初頭までに世界で20以上のキャリアが採用する見込みとのことです>新しい「Palm OS」Treoは4色で使いやすさ重視

Treoといえば、ビサビが「Treo 650 Special Colour Edition(輸入版)」を特典満載の大特価で提供しています。スクリーン周辺がブルーになった限定モデルで、交換用バッテリ、2GBのSDカード、純正スタイラス、保護フィルムがセットで64,800円。

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多機能・多目的化が加速するゲーム機、ケータイ、腕時計

「PSPはカーナビになりました」――GPSレシーバー+カメラで広がるPSPの世界

11/2に発売予定のカメラユニットと、12/7発売予定のGPSレシーバーで広がるPSPの世界を紹介。前者は「ちょっとショット」の機能全般ほか、マイク内蔵による「VoIP電話」への発展の可能性についても触れています。後者はポータブルナビゲーションツール、ゴルフ攻略ツール、星空ナビゲーションツールなどのソフトを紹介しています。

ポップなボディにGPSと320万画素カメラ──「811T」

こちらは、GPS搭載により目的地までの道案内する徒歩ナビ機能を利用可能な東芝製ソフトバンク「811T」。

Windows Mobile搭載のQWERTYキーボード付きPDA、HSDPAにも対応──「X01HT」

同じくソフトバンクが国内投入する台湾HTC製スマートフォン「X01HT」は一般向けにも販売されるとあって注目が集まっています。無線LAN、Bluetooth、赤外線はもはや当たり前。

【Nokia Open Studio Manila】 ノキア、初のHSDPA・GPS搭載端末「N95」を発表

Nシリーズのフラッグシップモデルで、カールツァイス製のレンズを採用した500万画素カメラのほか、GPS機能も搭載。GPS機能の仕様は公開され、サードパーティーがこのGPS機能を利用したサービスを提供することも可能とか。もちろん、無線LAN、Bluetooth、赤外線対応。

Bluetooth付き腕時計、Fossilから登場

米Fossilが、Bluetooth対応の相手先番号表示機能付き腕時計を発表。電話に出られない場合は、ボタンを押すだけで音声を消したり、受信拒否できるとか。なお、同製品の開発に当って、ソニエリの協力を得ているそうです。

サンコー、トランスミッタも内蔵したMP3/WMA腕時計-MP3録音/ボイスレコーダ機能も装備。生活防水仕様

FMトランスミッタも内蔵した腕時計型のMP3/WMAプレーヤー。色物の匂いがプンプンですが、これもまた多機能化の一つ。

ということで、ゲーム機、ケータイ、腕時計にGPSやBluetoothが載っかる時代になってきました。GPSに関して言えば、ガーミンも専用機以外にスポーツ用途のフォアアスリート(腕時計タイプ)、ソニーのGPSユニット「GPS-CS1Kicon」といった専用機が予想以上の人気で品薄状態が続いているというのも印象的です。

目的によって何を選ぶかって話だと思うのですが、GPSだけでもこれだけ色々バリエーションがあると悩んじゃいますね。個人的には、GPS機能であればほぼ四六時中持ち歩くことになるケータイ、または腕時計に載っかってくれるのが良いのかなあと漠然と思いますです。もちろん、そのケータイも腕時計もBluetooth対応で、他の機器とデータ通信可能なのが前提。

色々突き詰めて考えると、もしかして自分にとっての一番の理想は、BluetoothとGPS対応の「WRISTOMO」か?それと、前にも書いたけど、ウォークマンSシリーズにGPSを組み合わせるのも面白そうですよね。む~、難しいなあ…。

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