任天堂がWii後継機「Wii U」を2012年に発売すると正式発表。本体は高さ約46mm×幅約172mm×奥行き268.5mmとWii譲りのコンパクトサイズ。CPUはIBM Powerを基にしたマルチコアプロセッサで4つのUSB 2.0端子も搭載。専用12cm高密度光ディスクとWii用12cm光ディスクをプレイ可能なセルフローディング式ドライブを搭載。映像は1080p、1080i、720p、480p、480iに対応しており、HDMI、コンポーネント、D端子、S端子、コンポジットの各ケーブルに対応。AVマルチ出力端子からの出力およびHDMI 端子からのPCMリニア6CH出力に対応。内蔵フラッシュメモリに加え、SDメモリーカードや外付けUSBハードディスクドライブを利用することで容量拡張可能。
最大の特徴は6.2インチ、16:9のタッチスクリーンとボタンコントローラが合体した新コントローラ。スライドパッド、加速度計、ジャイロセンサー、振動機能、カメラ、マイク、スピーカー、センサー部、タッチペンなども内蔵。あらゆるWiiコントローラや入力装置に対応しており、Wiiリモコンは最大4本まで同時接続可能。
「社長が訊く」やコンセプト映像を見ればWii Uで何ができるか実によくわかります。6.2インチタッチスクリーンが付いていようとコントローラはコントローラ。テレビに接続した本体と新コントローラ、さらにWiiリモコンとの連携も、およそ考えつく限り事は実践してみたぞ的な感じで実にバリエーション豊富。
コントローラ単体でもゲームを楽しめるようにした点も新しい。ある種、据え置きゲームのロケフリを実現したとも言えそう。ま、個人的にはゼルダの新作が遊べるってだけで買いなんですけど…。iPad同様、タブレットタイプなのでリビングやキッチンにも馴染みやすく、Twitter等、ゲーム以外のコンテンツビューワーとしても期待できそうな感じ。
とりあえず、これで据え置きゲームハードが全てHD化を果たすことになるってことか。3D、体感、タッチ対応など、今後は色んな機能が融合して、とんでも無く新しいゲーム体験が可能になるのでしょうが、まあとにかく制作者サイドは大変ですね。何にしても、楽しみであることには変わりないんですが。てことで、今年はVitaで、来年はWii Uか。今からゲームハード貯金しておかねば…。
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