東和電子「Olasonic TW-S7」モノフェローズイベントリポート


11/27(土)に都内で開催された、みんぽす主催の東和電子「Olasonic TW-S7」のモノフェローズイベントに参加。Olasonic TW-S7はUSBで接続するだけなのに高クオリティの音質が楽しめるデスクトップアクティブスピーカー。当日は前半に山本社長自らがTW-S7開発の経緯や高音質のヒミツなどをプレゼン。後半は現在開発中の新商品のサンプルを見ながら、仕様などについて意見するという、いわゆる商品企画への参加といった2部構成となりました。

とりあえず後半の商品企画については詳しく書けないのですが、前半の山本社長のプレゼンについてのみリポートします。

■東和電子ってどんな会社

東和電子は、設計の請負会社で、電気回路設計、プリント基板設計、ソフトウェア設計のほか、試作製造・小ロット量産製造を手がけている。主な取引先は、ソニー、カシオ、富士通ゼネラル、デノン、マランツ、JVC、シマノ、ローランド、クラリオン、日立、SMK、加賀電子、ホーチキ、アイホンなどで、場合によっては個人に近いような方との取引もある。

自社ブランド商品を出すのはかねてからの夢。ただし、心がけているのは取引先から頼まれている仕事と自社開発の商品がバッティングしない(問題にならない)ようにすること。今の取引先からの仕事が無くなったら潰れてしまうから…。

■TW-S7開発の経緯

マーケット的に抜けがあると感じ、PCスピーカーに注目。実際に各社から出ている商品を買って聞き比べてみたが、そのどれもが3000円~5000円の価格帯で音も良くなく、結果、どのメーカーも真剣に取り組んでいない現状が見えた。

皆と同じ価格帯で勝負するのが正しいのか、ユーザーは安いものだけが欲しいのか、今の音で満足しているのか、といったことを問題意識としてとらえ、音質を追求した商品を試作をしてみたところ、1万円程度で商品化できる道筋が見えた。

仁義を切る意味で、関係取引先にPCスピーカーの自社商品開発について問題が無いかどうかを聞いたところ、むしろ1万円前後の価格帯の商品が売れるかどうかに疑問を抱く取引先が多く、結果的にダチョウ倶楽部の「どうぞどうぞ」的展開に…。だったら自分たちでとことん最後までやってやろうということになりった。

■Olasonicの意味

ネーミングには、音の波、いわゆる音波に注目。音波の特性を使って10W+10Wのパワーを出したので「波」という言葉を使いたかった。Olasonic(オラソニック)は、Ola=波(スペイン語) Sonic=音を組み合わせた造語。商標的にも全世界で問題無さそう(取れそう)だとということで決定。

■なんでS7なのか

S7の数字の意味は、上下のモデル展開を考慮しつつ、一番かっこ良い数字にした。これ一発で終わるかもしれないってことで勝負をかける意味でのラッキー7という意味もある。

■高音質の理由

USB端子からの出力はデジタル。鮮度の良い情報がスピーカーへ伝わる。ヘッドホン端子経由のアナログ出力に比べ格段に高音質。


アンプにSCDS(Super Charged Drive System)を採用したことで最大10W+10Wを実現。USB電源から小音量時には大容量キャパシターに充電。大容量時はキャパシターから放電する仕組み。音楽は小さい音がほとんどで、たまに大きな音が出るので、アンプに入った大きなコンデンサーに電気を貯金(充電)できるチャンスが多い。音が小さい時はダムにため込み、音が大きい時はダムから吐き出す。ハイブリットカーのようなアンプ。なお、音楽じゃないサイン波のような一定の音が入力されると1W+1Wしか出ない。音楽にしか通用しないスピーカー。得手不得手はあるが音楽であればジャンルによる差はないとか。


磁気回路のないコーン紙だけのスピーカー「パッシブラジエータ」により、豊かな低音を実現。


卵形キャビネットは剛性が高く、押しても凹まないし、箱鳴りもしない。さらに、平行面が無いため、オーディオの大敵である定在波が起こらず、吸音材も不要になるとか。


結果、卵形は不要な反射音が少なく、理想的な点音源を実現。優れた定位は音像のピントが合うこと。卵は自然が作った最も強い形状とか。


定位に優れる音とは、目による立体視と同じ。音像のピントがぴたりと合い、楽器の位置・奥行きが明確。直接音・残響音が美しく自然に聞こえる。残響音はメインの音に対してレベルが小さいため、ちょっとしたことで消えやすい。


デフューザーにより高域を拡散。高域を拡散させることにより、音の指向性を広げ、臨場感あふれる豊かな音場を再現。


付属の高性能シリコンインシュレーターを使用することにより、机などへの振動を遮断。スピーカーの下半分は球形状なので最適位置に微調整可能。


3月1000台、4月に1000台から始まった。半年で2000台売れたらと思っていたら、好評でAmazonのポータブルスピーカー部門で1/2位を獲得。また多数のメディアでも称賛。

デモ一発で量販店などとも商談がまとまることも多いとか。実際に、ヨドバシ、ビック、野島、ケーズ、上新、通販生活などでも取り扱われており、日本メーカーで初めてアップルストアで取り扱われたスピーカーになったとか。

■プレゼン時に出た印象的なコメント

色々と研究してきた中でパソコンのオーディオプレイヤーとしての能力を再認識。パソコンのオーディオプレイヤーとしての能力を最大限に発揮させるために、(ソニー時代から何十年も培ってきた)HiFiオーディオのノウハウをPCスピーカーに投入。結果、パソコンの音の良さとスピーカーの音の良さが半分半分のバランスでうまく融合できた。

エンジニアの森田氏は元ソニー社員でQUALIAやサウンティーナといったマニアックなモデルを担当。同氏が開発に加わることで音が格段に良くなった。

スピーカーの目の前で聞く(=50~60cmのニアフィールドスピーカー)ということなら、どこにも負けない音質だと自負。

とある音楽出版社の会長に聞いてもらったところ、1000万円のスピーカーが1万円のスピーカーに負ける瞬間があると言ってくれた。

■ひとまずまとめ

プレゼンの一番最初にこのスピーカーから出てきたのが、カーペンターズの曲だったんですけど、イントロバスドラの音を聞いて買おうと思ってしまいましたから…。それぐらいインパクトがありました。見た目から出てくる音が想像つかなかったということもありますが、想像以上にクリアでパンチのある音が出ていました。

なんかもう理屈じゃないんですよね。目に見えない音のパワーと解像感に圧倒されたというか…。今回のリポート内容にしても東和電子さんのWebに載っていることが大半だし、製品画像やテキストベースを拝んでいるだけではホントわかりません。「百聞は一見にしかず」の逆、まさに、「百見は一聞にしかず」です。

イベント終了後に参加者全員にスピーカーの貸し出しが行われたのですが、プレゼンのバスドラ一発でこのスピーカーの音が気に入ってしまい、貸し出しは丁重にお断りして、当日帰宅後に注文してしまいました。購入後、ニアフィールドでがっつり堪能してますので、細かい感想はまた別途レポートしたいと思います。

最後になりますが、このような機会を作ってくださった東和電子とWiiVii関係者の皆様にはこの場を借りて御礼申し上げます。

ちなみに、来年(春頃?)出る予定の新製品ですが、音楽好きなソニーファンなら期待して良いと思いますよん。

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