突然ですが、珍しく片耳のBluetoothヘッドセットをゲットしました。買ったのはJabraの「BT8040」。アビリティークリエイト(Amazon店)に注文したのが10/30の夜で、届いたのが昨日11/1。購入金額は6,000+送料で6,450円。(こちらのエントリーで「失敗したー」などと意味深な発言をしていましたが、到着した日にリテールコム扱い分が値下げしたのが理由です…)
7月にリテールコムがこの製品を扱うという情報を皆さんにお届けしていながら、このタイミングになったのは片耳のヘッドセットが自分の中で完全にスルー対象になっていたから。A2DPサポートのステレオヘッドセットが主流になってからは、片耳タイプのヘッドセットにはほとんど見向きもしなくなったんですよね。
ところが、最近知人にBT8040の現物を見せられまして…。そのコンパクトさに驚き、片耳タイプでA2DP対応は珍しいぞみたいな話を聞いたら急に欲しくなりまして…。遙か昔にプラントロニクスのM2500を購入しているのですが、それと比べると恐ろしいまでに小さい(右はソニーのEX85との比較画像です)。このコンパクトさを目の当たりにしたら、いてもたってもいられなくなってつい…。
■パッケージ&本体詳細
パッケージは表紙製、中ブリスター製。中身は本体と充電用ACアダプター、充電用USBケーブル、交換用のイヤージェル(大中小各2個=6個)、クイックガイド、ユーザーガイド収録のmini CD。パッケージ&Web記載の本体基本スペックは、Blueooth v.2.0+EDRで対応プロファイルがHSP/HFPとA2DP。最大連続通話が6時間で最大連続待ち受けが6時間。本体重量はなんと約10g。
充電端子はUSB mini Bの特殊仕様。付属ケーブル(約30cm)でPCのUSB端子経由の充電も可能。紙の取説は決してわかりやすいとは言えませんが、最低限の情報は網羅しているとは思いました。
本体カラーはブラック&シルバーグレーのモノトーン。シルバーパーツがアクセントになってますが、決して派手すぎず、嫌みのないシンプルなデザイン。
ボタン類も中央の応答/終了ボタンと上部の音量ボタンのみと最小限。側面にある充電端子(メス)がむき出しなのが唯一気になる点。河川や海、雨天時とかアウトドアユースにはちょっと不安かも。ちなみに、ボタンを押す長さによって使用方法が変わるのですが、「軽く押す(短く押す)」と「押す(約1秒押す)」と「押したままにする(約3秒以上)」のニュアンスが難しいかも。
本体の耳への固定はイヤージェルだけ。軽量だからこその技ですね。サイズ違い(L/M/S)が2個ずつ付属しており、自分の耳に合わせて付け替えられます。装着感は可もなく不可もなくという感じですが、自分の場合はうまくフィットしてくれているのか、長時間装着していても耳は痛くなりませんでした。ソニー製イヤーピースのような密閉度は無いけど、ながら聞きで使うなら、これぐらい余裕がある方が良いのかも。
■ペアリング&音質雑感
パッケージに記載の対応携帯電話はドコモで2機種、ソフトバンクが13機種、auにいたってはW54Sのみ。Jabraの公式サポートのデータもこれまたいい加減。手持ちのW54TやiPhoneの記載はどこにもありませんがどちらでも問題なく普通に使えました。
ペアリングモードに入るには応答ボタンの5秒長押し。パスキー(PINコード)は「0000」。W54TではHFPとA2DPのどちらか一方、および両方の同時接続。iPhoneは本体でHFPのみ、別売りドングル使用でA2DPとの同時使用も可能でした。
当然、iPodやウォークマンも対応ドングル使用もしくはBluetooth内蔵機種はA2DPのみで接続可能でした。この手の機器特有のクセもあるようで、それぞれを使い分けるにはちょっとコツがいりそうですが、今回のインプレではその詳細については割愛。
■片耳でA2DPオーディオを楽しむ
ヘッドセットとしての通話品質(HFPの方です)は良いのか悪いのかは今ひとつ判断できず。同居人に頼んで試したのですが、実際に使用する環境や空間によって変わるようです。とりあえずBT8040側からは相手の声はクリアに聞こえました。取説を読むと、一応DSPを使った音質補完やノイズに合わせた自動音量調整、オーディオ送受信時のノイズリダクション機能もあるようなので、(通話相手には悪いけど、)8040ユーザー側はそこそこ快適に使えそうな感じではあります。
一方A2DP。片耳で聞くオーディオって、クオリティ的にいかがなものかと思っていたんですけど、そんなに言うほど悪くない。というか、意外と日々の暮らしや仕事の中で、片耳を空けておかないといけない(空けておきたい)シチュエーションってあるよなー。ってことで、その時々で使い分けるのが楽しいんじゃないかという結論にたどり着いたSPAです。
ワンセグテレビで見るドラマやDJメインのラジオ番組やなどはむしろ片耳(モノラル)の方が台詞やしゃべりが聞きやすかったりするような気もします。ちなみに、そこそこのボリュームにすると普通に音漏れします。イヤージェルの仕様からしてこればかりはいたしかたないかも…。とにもかくにも、こんなに小型でA2DPオーディオが聞ける片耳ヘッドセットはなかなかお目にかかれないですよね。ソニエリ製も国内モデルは上位モデルでも確かA2DP非対応でしたよね?
まだ入手して間もないので、ざっくりしたインプレになってしまいましたが、オーディオプレイヤーやワンセグ付きのBluetoothケータイをお持ちの方は結構便利に使えるんじゃないかと。まだ試してはいませんが、PCやPS3用のヘッドセットとしても使えますしね。あと、iPhoneで3G回線で低ビットレートのインターネットラジオを楽しむのも一興。ドングルが必要なくなるとさらに便利になるんなんだけどなあ…。てことで、これで約6,000円はかなりお得なお買い物なんじゃないかと思いますです、ハイ。
[tegaki]片耳で聞くオーディオ、いやー新鮮です![/tegaki]
(しゃれじゃないってば…)
【Amazon製品情報】※2008.11.3現在
携帯冬モデル発表記念 限定数量 Jabra BT8040 Bluetooth Stereo Headset A2DP・HFP・HSPサポート
・リテールコム扱い:5,980円(送料無料)
・アビリティークリエイト扱い:6,000円(送料450円)
A2DP対応モノラル ヘッドセット いいですね。
これ、ステレオ音源をMixerしてモノラルで出してくれるのでしょうか?
ステレオを意識したミュージックでは、右(もしくは左)のみの
ソースしか出力してくれなく、反対側のソースが聞こえない為
歌や曲が切れて聞こえるのは嫌・・・。
もちろん、ステレオミックスのモノラル出力ですー。
携帯2台(AUとiPhone)をBT8040と両方同時にペアリング(待受)した状態で、どちらに着信があってもBTでとれるようにできますか?
素人ですいませんが回答よろしくお願いします。
一部制約はありますが、2台のマルチポイントできますよ。以下、取説からの転載です。
またまた素人な質問でもうしわけないすが・・
「また音声ダイヤル機能は最後にペアリングした携帯電話機でのみ使用可能です。」との事ですが、
音声ダイヤルとは携帯電話を手打ちで発信する事なのでしょうか?
もしそうであれば、手打ち発信は(2台使いの場合)2番目(最後)にペアリングした片側の1台のみしか出来ないという事でしょうか?
それとも1個のBTで2台携帯同時ペアした状態であれば発着信は2台共 自由自在に可能という認識でよろしいでしょうか?
マルチ機能はほとんど普段使わず、音声ダイヤル機能も使ったことがないのでよくわかりません。ごめんなさい。検証する余裕がないので、下記FAQや取説を読んでご不明な点があればJabraに問い合わせてみてください。
http://www.jabragn.jp/support/faq.html
http://www.jabragn.jp/product_pdf/BT8040_UM.pdf