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2008年7月22日
バイオは車で言うメルセデスなんだから安いモデルは作らんでくれ(販売店談)
【シリーズ】ソニー「VAIO」の逆襲(2) 直撃取材! 時代に逆行する高級モデルに勝算はあるのか?
ソニーのPC事業を束ねる石田佳久氏へのざくっとしたインタビューを含む戸田覚氏のコラム。販売店などから、バイオは車で言うメルセデスのような位置づけだから安いモデルを作るのをやめてくれという声も多数上がってきている一方で、数の規模を追わないと生き残れないのがこの業界と石井氏は考えておられるようです。1兆円ビジネスのこともありますもんね…。
こちらは、日本HP岡取締役へのインタビュー。注目を浴びている「HP 2133 Mini-Note PC」の市場投入については、「小さくて軽いもの、安いものを求めるユーザー」向けであり、そういう層が確実にいるという判断からのようです。安くするだけで成功するわけではないことは重々承知。妥協の無い汎用性、グローバルを視野に、市場のスケールを想定し、カバーするマーケットの範囲を逆算していくとか。ケータイの高機能化などにより若年層にPCが浸透していないことや、性能の低いCPU搭載のPCを導入する法人が多いことを日本市場の特殊性としてあげている点にも注目。
- ミニノートの必要要件は、小さくて軽いこと、そして安いこと。高い製品は成功しないと分かっていました
- ミニノートが定着するか否かは、個人ユーザーが当たり前に、自分の予算と使い方に合うと感じてもらえるかどうかにかかっていると思います
とのコメントもありますが、「パソコンで自分なりの楽しみを得たいと考えているユーザーが減ったわけではない」とする戸田氏の考え方とさしたる違いは無いような…。PCに求める機能や使い方は人それぞれ。(車の事はよくわからないのですが)ベンツにだってM-Classがあるし、ミニクーパーが好きという人もいますよね。ということで、ソニーが低価格ミニノートを手がけない理由なんてどこにも無いと思うのですが…(<って結局はそこか)。