「XEL-1」タグアーカイブ

デザイナーを本気にさせた有機ELテレビ「XEL-1」

Feature Design : Organic Light Emitting Diode TV:XEL-1 (Sony Japan|Sony Design)

Sony JapanのSony Designサイトで有機ELテレビ「XEL-1icon」が取り上げられました(お知らせ感謝です!>ken_miyoshiさん)。本体のデザインを担当したクリエイティブセンターの横田さんとGUI担当の佐々木さん、パッケージをデザインしたソニークリエイティブワークスの原さんが登場し、それぞれが担当したデザインへのこだわりを熱く語っておられます。

iconiconこれほどパッケージに凝ったのは、ソニーのテレビでも初めてだそうです。それもこれも「オーガニックパネル」の力とか。有機ELパネルにはデザイナーを本気にさせるパワーが秘められていたんですねー。しかしながら、限定パッケージは日本国内の初回出荷分のみ。今月中旬に予定されているソニスタでの販売はもう初回じゃないんですかね・・・。

それはそうと、XEL-1絡みでちろるさんからこんなお便りをいただきました。(感謝です!)

こんにちは。毎日楽しみに拝見させてもらっております。私は現在バンコク駐在で本サイトを見ながら日本に帰ったらあれも買おう、これも買おうと想像ばかりしています。その中で今一番欲しいのが有機ELテレビXEL-1です。一度画面を見てみたいと、先般日本出張の際、家電量販店で探してみましたがありません。あきらめて帰国の途についたところ、なんと成田空港のJALファーストラウンジのファミリーマッサージチェアの横のテーブルにソニーの有機ELテレビXEL-1が置いてあるではないですか。チェアが5,6台あり、全てのチェアの横テーブルに置いてあります。一度にこんなにお目にかかれて感動ものでした。世界遺産DVDの紹介ビデオらしきものを流していました。静かでリラックスする空間に最適のテレビです。マッサージチェアとセットで欲しくなりました。

あらら、量販店で無かったですか?自分は一昨日、池袋の量販店に少しだけ立ち寄ったんですが、そこには2台展示されてましたけどね・・・。と、それはさておき、量販店の店頭展示だけじゃなくてJALのファーストラウンジのような場所でも使われているんですねー。これもプロモーションの一環なんでしょうか。

ちなみに、ちろるさんがおっしゃっているように、XEL-1ではBlu-rayはともかく、DVDビデオが意外にキレイなんですよね。PS3のアップスケールで見ているのもあるのでしょうが、ブラウン管並にコントラストが高いからなのでしょうね。ヤザワさんがおっしゃるように液晶テレビではSD画質はつらいけど、XEL-1でのDVD鑑賞は意外にキレイだし、過去の資産をいかせるという意味でオススメです。

ヤザワさんといえば、泉麻人さんがこんなコラム書いてます。ヤザワさん自体が“もったいない”使われ方をしているということなんでしょうかね・・・>【CM】ヤザワをもっと大切に

【追記】ponioさんから「スタパさんがXEL-1の分かりやすーいレビューをしていました」とお知らせいただきました。ありがとうございます。一応、こちらで追記扱いで取り上げているのですが、わかりにくかったですかね。すいませんですー。

続きを読む デザイナーを本気にさせた有機ELテレビ「XEL-1」

XEL-1搭載の有機ELパネルの剛性は想像以上に高い

日経BPのTech-On!の有機ELテレビ「XEL-1icon」バラシ記事がどんどん増えてます。

【有機ELテレビ分解その6】表示部をさらに分解,有機ELパネルを詳細に見てみた
【有機ELテレビ分解その7】台座部を分解,Cuの塊を発見
【有機ELテレビ分解その8】メイン基板は「黒い石」が隙間なく実装されていた
【有機ELテレビ分解その9】Ethernetコネクタに注目してみた

iconicon有機ELパネルの剛性は想像以上に高いとか。台座部のメイン基板全体を覆うCuの塊が放熱ユニットだそうで、ここまで入念な放熱対策を施したテレビは珍しいようです。また、メイン基板表側には二つの大きなLSI、NECエレの「D61162AF1」とソニーの「CXD9903GG」、が実装されているそうです。

ウォークマンA800シリーズもそうですが、NECエレがソニー製品の心臓部を担うパターンが多くなっているんですねー。あと、これだけ色々詰まってるとロケフリ用の回路を組み込むのはさすがに難しいのかな。ま、そういう製品を作るなら当然筐体デザインも変わるのでしょうけどね・・・。

ロケフリ Home HD 体験レポート~有機ELテレビ「XEL-1」との組合せ編

iconiconロケフリ Home HD (LF-W1HDicon)の体験レポートも3回目。今回は有機ELテレビ「XEL-1icon」との組合せについてレポートしたいと思います。寝室のBRAVIAに繋いでいた受信機を自分の部屋に移動。前回同様の手順でHome HDの受信機をHDMIケーブルでXEL-1に接続後、電源を入れるだけで使い始められました。送・受信機間はおそらく直線距離で6~7m程だと思います。

準備編の間取り図をご覧いただければおわかりの通り、送信機が置いてあるリビングと自分の部屋の間には、寝室と違って障害物となる壁やドアが多いのですが、それでも非常に安定した伝送が行われているようです。右下の画像はロケフリの使用時に、リモコンの「リモコンガイド」や「レート変更」ボタンを押すと表示される受信感度アイコンです。ケータイで言うところのバリ3です。また、廊下のドアと自分の部屋の開き戸を閉めた状態で試してみたところ、感度は一段階下がったものの、画面が乱れる、つまりは伝送がとぎれるようなことは一切ありませんでした。

lfhhd_09.jpg

ところが、これがロケフリ旧製品である「LF-X1」だと結構厳しいんですよね。かなりの頻度で画面がブラックアウト、つまり伝送がとぎれることがあります。ところが、Home HDの場合は、自分の部屋で使い始めてから何日も経つのに、今の今まで一度も伝送がとぎれたことはないんです。それほど、Home HD搭載のセクターアンテナが優秀ってことなんでしょうね。

lfhhd_10.jpgXEL-1で見るロケフリHome HDの絵は、BRAVIAの時と同様、個人的には十分すぎるクオリティ。有機ELパネルの優秀さもあるでしょうが、画面か小さいこともあって、詰まった感じに見えるのも関係しているのかもしれません。ちなみに、HDMIケーブルで接続した場合のHome HDの映像信号は1125i(1080i)でした。また、ソニー製品同士の組合せということもあり、BRAVIA同様、Home HD付属リモコンの設定を変えることなく、電源のオン・オフやボリューム操作ができるのも良いです。

ところで、自分は今回のレポートの前置きエントリーで、ロケフリ Home HDは有機ELテレビと非常に相性がよいと書きました。実際、上に書いたようなロケフリそのもの使い勝手はBRAVIAでもXEL-1でもそう変わりありません。言い換えれば全く同じ使い勝手だとも言えます。が、しかし、しかしです。XEL-1ぐらい小型になると、テレビとそれを使う人の関係みたいなものが変わってきます。

こちらの記事で紹介しましたけどXEL-1開発者の酒井さんは、「人がテレビを中心に動かされているという生活スタイルを有機ELを使うことで変えたい」と語っていらっしゃいました。そんな思いから生まれたXEL-1の思想はまさにロケフリの考え方そのもの。さらに、酒井さんは有機ELパネルを使えば人間の生活にあわせられる動的なテレビを作れるとして、一例としてロケフリという選択肢もあるかもしれないと語っておられます。

iconiconXEL-1は画面サイズが11インチの軽量でコンパクトなテレビで、地デジアンテナも内蔵されています。場所に縛られずにハイビジョン放送を楽しいんでもらいたい、という思いがなければアンテナが内蔵されることも無いですよね。ただ、地デジの電波を、それも家の中で安定して受信できるような環境はなかなか手に入るモノではありませんし、実際に構築するのも大変です。

そんな時にこそ、ロケフリ Home HD。

って、どこかのクスリのCMみたいですね。XEL-1でテレビを楽しむには有線のテレビアンテナもしくは内蔵アンテナを使う必要がありますが、ロケフリ Home HDの受信機と組み合わせれば、外部機器がチューナー代わりに使えるのでアンテナ線が一切必要ありません。ロケフリの電波が届く範囲なら、どこでも手軽にハイビジョン放送が楽しめるということになります。

lfhhd_08.jpg

実際は、テレビと受信機以外にそれぞれのACアダプターとHDMIケーブル、そしてリモコンも必要なのでそう単純な話ではないのですが、これをBRAVIAの20インチでやろうと思うと結構大変なことになります。ということで、XEL-1の中にロケフリの受信機機能が内蔵された時に真の動的なテレビが生まれるんじゃなかろうかと思うわけです。

と、ここまで書いて気がつきました。それってロケフリ「LF-X1」のハイビジョン版じゃんかと。ベースステーションと専用モニターがあらかじめヒモ付けされ、ひとつのシステムとしてエアボードブランド時代の最後を飾ったのがLF-X1でした。受信機としての機能がモニター自体に内蔵され、しかもバッテリーで動いて、バーチャルリモコンまで使えるんです。これほどの動的なテレビが他にあるでしょうか。

XEL-1のあの筐体サイズにデジタル放送のチューナーが詰め込まれているのなら、ロケフリのシステムとバッテリーを入れるのもそんなに大変じゃないですよね…(<簡単に言いすぎ?)。大型化が望まれるソニーの有機ELテレビですが、スタパ齋藤さんがおっしゃるような小型で高画質のテレビへの取り組みもさることながら、ロケフリの受信機機能を内包した新ジャンルの商品にも果敢にチャレンジして欲しいなと、XEL-1とHomeHDの組合せを使ってみて思いました。

フォトストレージ「HDMS-S1D」+BRAVIAユニット「BRX-A250」=スゴ録?

【新製品レビュー】ソニー「HDMS-S1D」ハイビジョンメディアストレージ~80GB HDDのHD TV接続型フォトストレージ

iconicon80GB HDDに大量の写真を一括管理でき、ハイビジョンテレビで写真鑑賞もできる、ソニーのハイビジョン メディア ストレージ「HDMS-S1Dicon」をスタパ齋藤さんがレビュー。一部の動作が遅いといった難点もあるものの、使い始めてからはデジカメ画像閲覧を頻繁に行なう&楽しむようになったとのこと。画像の保存、再生、整理がPCレスで簡単にできるのが大きなポイントみたいですね。同氏がレビューする有機ELテレビ「XEL-1」との相性も抜群らしく、「写真表示のためだけにXEL-1も買おうかと思うほど」とのこと。

x-Pict Story HDやx-ScrapBook機能に関する記述を呼んで感じたんですが、このストレージって、スゴ録やBlu-rayディスクレコーダーからテレビ録画機能をサクッと削ったらできちゃった的な商品なんですね。

iconiconで、そのサクッと削られた機能だけをひとつにした商品が、BRAVIAユニットのデジタルハイビジョンチューナー内蔵HDDレコーダー「BRX-A250icon」なんですねー!

ま、実際はそんな単純な話でもないかもしれませんが、それはさておき、そのBRAVIAユニット「BRX-A250」に何やら不具合が発生しているようです。

ソニー、BRAVIA用HDDレコーダ「BRX-A250」を改善へ-リモコンや受光部の交換を実施

付属リモコン延長受光部の感度が不十分で、ブラビアリンク非対応テレビと接続した際に、付属リモコンから電源が落とせないなどの不具合があるとかで、修理・交換対応になるそうです。詳細はソニーのリリースでご確認を>ソニー 〈ブラビア〉ユニットHDDレコーダー「BRX-A250」ご使用のお客様へ リモコンの感度改善および機能追加のお知らせとお詫び

にしても、時期が悪いですね。年末は連ドラも終盤で特番も目白押し。一番活躍して欲しい時期の修理はつらいですよね。ソニー側の迅速な対応に期待です。

有機ELテレビは人間の生活にあわせられる動的なテレビ

【開発者インタビュー】ソニー/XEL-1–有機ELテレビがテレビの世界を変えていく

CNETに有機ELテレビ「XEL-1icon」の開発者インタビューが掲載されていました。先週末に公開されたようですが、すっかり見落としておりました。登場するのは、有機ELパネル搭載のクリエVZ90を発売後、いつかは有機ELを使ったテレビを作りたいという思いから開発を続けてきたという白石氏と、人がテレビを中心に動かされているという生活スタイルを有機ELを使うことで変えたいと思ったという酒井氏。インタビュアー兼執筆はあの鈴木桂水さん。トータル5ページにも及ぶロングインタビューで読み応えもたっぷりです。

iconicon個人的には、酒井氏が語る有機ELテレビの今後に注目。有機ELパネルを使えば人間の生活にあわせられる動的なテレビを作れるとして、一例としてロケフリという選択肢もあるかもしれないと語っておられます。XEL-1のサイズとデザインを考えれば当然というか、最初からそうして欲しかったぐらいです。ロケフリ「LF-X1」のモニターが有機ELパネルを搭載すると考えればわかりやすいですね。

iconicon(セクター)アンテナの問題もあるでしょうが、ロケフリのシステムが大きなーホームサーバーになったり、反対に小型化、モジュール化され、様々な機器に取り込まれるようになれば、自ずと人にやさしい新しい映像装置が生まれるはずです。まさに、そういうことを先日の小寺さんと対談で語り合いました。有機ELテレビとロケフリの合体は、ソニーらしさの集合体とも言えますね。もう、是非とも、実現してください!

【追記】スタパ齋藤さんの「週刊スタパトロニクスmobile」で「XEL-1」が取り上げられました!「小さいサイズの高画質テレビも残って欲しいっていうか作り続けて欲しいんですよ」というコメントにチョー共感です。11型より小さくてモバイル用途のものを期待してます>体験の価値アリの映像美!世界初、有機ELテレビ「ソニー XEL-1」

プチ情報ですが12/17発売予定のAV-REVIEW1月号にブルーレイディスクが付属するそうです。「FPD Benchmark Software」というソフトが収録されており、薄型テレビの評価を行うことができるそうです。XEL-1ユーザーならずとも、テレビにこだわる人は持っておきたいソフトかもです>AV REVIEW (レビュー) 2008年 01月号(1,300円・アマゾン)

今年は小物を、特に小型スピーカーをたくさん買いました

先週はXEL-1やロケフリHome HDのレポートのせいでトップページが重くなりがちでした。本当に申し訳ございません。今週も同様の状況が続きますが、ネタがつきれば自然と終わりますので、もう少し我慢してくださいませ。

さてさて、XEL-1購入で火の車な自分の財布ですが、小物を買う時だけは何故か自分の置かれている現実が頭の中からすっぽりと消えてしまいます。そんなこんなで、最近こんなモノをゲットしました。

071202_1.jpg

アラゴロクさんから「PC用の無線スピーカーとして常用したい人には、クレードル必須」と言われ、はや一ヶ月。今更ですがやっとこさゲットしましたー。最初はUSBケーブル経由の充電は苦ではなかったのですが、なんかスマートじゃないんですよね。専用の充電器だけにやはり便利ですね。ちなみに、ACアダプターが5.2VでPSPのそれと近かったんで流用できるかなあと思ったのですが、プラグの形状の関係でうまいこといきませんでした。にしても、これで4千円弱はやっぱ高いっすね・・・。

071202_2.jpg

こちらはプリンストンテクノロジー製の初代PSP専用外付スピーカー。単四乾電池2本またはPSP付属のACアダプターを使うと音が出ます。音質は物足りないですが、ロケフリやスゴ録のお出かけビデオを見るのに便利かなあと思いまして。なんで今更初代用のスピーカー?と思われるかもしれませんが、新型も買ったのでこれがあればデスクトップで有効活用できるかなあと。というか、めちゃめちゃ安かったんですよ。アマゾンで1,100円ちょいでした。相変わらずの安物買いの銭失いですけど、この値段でこの性能なら十分満足です。ちなみに初代のブラックならカラーリングもばっちりですよん。

しかし、今年スピーカーいっぱい買ったなあ・・・。TDKのスピーカー(×2)に、多摩電子工業のスピーカー、そして今回のプリンストン。これにRolly入れたら5つです。ちなみに、Rolly以外のスピーカーの購入金額合計は約3,600円。Rollyの十分の一にもなりません。すごいギャップですね・・・。

071202_3.jpgさてさて、今年も残すところあと一ヶ月ということで、これからが年末商戦本番です。本番前に安物買いの何とかで、財布のヒモをゆるめすぎないよう皆様もくれぐれもご注意ください。以上、そのヒモがゆるみっぱなしのSPAがお伝えしましたー!
【て、これ(→)は一体?大物じゃないけど小物でも無し。酔った勢いは怖い・・・】