「ロケフリ体験ブログ」カテゴリーアーカイブ

ロケフリベースステーション「LF-PK20」の箱の中身と本体デザインについて

ロケフリ新製品の体験レポートの第一弾は「LF-PK20icon」。ベースステーションあってのロケフリですからね。ということで、今回はそのパッケージ内容と本体デザインについて確認してみます。

箱の中身はなんだろな

lfblog_061126_4.jpg

パッケージ自体はPK1よりも小振りになりましたが中身はさほど変わりはありません。本体、本体用スタンド、ACパワーアダプターとそれ用の電源コード、アンテナ接続ケーブル、AVマウスと、取説&ガイド類。PK1との違いはPCソフト(ロケーションフリープレイヤー)のデモ版(CD-ROM)が付属しないことでしょうか。PSP、新製品のTVボックスや液晶モニターなど、以前と違って接続できる機器が増えており、もそれぞれの機器からベースステーションの設定が可能なことからそうしたのでしょうね…。ちなみに、ACアダプターは以前のモデルと共通の12V仕様でした。

本体外観(PK1との比較)

lfblog_061126_6.jpg

lfblog_061126_5.jpg

PK1の本体はマットブラック仕上げで四角四面な悪く言えば無個性なデザインでしたが、PK20の本体は艶のあるピアノブラック仕上げとマットブラックの二つの箱をずらして貼り合わせたようなデザインが特徴です。ディーラーコンベンションで説明員の人に聞いた話ですが、このズレがロケフリの特徴であるタイムシフトやプレイスシフトのシフト感を表現しているらしいです。うすちーさいPS2の最新版にも似ていますよね。PS2似のデザインから横置きにも対応するのかと思ったのですが、排気口の関係などからも縦置きで使うのが標準のようです。

端子類の確認

lfblog_061126_7.jpg

それではPK20の端子類を確認してみましょう。上の画像をご覧いただければ一目瞭然ですが、PK20ではPK1には無かった出力端子が一系統追加されたほか、AVマウスの端子が二つに増えています。また、映像出力はコンポジット(お馴染みの黄色いヤツ)以外にS端子も装備されているのが大きな特長でしょう。過去に発売されたX1やX5を含めS出力はロケフリ初なんじゃないでしょうか。ハイビジョン対応機器が増加する昨今の現状にマッチするスペック向上といった感じですね。個人的にはこの出力端子を搭載してくれただけでPK1から乗り換えても良いと思ったぐらいなのですが、その理由はまた後日。

それと、PK1では背面にあった「SETUP MODE」ボタンとリセットボタンが前面に配置されました。これは、接続できる機器の種類が豊富になり、セットアップの頻度が上がることを想定しての配慮なんでしょうね。個人的にはこれも大歓迎。また、PK1と比べてLEDのサイズが小さくなったのも良いです。置く場所にもよるのですが、このLEDが視界にはいると結構目障りだったりするんですよね。PK20のLEDは貼り合わせた2つの箱の間の目地のような引っ込んだ場所にあるので、正面から見たとき以外はLEDが目立たなくなっているんですよね。この控えめ感が何とも言えず好きっす。それと、これもPK1にはなかったものですが、学習リモコン用の受光部が一番下についています。

【追記】大事なことを書き忘れておりました。PK20は自らが無線LANのアクセスポイントとして機能する他に、無線LAN対応のルーターや他の無線LANアクセスポイントにクライアントとして接続できる機能が追加されました。これはPK1には無い機能ですね。で、その切換スイッチは本体の底面に付いています。クライアント機能については後日深く取り上げたいと思います。

lfblog_061126_8.jpg
(筐体が黒尽くめでわかりにくいので画像はコントラストをきつくしています)

本体についての雑感

機能はさておき、本体のデザインや作りについての雑感を少し。艶のある部分はほこりがつきやすく、指紋なども目立ちやすいと感じました。あとは、スタンドがはずれやすいことですかね。PK1と違い、スタンドを噛ませると微妙に本体が浮いたような感じになります。なので、本体を少し倒してあげるだけではずれます。まあ、これもデザイン的なモノでデザイナーさんの意地なんでしょう。はずれやすいのが便利な場合とそうでない場合がありますが、設置場所が固定されればあまり触る機会もないので気にならないっちゃあ、気にならないのですが…。

とまあ何を言ったところでデザインの好みは人それぞれ。個人的には端子類とボタンの配置は今まででベストだと思いますし、ボタンやLEDの配置をしっかりと考慮したデザインに好感触を持った次第です。ということで、今からロケフリを買うのならデザインの好き嫌い関係なく、仕様的にもPK20のほうが断然お薦めになりますね。

ロケフリ新製品体験前の一苦労

前回担当したロケフリ体験ブログを始めたのは昨年(2005年)の夏。その頃と比べると、我が家のリビング環境も随分と様変わりしました。昨年の今頃は、こちらにもあるようにテレビもビクター製のブラウン管だったし、HDDレコーダーもPSXと東芝のRD-X2の2台体制でした。その後、ブラウン管テレビが壊れたため、念願のハイビジョン対応の液晶ベガ32インチ(型落ちです)を購入。HDDレコーダーも妻が東芝「RD-X5」を購入しましたので、PSX以外の機材はがらりと変わっています。ということで、この一年ほどの間は「PSX」と「RD-X5」を「LF-X1」と「LF-PK1」に繋いでロケフリを楽しんできました。

10月に発売された新製品、ベースステーション「LF-PK20icon」とPC用のプレイヤーソフト「LFA-PC20icon」の組み合わせでは、16:9のハイビジョン放送も楽しめるのが特長ですが、先述のように我が家にはまだハイビジョンレコーダーが無く、新製品の魅力を体感することができません。(厳密には無いわけではないのですが、液晶ベガに直接接続するiLinkのHDDレコーダーなのでロケフリとは繋がらないのです。)

そこで、ソニーマーケティングさんに相談したところ、スゴ録の最新機種「RDZ-D900Aicon」をお借りできることになったというわけです。ということで、最近は出番がめっきり減っていた「PSX」をそのまま「スゴ録」と入れ換えて使うことにしたのですが、実はここからが苦労の連続だったのです。

地上波はマンションに備え付けのCATVで地上デジタル放送のバススルーに対応しているのでPSXに繋いでいたアンテナをそのまま流用。BSアンテナはベガに直接繋いで使っていましたので、それをスゴ録の入力端子へつなぎ替え、スゴ録付属の同軸ケーブルを使い出力端子からベガに繋いでやればそれで終わり、と思っていたのですがここからが大変でした。

地デジ、地アナは全く問題ないのですが、BSデジタルが全く写らない。実は少し前から調子が悪く、放送を受信できないことが多かったのですが、原因が良く変わらず、アンテナの設置場所やもしかしたら季節的な問題かなあと思っていたのです。なので、アンテナの場所を変えてみることにしました。元々北側なので条件は良くないのですが、角度的に良さそうな場所を選び、6メートルほど移設(延長)して試したのですがNG。隙間ケーブルに問題があるのかと思い、ダイレクトに繋いで見るもNG。とにかく何をやってもダメ。アンテナレベルがピクリとも触れてくれません。しかも、外はもう夜で灯りはないは寒いはでイライラもピークに。

格闘すること数時間後、もしかしたらアンテナ自体がいかれたのではないかと思い、コンバータを確認してみることにしたのですが、コンバータ出力端子を塞いでいたビニールテープを外して唖然。アンテナの金属部分が腐食してボロボロになっているではありませんか。これじゃあ、信号が送れませんってば。

原因がわかったので作業を中断。速攻で自転車を飛ばし地元の電気屋で新しいBSアンテナを購入してきました。電気屋で話をしたら、この辺は海が近いですからね~と一言。マンションが海まで数キロだし、一年中風も強い土地ではありますが、それほどまでに影響するとは想像もしていませんでした…。ということで、放射器とコンバータ一体型は危ないと思い、コンバータがリフレクタの裏側にあるTDKのアンテナを購入。1万円の出費。とほほ…。ちなみに、壊れた前のアンテナは一年も使ってません。

帰宅後、夜の寒さと戦いつつ新しいアンテナを取り付け、スゴ録に繋いでみたところ…何の問題もなく受信できちゃいました。しかも、壊れたアンテナを最初に取り付けた場所で…。隙間配線経由でもばっちり。あの苦労は一体何だったのだろうって感じです。

lfblog_061126_2.jpg

新しいロケフリを本格的に体験する前段階でしょうもないトラブルに遭遇してしまいましたが、実はこのトラブルの間にもロケフリは活躍してくれていたのです。アンテナを設置しているバルコニーとリビングは離れた場所にあるため、バルコニーから直接テレビ画面を見ることはできません。なので、PSPのロケフリプレイヤーを使って、アンテナ信号の受信状況をバルコニーで確認するのに使ったのです。

lfblog_061126_3.jpg

ぎりぎり無線LANが届く範囲内だったこともラッキーでした。若干のタイムラグはありますけど、なんども家の外と中を行き来する必要が無いので本当に助かりました。上の画像は今日の日中に撮影しましたが、PSPの液晶はバックライト付きですし、夜の屋外でも視認性が良く便利でした。

ということで、苦労の末に我が家のリビングは以下のような構成になりました。

lfblog_061126_1.jpg

前置きの前置きのようなエントリーになってしまいましたが、これからしばらくの間はこれらの環境をベースに体験レポートをお届けしていきたいと思います。

#なお、無線LANでも5GHz帯(IEEE802.11a)は屋内での使用に限定されているようですので注意が必要ですね。ちなみに、前のアンテナを調整した時は、Bluetoothのヘッドセットを使ったこともあります。ステレオミニプラグ対応の送信機をベガにつけて信号音をバルコニーで確認しながら作業しました。

ロケフリ新製品の体験レポート始めます

突然ですが、ロケフリの新製品の画像です。左から、ベースステーション「LF-PK20icon」と、PC用プレイヤーソフト「LFA-PC20icon」をはさんで、TVボックス「LF-BOX1icon」です。TVボックス以外は発売から随分と時間がたっていますが、今のタイミングで手元に届いたのには少々理由があります。

lfblog_01.jpg

実は昨年担当させていただいたロケーションフリー体験ブログ「X1、X5スタイル徹底比較」が意外にも好評だったらしく、ソニーマーケティングさんからのお誘いもあって、新製品版の体験レポート(ブログ)を担当することになったからなんです。で、打ち合わせや貸し出し機材やスケジュール等の調整もあってこんなタイミングになってしまいました。

昨年は、So-net blogをインフラにした複数名のブロガーさんの集合コンテンツでしたが、今回の体験レポートは単独でしかも当サイト(ソニ☆モバ)上で通常と同様の更新スタイルによる公開で良いとのこと。内容についても、前回と同様、常識の範囲内で(公序良俗に反しなければ的なことですね)あれば何を書いてもらって良いと言われており、具体的に何を書いてくださいというリクエストもありません。

ということで、前回よりも気楽にできるかなあと思っていたのですが、自由な分、どうやってレポートしていくか悩んでいるところです。しかも、今回は先述のベースステーションとTVボックスの他に、モニター「LF-12MT1icon」と同機専用の「お風呂ジャケット」に加え、なんとスゴ録の最新モデル「RDZ-D900Aicon」まで貸し出していただいております。ただ、ベースステーションとTVボックス以外は貸出の期限が決まっており、年内には返却しなくてはいけません。何かとあわただしくなる暮れも近く、書く内容が前後したりするかもしれませんが、その際は何とぞお許しを…。(<PS3やWiiでゲームやってる暇などないぞ、自分!と言い聞かせておく)

lfblog_02.jpg

ということで、今までにあまりない長期のレポートになると思いますが、興味のある無いにかかわらず、おつきあいの程よろしくお願いします!

(今回のロケフリ体験レポートは、サマリーがあった方が良いだろうということで、So-net blogに新たにページを設けて、エントリーのコピーを置くことになっています。そのページにロケフリのオフィシャルサイトなどからもリンクが貼られる予定とのこと。ソニーマーケティングさん側の準備もあり、サマリーサイトの公開は来週~再来週を予定していますが、正式な公開日が決まり次第、改めてこちらでもお知らせします)