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2007年2月19日

リビングのテレビを乗っ取るのはゲーム機かPCか、それとも…

大画面テレビが、高画質ゲームを苦しめる

「大画面テレビだからこそ面白い」ゲームを楽しむには、どうしても「他の家族がリビングでテレビ放送を見る時間を奪う」ことになる。(中略)PS3やXbox 360の新作タイトルを見ると、「1人でじっくり楽しむ」タイプの大作ゲームが目立つこと。それらは大画面テレビでこそ楽しさが味わえるゲームであり、つまり「他の家族がテレビを楽しむ時間」を長時間にわたって奪うものばかり

パソコンはリビングルームの夢を見るか

日本では,リビングルームの管理権限は多くの場合,主婦にある。(中略)おそらくはビデオやDVD,ハードディスク・レコーダなどがすでにつながっている状況で,新しくパソコンを増やそうとしても,「却下!」の一言で終わりではないか

前者はゲーム機が後者はパソコンがリビングのテレビを乗っ取ることができるのか、的なコラム。いずれも日本と欧米ではかなり事情が異なるようですが、色々と考えさせられるものがありました。

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SPA家ではリビングのテレビの外部入力端子を巡ってはすでに争いが勃発。液晶WEGAにあるたったひとつのHDMI端子はPS3用だったが、ついにその座をスゴ録に譲り渡す事に。Wiiも同居人がほとんど興味を示さないため撤退。スゴ録の参戦でPSXはとっくに撤退ずみ。撤退した機器達はその居場所を新手のBRAVIA軍が陣をひく寝室に求め大移動を開始したのであった。

bedroom_av.jpg

PS3は他の機器が対応端子を持たないのをこれ幸いと早々に取り入り、HDMI端子をゲット。D端子にはPSX、S端子にWii(ケーブル買っていたので)が名乗りを上げた。とはいえ、HDMIのパワーも20インチというサイズではさほど恩恵を感じることもなく、遊びたいソフトが少ないゲーム機勢の影は薄くなるばかり。PS3にいたっては筐体のデザインが災いしてテレビの裏という目立たない場所に置かれる有様である。また、PSXは以前からゲームディスクが読めないという病気にかかっており、その戦力を問題視されている。

反対に、老齢化が進行していたシャープ(ブラウン管)軍が撤退する前からコンポジット端子で堪え忍んでいたロケフリBOX1がS端子に昇進。リビングの環境を寝室にいながらにして逐一監視できる能力と、コンパクトさからくる機動力により、一躍前線に躍り出ることになったのである。それもこれも、コバンザメよろしく、リビングのAV機器群から発せられる信号を巧みに借用し、遠く離れたBOX1にせっせと情報を送るロケフリPK20の隠密行動のたまものであることは言うまでもない。

ちなみに、リビングのWEGAにはプレステ専用のAV MULTI端子があるが、その座を巡っては競合が存在しないため、うす小さいPS2だけは撤退を免れたそうである。PS3がエンタメコンピュータとしての本質を開花できればリビングWEGA軍への復帰できるとする声もあるが、その道のりは険しいものとなるであろうというのがおおかたの見方のようだ。

投稿者 SPA : 2007年2月19日 10:54 : カテゴリー ゲーム機 , コンピュータ , テレビ・ビデオレコーダー , ロケフリTV