
7期連続の赤字に苦しむソニーのテレビ事業――個別事業ではなく、全社問題として捉えるべき
ドイツ証券の中根康夫氏のレポート。7期連続赤字が続くソニーのテレビ事業について解説。
液晶テレビ事業が儲からない理由は一般的に、1.規模の経済に達していない、2.海外に十分な販路がない、3.製品に特長や魅力がない、4.コスト競争力がない、5.オペレーション能力などで、ソニーの場合の現時点での問題は4と5。
前期に750億円もの赤字を計上した背景に、コストの70%を占めるパネル調達価格の競争力、SCM能力(販売予測、価格予測、在庫管理などを含む)、Google TVなど新製品の失敗(商品力)などがあるとか。
中国、アジア、南米などの新興国の多くにおいては液晶テレビが増収の牽引役だが、コスト削減が不十分な北米や西欧の全社オペレーションにも改善を必要とする点が多く、早期かつ大胆な構造改革が必要とのまとめ。




