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VAIO Z2 まったり日記 第5回~VAIO Xとのサイズ比較

Z2にはXの遺伝子がたくさん詰まってますが、デザイナーが同じ森澤氏ということで、意匠にもそれが表れています。てことで、改めてVAIO Xとデザイン比較をば。標準バッテリ装着時はイベントレポートで撮影したものがあるので拡張バッテリー装着状態で撮影してみました。

■左側面・右側面


今回のZ2同様、「部分的ではなくフルフラットで薄くする」というのがXのコンセプトだったわけですが、拡張バッテリーは開発がある程度進んでからデザインチームにリクエストがあったため若干イレギュラーなデザインになったような話があったように記憶してます。放熱の関係から傾斜が必須で、それを逆手にとってキーボードが打ちやすくなったりはしてますが、ここだけフルフラットデザインから逸脱しているので見た目はやはり違和感が…。


Z2の場合はシートバッテリーありきで設計・デザインされているので、バッテリ自体に放熱経路が確保されており、拡張バッテリー込でもフルフラットを見事に実現しています。ちなみに、Z2はシートバッテリー装着時は液晶部分を起こしても、ヒンジが宙に浮いてしまうので全く傾斜してくれません。ま、それでもパームレストは高く感じることもなくキーボード叩けるので全然OK。

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VAIO Z2 まったり日記 第4回~ACアダプターサイズ比較

VAIO Z2のACアダプターは通常のタイプとPower Media Dock(PMD)用と2種類。前者はなんとか持ち運べそうなサイズですけど、後者はできることなら持ち歩きたくないほど威圧感のある大きさ。てことで、手持ちの他機種のアダプターを並べて比較してみました。


画像は左からVAIO P(初代type P)、VAIO X、VAIO Wときて、Z2、ZS(PMD)の順。とりあえずメガネケーブル無しの状態です。標準タイプがWよりも一回り大きい程度。もうひとふんばり、Wぐらいまで行って欲しかったけど出力の関係で限界だったんでしょうね。


Z2用は両方とも電圧は19.5Vで、電流は前者が3.3A(64.35W)、後者が6.2A(120.9W)。PMD込みの消費電力はなんと最新のPS3よりも多くなることも…。さすが標準電圧搭載マシーン。昨今の電力事情を鑑み、夜間に充電、使用時はできるだけバッテリーで運用するようにします。

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VAIO Z2 まったり日記 第3回~目障りシールはがしてしまえホトトギス

お盆まっただ中に突然始まったVAIO Z2日記もはや3回目。例年アクセスがガタ落ちする時期なのでサイトの更新そのものもまったりモード。VAIO Zに興味ない人にはどうでも良い内容ですが、自分にとっての覚書のようなものですので何とぞよしなに。

さてさて、ノートPCを買うと気になるのが本体にぺたぺた貼られたシールの類。Windows 7やらIntelなんちゃらやら、プロダクツIDやら、これでもかってぐらいに主張してきてうざいったらありゃしない。小飼さんが「ジョブズ・ウェイ」の書評で吠えていたのもこの件っすよね…>404 Blog Not Found:Stay Responsible – 書評 – ジョブズ・ウェイ

てことで、究極のモバイルマシンのデザインを損ねるこんなシールなぞ、X同様、はがしてしまえホトトギス。もちろん、自己責任で。

まずはキーボード右下にある、Energy Star、intel Core i7、Windows7の3つ。もう、言われなくてもわかってるっちゅーの。このシール貼るだけでMSやインテルからどんだけ金が落ちてくるのか知らんけど、ユーザーにとっては無用の長物。とっておく価値もない。てことでペリッとな。あー、なんてスッキリ…。
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VAIO Z2 まったり日記 第2回~「Quick Web Access」はホントにクイックか


昨日届いたばかりのVAIO Z2。まだまだセットアップ序盤ですが、電源が入っていない状態でキーボード最上部にある「WEB」ボタンに意図せず指が触れたら、ボタンがうっすら白く光ってWebブラウザーの設定画面が起動。初期設定を済ませると「Quick Web Access」モードに突入して全画面にWebブラウザーが立ち上がりました。

初代のVAIO P(type P)搭載のインスタントモードをWebアクセスに特化したパターン。確かtype PのブラウザーはFirefoxだったと記憶してますが、最新のZ2では「Sprashtop Browser」なるタブブラウザーが採用されてます。

電源オンからホームページに設定されているVAIOオフィシャルサイトの表示まで18秒程度。電源オフは画面左下の電源ボタンかキーボード最上部のWEBボタンに触れるだけ。ただボタンの感度が良すぎて誤動作の心配も。付属のクリーニングクロスをキーボードに載せた時に反応して起動することもありました。

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VAIO Z2 まったり日記 第1回~Z2が来た!


正午少し前でしょうか、到着しましたよ、VAIO Z2。ソニーストアの箱の中に箱。さらにその箱の中に本体とシートバッテリー2つの箱と、マトリョーシカ状態の梱包でしたが、せっせと開梱してまじまじと眺めること数分。VAIO初、というか、人生初のゴールドカラーのPC。


普段使いには派手すぎるかなあと思ってたけど、イベントで見た時よりは落ち着いて見えるぞ。ああいう場所は照明も明るいし、比較対象も多いからなんだろうなあ。VAIO Xのカーボンは指紋ベタベタでメンテに苦労したけどこれならだいじょぶそう…。

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inside VAIO Z2~突き詰めた設計を大量生産向け製品で実現できていることは賞賛に値する


笠原一輝のユビキタス情報局 インサイド VAIO Z

ソニーのエンジニアにインタビューした結果などを元に笠原一輝さんがVAIO Zの内部構造を解説。意外にPower Media Dockに関する記述が多いですが、個人的に注目したいトピックはこんな感じか…。

  • より尖った製品が欲しいユーザー向けに作ったからこそ価格も尖ってしまった。車でいうところのスポーツカーなのだと考えればこの価格もあり。他のモバイルノートPCが全く追いつけていない部分に価値を見出すユーザーにとっては幸せになれる。
  • ソニー自ら「尖っている部分とする内容」は以下の4つ
    (1)dGPUがドック側に乗っているMedia Dockのデザイン
    (2)薄型のボディに通常電圧版(SV)の第2世代Coreプロセッサー搭載
    (3)13.1型のノートPCでおそらく世界で唯一フルHD液晶を搭載可能
    (4)RAID 0構成のSSDである“第3世代SSD RAID”採用
  • “ハイパフォーマンスなモバイル”として特徴付ける部分は標準電圧版(SV)の第2世代Coreプロセッサー・ファミリーを搭載しながら16.65mmという薄型のボディを実現したこと。ソニーがSV版を選んだ理由は「パフォーマンスを重視。以前のプロセッサであればULV版とSV版ではバッテリ駆動時間に差があったのだが、今の世代ではほとんど差が無い」ため。SV版採用の“マジック”に開発チームが活用したのが、片面実装基板、新設計の放熱機構、それらを可能にするシミュレーション技術。

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