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オンキヨー「NES-1A」=ソニー「NAS-A10」

PCレスで音楽ダウンロード&活用――オンキヨー「NES-1A」

オンキヨー「NES-1A」のレビュー。ソニーのNetJuke「NAS-A10icon」とは本体とリモコンの色とスピーカーが付属するかしないかの違いだけ。中身は全く一緒なので、ここで書かれている、PSPやネットワークウォークマンと組み合わせた音楽ダウンロード&活用は「NAS-A10」でも可能と言うことになりますね。自分も「NAS-A10」を愛用中で不満も多々あるのですが、レビューのまとめとして、

CDプレーヤー/HDDジュークボックス/楽曲ダウンロード購入/CDのネット注文/ラジオという多くの機能を、PCレスで実現しているところに本製品の魅力がある

と評価していたことには共感を覚えました。対応の外部機器がソニーオンリーという問題はあるものの、ホームオーディオとしての新たな可能性は感じさせるものがあるので、ハードとソフト、そしてサービスを含めた今後の発展に期待しています。

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※こちらはソニーのNetJuke「NAS-A10icon

ネットジュークでエアチェック

ここしばらく忙しかったので、レビューが止まってしまっているNetJuke「NAS-A10icon」ですが、反対に忙しかったことで便利に感じた機能がありました。タイトルにもしましたが、HDDオーディオを介したエアチェックです。ラジカセややMDコンポなどでも当たり前のように行われているし、最近のポータブルHDD&シリコンオーディオでもFM録音機能が付いているものも多いですから、大げさに言うほどのこともないのですが…。

きっかけは昨晩深夜にオンエアされたJ-WAVEの冨田ラボ氏の特別番組が聞きたかったからなんですけど、オンエアの時間帯がちょっと仕事のピークだったり、コンフェデとかぶっていたということもあって、NetJukeにそんな機能があったことを思い出し、事前に予約しておこうって事にしたわけです。

NetJukeでラジオ番組を録音する場合、「タイマー録音」の設定を行います。HDDレコーダーのEPGなどようなインテリジェント(?)な予約はできませんので、何時から何時までという情報と選局を行う必要がありますが、単発予約以外に、毎週何曜日とか、毎週月~金/月~土なんて指定もできるんですよ。

iconicon冨田ラボ氏の番組以前に何本かテストで録音してみたのですが、これが意外に便利というか新たな楽しみを発見したというか。FM Yokohamaの深夜27:00のプログラム「GOLD RUSH~僕たちの洋楽ヒット~」なんてさすがに起きている時間じゃないんですけど、個人的には聞きたい内容なわけです。しかも月曜から木曜まで毎週4日間もオンエアされてるわけです。週4日分をカセットやMDで録音しようと思ったら、とっかえひっかえそれなりに面倒ですよね。NetJukeだと、HDDの容量が許す限り一つの予約でほったらかしにしてもどんどん録音されてストックされていくんです。(厳密に言うと、NetJukeでは「月~木」の設定ができないので一日分はあとで削除していますが…。)

録音されたファイルは一階層だけ振り分けができるので、エアチェック用にフォルダを一つ作ってそこに溜まるようにします。(予約時に番組名を入力しておけばファイル名に反映されます。)あとは、フツーにHDDオーディオ感覚でプレイするも良し、USBケーブル経由でネットワークウォークマン、またはATRAC3対応のメモリースティックに転送して持ち歩くといった使い方ができるんです。ちなみに、録音フォーマットはCD録音と同様にATRAC3(132/105/66kbps)かPCMですが、FMクオリティならATRAC3の105kbpsでも充分。NetJukeではCD-Rへの書き込みなどはできないので、ライブラリとしての保存はできませんが、ラジオをライトに楽しみたいという方にはうってつけだと思います。

要は、昨今はやりのHDDレコーダーのラジオ版なわけで、タイムシフトでラジオを楽しもうってだけの話なんですが、新しい音楽と出会える喜びを再び味わえて感動だし、それが大変便利に実現できたものですから、NetJukeの魅力の一つとして簡単にご紹介させていただきました~。(個人的にはNetJukeには改善して欲しいところがいっぱいあるのですが、それについてはレビューの続きで書いていきたいと思います。)

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ネットジューク「NAS-A10」を試す(3)~HDDにCDを録音

iconiconCDのHDD録音はチョー簡単

実際のところ録音はむちゃくちゃ簡単で、最短はCDを入れリモコンの録音ボタンを押すだけの2ステップです。CDまるごとではなく任意の曲だけを録音する場合は一時停止録音ボタンを押して録音したい曲だけにチェックをつけてから録音ボタンを押します。この手軽さは家電ならではで、これなら子供からお年寄りまで誰でも扱えるのではと思います。

録音できるフォーマットはPCMとATRAC3で、後者はビットレートが132kbps、105kbps、66kbpsの3つ。対応する音楽配信サービスのフォーマットがATRAC3の132kbpsなので、これより音質が良くなるとまずいという判断なのか、メモステへの書き出しで対応する音楽ケータイやクリエがATRAC3plusに未対応だからなのか、Hi-MDに未対応だからなのかわかりませんけど、個人的には少しでも良い音で聞きたいのでATRAC3Plusの256kbpsまでは対応して欲しかったところです。もちろん、自分は132kbpsで設定。これだと約600時間分(CDにして500枚程度というところ)の楽曲が録音可能です。なお、PCM録音の場合はメモステやATRACオーディオデバイスへの転送はできません。つーか、PCM録音だとCD100枚も録音できないですからね…。

録音時間はATRAC3で同時再生しない場合が約8倍速、同時再生する場合は最大6倍速となっており、74分収録のCDならおよそ10分程度で録音できるということになります。SonicStageやiTunesといったパソコン用ソフトと比較しても、録音スピードは充分合格点というところです。(もちろん、パソコンソフトはCPUのパワーに左右されるので、一概に比較できませんが、手持ちの環境では体感的に同等のパフォーマンスと感じました。)

このHDD録音に関して個人的に不満な点があります。録音時の同時再生を有効にすると、1曲の録音が終わり次の曲の録音が始まると、再生音も有無をいわせず次の曲にスキップしてしまうのです。ネットジュークは録音時はあくまでダイジェスト再生というのが標準のようです。もちろん、これはこれでありという人もいるとは思いますが、なんか気持ち悪いんですよね。ここが、パソコンと違ってマルチタスクに弱いデジタル家電のOSの弱さって事になるのでしょうか。ちなみに、すでにHDD録音してある楽曲を再生したりラジオを聞きながら、新しいCDを録音するといったこともできません。次世代機では、時間を有効利用する意味でも、是非、マルチタスクを実現して欲しいです。

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ネットジューク「NAS-A10」を試す(2)~セットアップからCDを聞くまで

iconiconネットジューク「NAS-A10icon」のセットアップは、一般的なオーディオコンポと比較しても簡単でした。製品の梱包は本体とスピーカーの2つ。基本的には、箱から取り出して本体にスピーカーを接続するだけってなもんです。スピーカーコードだって、昔と違って線の先っぽがむき出しじゃなくて、プラスチックのコネクタまで付いているという親切設計。淑女の指もこれなら痛める心配はありませんってなもんです。

そこまでいけば、あとは電源ケーブルをコンセントに入れて電源オンで使えると思ったらそれは大間違いで、実は外部モニターが必須なんです。本体には情報を表示するパネル類が一切無いのでこれがないと設定すらできません。初代機はオプションで小型のモニターが用意されていたけど、そのモニターはすでにディスコンしているので、フツーにリビングのテレビを使うことにしました。ビデオケーブルが付属しているのでそれをテレビに接続します。

それと、もう一つ必須なのがインターネットに接続するためのLANケーブルの接続。エニーミュージックのサービス(別の機会に詳細は説明します)の利用の有無にかかわらず、CDDBへのアクセス用に使いますので、こちらも必須ということになります。この辺が一般的なコンポとの違いになりますね。

ちなみに、AMとFMラジオ用の(簡易)アンテナケーブルも付属しているので、必要に応じて接続します。我が家はFMだけ聞ければよいので、付属のものは使わず、TV用のアンテナケーブルを分配して接続しました。それ以外の端子では外部入力と出力用のアナログ端子が一組ずつありますが、我が家では入力は必要なさそうなのでしばらくは未使用でいくことにして、外部出力用の端子はAVアンプに接続してスピーカーの音の違いを楽しめるようにしました。あとはリモコンに付属の電池を入れてセットアップは完了。って、簡単なようで意外に面倒だったりするのかな…。

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ネットジューク「NAS-A10」を試す(1)~導入までの我が家のオーディオ事情

先週末のつぶやきでちらっと紹介したソニーのネットジューク「NAS-A10」ですが、これから数回に渡って極私的な感想というか、レビューめいたものをお届けしようと思います。その前に前置きを少しばかり。

つぶやきのタイトルに「Good-bye MD」と書きましたが、MDとお別れしたかった理由は元々色々ありまして…。過去に購入してきたMD関連製品がどれもこれも我が家と相性が悪いらしく、MDコンポの走りだったソニーのQbricに始まり、数日前までリビングに鎮座していたビクターのMDコンポ、MDスロット搭載のデスクトップバイオ「MX5GK」を含め、皆一様にCDからのダビングができなくなるという現象に見舞われまして、ここ数年はほとんどMDを使わない状態が続いておりました。

音楽再生にクリエやiPodを使うようになって自然とMDの出番が減ったこともさることながら、我が家ではすべての部屋で喫煙上等なもので、タバコの煙が光学系ピックアップなどに知らない間にダメージを与えていたのも不具合の理由かもしれません。MDディスクもたまってくればそれなりにかさばるし場所も取るし、面倒くさがりな自分はインデックスのたぐいを全然つけないので何を録音したかわからなくなってしまう始末で、そういう意味でiPodに手持ちの音楽をまとめて持ち歩くというスタイルはものぐさな自分にはとてもマッチしていたんでしょうね。

そんなこんなで、iPod購入以降、ハードディスク採用のポータブルオーディオの利便性の虜になった自分は、2002年の夏に実はこんなモノを購入しておりました。

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ネットジューク NAS-A10レビュー

DLNAの対応でネットワーク経由での利用も可能 エニーミュージック対応オーディオ「ネットジューク NAS-A10」

iconiconソニーの、40GBHDDを搭載ネットワークオーディオシステム「ネットジューク NAS-A10」のレビュー。DLNAガイドラインに沿った「Windows Media Connect」とデジオンの「DiXiM Media Server」の両方をサーバーとして利用して接続できたとか。なお、DLNAはクライアント機能のみなのでNAS-A10をサーバーとして利用することはできないそうです。

結論としては、音楽の取り込み時の制約やディスプレイが必須な点など気になる点がいくつかあるものの、「特に同社製のポータブルオーディオプレーヤーを利用しているユーザーは、音楽をため込んでおき、必要に応じて転送するベースステーションとしての利用価値が高い」とか。

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