「ロケフリTV」カテゴリーアーカイブ

BluetoothとWi-Fiが合体?~ワイヤレス伝送規格関連トピック

Bluetoothが無線LANに対応 – 高速化を実現へ

Bluetoothの標準化団体「Bluetooth SIG」が、Bluetoothと無線LANの両方に対応した物理層をもつBluetoothの新アーキテクチャ「Alternate MAC/PHY」を発表。物理層を無線LANに対応させることで、通信の高速化を図るとか。大量の写真をプリンタやパソコンに転送する場合など、既存のBluetoothでは時間がかかりすぎるため、大容量のファイルを扱うときのみ高速な無線LANを用いるようにするそうです。なお、UWB採用については後回しで、まずは技術的に安定している無線LANを採用。将来的にはUWBを含む3つの無線伝送に対応する予定とか。

Bluetooth機能と無線LANがひとつになるというイメージがいまひとつわからないのですが、要はワンチップで両方に対応するという理解で良いのですかね…。

Bluetooth 機器の所有者は5人に1人程度、約4割は「聞いたことがない」

iconiconモバイラーにはなじみの深いBluetoothですが、一般的な認知度はいまだに低いんですね。auが「ワイヤレスミュージック」として訴求しようとしているのも「Bluetooth」という言葉だけでは何も伝わらないからですもんね。

デジモノ家電を読み解くキーワード:「ワイヤレス伝送」――HD映像もワイヤレスの時代

ハイビジョン映像ですらワイヤレスで伝送する時代ですが、大容量データ転送用のワイヤレス通信規格にも色々な種類があって、理解するのも一苦労ですね。ソニーには、ロケフリ Home HDのような、規格そのものを意識せずに使ってもらえるモノ作りに期待したいです。

ロケフリHome HDといえば、ソニードライブで「LF-W1HDicon」の体験モニターを募集しています。体験期間終了後、取材が入り体験モニター記事としてプロモーションコンテンツとして掲載させるとか。条件が合う方は応募してみてはいかがでしょうか>『LF-W1HD』 体験モニター募集

続きを読む BluetoothとWi-Fiが合体?~ワイヤレス伝送規格関連トピック

MPEG-4 AVC伝送に対応したロケフリプレイヤーMac版を試す

やっとのことでソニスタでダウンロード販売が開始されたMac版のロケフリプレイヤー最新版「TLF-MAC2icon」ですが、3,480円は高いと思いつつもロケフリマニアとしては手を出さないわけにもいかんだろう、みたいなことで結局購入してしまいました。さほど使い込んでみたわけでもないのですが、プチレビューっぽい感想をば。ちなみに、TLF-MAC2の動作環境はMacOS 10.3.9~10.5&512 MB以上のメモリ搭載のMacで、CPUクロックスピードが1GHz以上が必須とのことです。我が家はかろうじで512MBメモリ搭載のMac mini(PowerPC)で使えるという状況っす。

■Winで買ってMacへインストール

iconiconMac用のソフトなのでMacのブラウザ経由でといきたいところでしたが、ソニスタ経由でelio決済がしたかったので、手持ちのバイオからいつも通りの手順で購入手続きをしました。購入後はdmgの拡張子が付くファイルをダウンロードしますが、Windowsマシンでも特に問題なし。バイオからUSBメモリ経由でMacにコピーして、解凍後にインストーラーを起動して、あとは手順に従うだけ。

なお、利用に必要なシリアルNo.は購入直後にソニスタから送られてくる確認メールに記載されています。ちなみに、取説はパッケージ版と同じ内容のものがPDFデータで提供されてました。ロケフリを使い慣れている自分のような人間なら問題なかもしれないけど、初めて使うような人には不親切な内容かも。

また、ソニスタで購入できるのはバージョン2.0ですが、加賀電子のサポートページでは「チャンネル設定不具合の修正」をしたバージョン2.0.1アップデータが公開されています。旧バージョン同様、ケーブルテレビの選局・表示の修正が行われたようです。(なんでバージョン2.0.1を配布していることをアナウンスしないのかな…。加賀電子もまっさきにサポートトップでアナウンスすべきでしょうに…)

■使ってみよう

iconicon使い始めるには、旧バージョンやWindows版同様、ベースステーションへの機器登録が必要になります。ベースステーション(LF-PK20icon)をセットアップモードにした後、プレイヤーを起動。初回のみメールに記載があったシリアルナンバーを入力すれば、Mac版の新しいプレイヤーがベースステーションに登録され、すぐに使えるようになります。自分はPK20の機器登録台数がMaxを超えていたので、Webブラウザ経由で登録内容を調整する必要がありました。

■旧版とWindows版との違い

プレイヤーのデザインが異なりますが、使い勝手そのものは旧版やWindows版と変わりません。チャンネルや外部機器のリモコンの登録設定、外部機器ごとの画角設定も同じ。外部機器にハイビジョン対応機器を接続する場合は16:9の画角を選択すればワイドウインドウで楽しめます。

tlfmac2_02.jpg

Windows版との明確な違いは、ウインドウスタイルを「枠なし」か「メタル」の二つから選択可能な事以外に、旧バージョンの「TLF-MAC」との併用が可能な事。複数のベースステーションを併用していてMacユーザーなら好みに応じて使い分けられるとか。また、オフィシャルサイトでは、旧バージョンからの改善点としてチャンネル切換などのタイムラグが小さくなったことをあげていました。

tlfmac2_01.jpg

新バージョンは環境設定の「レート」項目で「AVCコーデック」にチェックを入れるとMPEG-4 AVC伝送へ対応(PK20のみ)。AVCをぶんまわすには、Windows版同様にCPUへの負荷がかかるようで、Mac版のタスクマネージャー「アクティビティモニタ」でもCPU使用量が大きいのが確認できます。ただ、残念なことにAVCをオンにしてもオフにしても正直あまり違いがわかりません。プリセットでレートを最高にしてもわかりません…。自分が使っているマシンのCPUとメモリが非力だからなのかもしれませんが、もしかしたら自分の目が耳同様に衰えてきたのかもしれません…。

tlfmac2_03.jpg

あと、バーチャルリモコンの反応は、Windows版同様、速くなってますね。XEL-1接続のロケフリ Home HDと比較してみましたが、リモコンの反応はパソコン用のプレイヤーの方が速いです。反対に画面の表示速度はロケフリ Home HDの方が速いです。これはパソコンのパワー(=デコード速度)やネットワーク環境に伴う転送時間の差によるものでしょう。ロケフリ Home HDは一対一ですから、映像の転送は速くて当然といえば当然。パソコン版プレーヤーソフトのリモコンの反応が良いと感じるのは、映像の伝送がHomeHDよりも遅いためなんでしょう。

■いいかげんな雑感

なにはともあれ、Windows、PSPに続いてMacのプレイヤーもついにAVC対応を果たし使い勝手も向上。ソニーの純正品ではないですが、Windows版に引けをとるようなこともなくなりました。ただひとつの難点は価格ですかね。実売でWindows版の1.5倍はさすがに高いかなあ。ソニーのライセンスフィーやら開発コストや中間マージンを考慮してそうなったのかもしれないけど、あまりにも違いがありすぎますね。あいかわらず、パッケージ版とダウンロード版の価格は同じだし…。(PSP版が無償なのは久多良木さんの貢献なんでしょうね。ありがたや、ありがたや…)

てなことで、個人的には値段をのぞいて概ね満足という感じですが、加賀電子のサポート体制(Webデザイン含む)には相変わらず少々不安を感じますです。最後に繰り返しますが、ダウンロード版ぐらいは少しでも良いから安くしましょうよ…>関係者各位。

iconicon

【追記】TLF-MAC2を愛用中のhide.さんから以下のようなお便りをいただきました。(感謝です!)

続きを読む MPEG-4 AVC伝送に対応したロケフリプレイヤーMac版を試す

ソニスタ、最新のMac版ロケフリプレイヤーのダウンロード販売を開始

ロケーションフリープレイヤー Mac用(TLF-MAC2 ダウンロード版)icon

iconicon加賀電子製のMac版ロケフリプレイヤー最新版のダウンロード販売がソニスタで開始されました。LF-PK20でのMPEG-4 AVC伝送以外に、ビデオ入力時の16:9 画面対応、学習リモコン機能、画質調整機能などで、Windows版と比べても遜色ない内容。対応OSはMacOS X(10.3.9~10.5)で、ハード的にCPUクロックスピードが1GHz以上が必須とか。価格は3,480円。

昨年9月の正式発表から約4ヶ月が経過。やっとです。ロケフリマニア的には使ってみたいのですけど値段がお高くてちょっと尻込み中。

ロケフリといえばお風呂。PSP専用防水ポーチにはいまだにお世話になってますが、最近はお風呂でテレビも随分とポピュラーになったようで、こんなワンセグテレビも出てきたようです>大画面が魅力のお風呂ワンセグテレビ――ロジテック「LTV-1S700WP」

この手の製品では、外部機器のコントロールが可能なTWINBIRDの「LINK ZABADY」が意外に評判良いみたいです。一昨年の商品なのにいまだにテレビの通販番組などでも紹介されていますしね。モニターもリモコンも防水対応なのがスゴイ。39,800円という価格も魅力。ロケフリの専用モニターも今後は防水対応にして欲しいかも。

ロケフリ Home HDはアイデア次第で色々活用できる便利なアイテム

ワイヤレス“ロケフリ”で実現する“レイアウトフリー”なシアタールーム − ソニー「LF-W1HD」を使いこなす

iconicon鈴木桂水さんの「ケースイの次世代AV NAVI」でロケフリ Home HD「LF-W1HDicon」が取り上げられました。製品概要と使用感が主ですが、後半のケースイさん独自の使いこなし提案に注目。「LF-W1HD」の送信機の前にソニー製のセレクター「SB-RX300D」をはさむことで、複数の機器接続を実現。SB-RX300Dのリモコンで接続した機器の切替えも視聴場所から行えるそうです。

セレクターをかませるのは良いとして、機器を切り換えたら付属リモコンの設定も変更する必要があると思うのですが…あれ、どうだったっけ?

2008年、消費者の関心はロケーションフリーを実現するホームネットワークに向かう

改めまして、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。早速ですが、2008年一発目となるソニー絡みのニュースです。

【Senka21】年頭メーカーアンケート - ソニーマーケティング・佐藤倫明氏

毎年恒例、AV&ホームシアターNewsの年頭メーカーアンケート。主要各社が語る2008年の市場環境の変化と需要創造の取り組みということで、ソニーマーケティングコーポレートHQ経営企画管理部統括部長の佐藤倫明氏のインタビューが掲載されています。今の流れから消費者の次の関心はロケーションフリーを実現するホームネットワークに向かうと考えているそうです。よって、2008年はデジタルハイビジョン機器を中心としたコンシューマーエレクトロニクス機器がネットワークに繋がることによる新たな楽しみ方や感動が広がる年になり、ソニーとしてはそのようなライフスタイルを提案、体験していただくための「場」作りと、感動を伝えるための「コミュニケーション」が最も大切だと考えているとのこと。

SMOJの佐藤部長といえば、5年前にクリエのマーケティングを統括していた方だったんですよね。Sony Dream World出展時に「くりえ目安箱」なんて規格を実施して、そこで集まったユーザーの意見を代表で受け取っていただいたのが佐藤さんでした。あの節は大変お世話になりました。ソニー本体が作る「個」の製品を「群」で提案していくのがSMOJの仕事。大変でしょうが頑張ってくださいませ。

ロケフリで思い出したのですが、昨年末の林信行さんのコラムで「Spider Pro」という業務用のHDDレコーダーがソニーのロケフリに対応しているとの記述がありました。こんなレコーダーがあること自体知らなかったのですが、バイオのXビデオステーションよりもタグが充実しているとか。ロケフリマニアとしては非常に興味がある製品なんですが、かなりお高いみたいなんですよね・・・>日本未発売のレアモノ続出! 林信行お勧めの、忘年会で大ウケした「ガジェット5」

ソニーCSL、初心者もDJに・ソフト開発

ソニーCSLが初心者でも簡単に音楽の編曲などができるソフトを開発。6月にもWeb経由で無料配布するとのこと。おそらく、昨年のオープンハウスで研究成果として発表された宮島さんの音楽リミックスソフトそのものだと思うんですが、それが無償公開されちゃうってことなんでしょうか。太っ腹というかなんというか。半年先の話ですが、今から楽しみです。

小寺信良さんとSPAの「ロケフリ Home HD」対談


ロケフリ Home HD」対談(ロケフリオフィシャルサイト)

手前味噌で恐縮ですが、11/16の「ロケフリ Home HD 体験レポート始めます」でお伝えしていた小寺さんとの対談記事が、昨晩、ロケフリのオフィシャルサイトに掲載されました。合計4ページですが、自分はたいしたことしゃべってないので、小寺さんのコメントの方に注目してくださいませ。ちなみに、当日の対談は小寺さんの素晴らしいリードで滞りなく終了。進行もおまかせで具体的にこういう事を話してくださいと言われたのではありません。二人でロケフリ Home HD を使ってみて感じたことを話しただけです。ということで、ロケフリ Home HD(LF-W1HDicon)に少しでも興味のある方は是非!

iconicon顔だしNGでお願いしたので、皆様に背を向けることになってしまいました。本当にすいませんです。ちなみに、自分の姿が公にさらされるのってPalm Magazineの対談記事以来かもしれません。後ろ姿で見るとほほの丸みが目立つこと・・・(痩せねば)。小寺さんの笑顔もある意味珍しいですよねー。

ついでといってはなんですが、オフィシャルサイトでは、PSPLFA-PC20の「追加リモコンデータ」公開についてもアナウンスされています。

【追記】小寺さんの週刊Electric Zooma!でソニーのBlu-rayディスクレコーダーicon新製品が取り上げられました。X90とロケフリHomeHDの相性についての記述があります。また、お出かけ機能について、「PSPに書き出せるぐらいならば、最近見直されてきているウォークマンへの書き出しも実現して欲しかったところ」とコメントなさってます。ホント、いい加減実現してくれても良さそうなもんなんですけどねー・・・>AVC録画のBDレコーダ、ソニー「BDZ-X90」~ ホームシアターに注力した冬商戦のフラッグシップ ~