« ソニーのα200とデジタルフォトフレームが欧州で権威のあるカメラ賞TIPAを受賞 | メイン | 充電器レビューからサイクルエナジーのグリーンとブルーの違いを学ぶ »
2008年4月24日
PSP-2000専用クレードル「PSP-S340」を試す
本日発売のPSP-2000専用クレードルが届きましたので速攻インプレをばお届けします。自分が購入したのは「クレードル&D端子ケーブル(PSPJ-15013)」。購入元はアマゾンで購入価格は5,256円(安いと思います)。パッケージは紙製で、クレードル(PSP-S360)とD端子ケーブル(PSP-S170)の単品が一緒に入っているだけでした。
ケーブルはすでに所有しているので、予備として封を切らずに保管。クレードルのパッケージはブリスターパックで中身は本体と専用リモコンに取説。ACアダプターはPSP本体同梱のものを使ってくれとのこと。クレードル自体は、純正だけあって隙のない作り。適度に重さがあり、粘着力のあるゴム足もあってぐらつきも全然ありません。
クレードル前面には左にリモコン用の赤外線ポート、中央に本体を外す時のイジェクトボタンがあります。また、右側上部にはクレードルにD端子ケーブルで接続した場合にPSPとテレビへ出力をワンボタンで切り換える「ディスプレイ選択ボタン」があります。このボタンの下には「PSP」と「TV」の2つのLEDがあり、出力を切り換えた際に点灯するようになっています。なお、このディスプレイ選択ボタンとLEDはACアダプター接続時のみ有効になりました。
底面にACアダプター用のDC IN 5V端子とビデオ/ヘッドホン/マイク端子があります。クレードルに対して90度の角度で用意されているので、双方が干渉しにくい作りです。後者はPSP本体同様、一般的なステレオミニケーブルにも対応していますので、音声のみ外部スピーカーなどに出力することも可能。
本体は左右にあるガイドにそってはめればOK。電源オンでもオフからでも問題なし。本体を載せれば即座に充電が開始されます。また、PSPの電源が入っていれば、前面右にある「PSP」のLEDが常時白く点灯します。なお、画像は用意していませんが、向かって右側のガイドは電源スイッチが操作できるよう、開口部が儲けられています。なお、向かって左側はメモステスロット用の開口はありません。
リモコンは電池の絶縁シートを外せばすぐに使い始められます。アナログスティックこそありませんが、PSP本体と同じボタンが独自に配列されていて、PSPの大半の基本操作が可能でした。また、PSP本体には無いボタンとして、クレードルにも用意されたディスプレイ選択ボタンに相当する「DISPLAY SELECT」や、○ボタンと同様の動きをする「ENTER」、UMDビデオや動画再生用に「PLAY/PAUSE」と「STOP」も用意されています。また、テレビ用のボタンもあります。国内メーカーの大半のテレビに対応しており、メーカー設定コードも用意されています。
テレビへの出力も簡単。D端子ケーブルでクレードルとTVを接続して、クレードルまたはリモコンの「DISPLAY SELECT」ボタンを押すだけ。PSP本体にD端子ケーブルで接続する場合はディスプレイボタンの長押しですが、クレードルの場合は即座に(2-3秒程度)出力が切り替わり、前面右にある「TV」のLEDが常時白く点灯します(下中央画像参照)。
出力後の操作はいわゆるPSP on TVと同じ(参照:PSP on TV を試す~PSPをテレビにつなごーの意味とは)。なお、ACアダプターを使わないで、なおかつクレードル経由でPSP on TVを楽しみたい時は、お馴染みPSP本体のディスプレイボタンの長押しでいけます。
ただですね、購入したクレードルもしくはPSP本体のビデオ/ヘッドホン/マイク端子の接触が今ひとつ良くないのか、テレビ側には最初RGBのRが抜け落ちた画像が表示されていました。PSP本体をクレードルにぐりぐり押しつけたら治りますが、角度が悪いと同じ症状になってしまいます。ぐりぐりすれば復旧するのでもう少し様子を見てみようと思いますが、ちょっと残念でした。
ちなみに、大容量バッテリー+専用カバーの組合せの場合でもクレードルへの装着は問題なし。ワンセグチューナーを繋いでのリモコン操作も問題なし。上下ボタンでチャンネル送りも可能でした。ただ、リモコンではPSP本体のボリューム操作ができないんですよね。これはちょっと残念。あと、PSPの音声は出力が弱いのでクレードルにブースターを内蔵して欲しかったっす。
そんなこんなで、ちょこっと使ってみた限りではありますが、あったらあったで便利だけど、無くても別に困らないというのが正直な感想。PSPのマルチメディア的機能を突き詰めたい人には便利なアイテムですが、値段が値段なのでもう少しかゆいところに手が届くと良かったかなあという気もします。あと、本体のみにジャストフィットする設計のため、クリアケースやシリコンジャケットを使っている場合に運用が面倒になりそうです。また、旅行のオトモにするにはそれなりにかさばるのでちょっとつらいです。そういう意味では万人受けは難しい製品かも…。
(蛇足ですが、クレードルでMHP2Gをリモコン経由でプレイできるか試してみました。結果はNG。アナログスティックに相当するボタンが無いから無理でしたー)
投稿者 SPA : 2008年4月24日 15:37 : カテゴリー PSP