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2008年4月27日

BluetoothウォークマンA820シリーズを試す(7)~アクセサリー・ポータブルミニスピーカー編

今回はウォークマンA820と同時に発表されたウォークマン専用のポータブルミニスピーカー「SRS-NWT10Micon」のレビューをサクッとお届け。同機はWM-PORT搭載ウォークマンからの電源供給で動作するパッシブタイプのポータブルスピーカー。お馴染みのブリスターパックで中身はスピーカー本体(キャップ付き)と取説・保証書のみ。本体のスピーカー部はフルレンジ防磁型で最大許容入力が2W。アンプ部は実効出力が400mW。重さは約18gと軽量です。

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普段は真ん丸。使わない時はWM-PORTプラグに付属のキャップを取り付けます。また、キャップは本体のキャップ差し込み用の穴に差し込むことで紛失を防止するようになってます。なお、ストラップホールの類は儲けられていません。

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ウォークマンへの取り付けは標準で付属のデータ転送・充電用のUSBケーブルと全く同じ。WM-PORTにガシャっとはめるだけ。あとはウォークマン側で再生を開始すれば音が出ます。音量はウォークマン側のボリュームボタンで調整します。なお、このスピーカーは使い始めとパワーオフからの復帰時に、音量が徐々に大きくなるフェードイン仕様を採用しています。

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A820との相性はばっちり。標準で付属のスタンドチップを使う場合はキャップをスピーカーに差し込んだ状態でも使えます。また、前回レビューをお届けしたクリップとの相性もグー。スタンド機能を使えば、横置きだけでなく縦置きも可能です。WM-PORT対応のA800やS700でも普通に使えますがS700との組合せはデザイン的にイマイチな感じ。A800はブラック同士の組合せで幅もほぼ同じなので見た目は良いのですが、スピーカー自体の厚みがあるのでこれまたひとつしっくり来ません。ちなみに、クリップや皮ケースと組合せるとバランス良くなります。

iconiconさてさて肝心の音質ですが、このサイズにしてはなかなかのもの。ボリュームを目一杯あげるとさすがに音が割れますが、20~25ぐらいでもちゃんと鳴ってます。それでも卓上で聞く分には十分な音量。全体的には高域が強調された固い音でさすがに低音は出ませんね。でも卓上だとRollyのようなバッフル効果が働いて中域の音が増幅されるようです。ジャズやクラシック、アコースティック系などの音楽は比較的聞きやすい感じ。また、小音量でもそこそこの明瞭感がありますね。

ポータビリティーを含め、値段以外は全体的には概ね満足。1,980円ぐらいだったらバカ売れするのでは。てなことで、自分はA820&クリップにさらにこのスピーカーを組み合わせて、サイト更新などのBGMによく使ってます。ちなみに、A820でBluetoothを有効にした場合はポータブルミニスピーカーから音声は出ません。いちいち取り外さなくても良いので便利です。

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蛇足ですが、この組合せを持ち歩く場合に、ナイスなケースを見つけました。STUSSYというヤング向けブランド(?)のムックにおまけで付いていたマルチケースがドンぴしゃ。クリップ付きのA820とスタンドチップやポータブルスピーカー、ちょっと無理すればノイキャンヘッドホンも一緒に収納可能。スピーカーを装着した状態でも収納OKなんで、ケースに入れたまま音楽再生もできちゃいます。デザインが派手なのが難点ですが保護性能はグー。ムック自体の内容はともかく、980円でこのケースがゲットできたので良しとします。

投稿者 SPA : 2008年4月27日 12:23 : カテゴリー Walkman