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2008年3月10日
セガの「インターネットアドベンチャー〔iA〕」体験会に参加してきました
PS3ソフト「龍が如く 見参!」が好調のセガですが、先週発表された3Dインターネットブラウザ『インターネットアドベンチャー〔iA〕』のブロガー向け体験会が先週の土曜日に催されまして、「みんぽす」さんのモノフェローズ招待枠で参加してきました(みんぽすさんに感謝!)。開場は六本木の泉ガーデンタワーの貸し会議室で、5~6名のグループが5~6つあったので30~40名ほどが参加していたのではないかと思います。
iAとはなんぞやと言うことについては、セガの「セガ、3Dインターネットブラウザ『インターネットアドベンチャー〔iA〕』を開発」というリリースに詳しいので詳細は割愛しますが、当サイトを例にすると、ソニ☆モバというサイト(2Dコンテンツ)に対してアイランドという名の3D仮想空間が提供され、個々人が設定したアバター(自分の分身)を通じて不特定多数の皆さんとコミュニケーションできるというサービスらしいのです。WindowsのIEにツールバーという形式で組み込んで使用。iAを起動してWebブラウジングを行うと、【http://so-mo.net/】というサイトアドレスに連動した3D空間がPCのデスクトップ画面上に展開されるとか。
アイランドはサイトオーナーが独自のスタンスで運営でき、ネットユーザー(訪問者)はアイランド上の空き地にハウス(家)を立ててそこを活動拠点にもできるのだそうです。また、3D空間には画像やテキストといった2DデータをD&Dで配置できたり、オリジナルアイテムを作ったりもできるとか。なお、アイランドはデスクトップの壁紙を利用して表示されるため、ながらプレイ(コミュニケーション)ができるのも大きな特徴です。
体験会ではあらかじめiAがインストールされたPCが複数台用意されており、アバターの作成を含めた一部の機能を実際に体験することができました。アバター作成はWiiのMii作成に似ていますが、衣類やアクセサリーのパーツが豊富なのが印象的でした。おそらく、この辺のアイテムを有償化することでビジネスとして成立させようとしているんでしょうね。自分のアバターは何故かモヒカン頭のパンクなメガネキャラに…(深い意味はありません)。
作成したアバターはデスクトップに表示されたアイランドのなかを自由に動き回れるだけでなく、第三者のアバターとチャットしたり、特定の人に伝言を残したり、一緒に違うWebサイトのアイランドへ移動したりもできます。例えば、当サイトに集まった皆さんと、ソニーウォークマンのサイト(アイランド)に飛んで、その場で商品について議論したり、伝言を残したり、みたいなことが自由にできるらしいのです。ブログでいうコメントやトラックバックという仕組みを3D視覚化したとでも言いましょうか。セカンドライフやPS3のHomeとも違う、大変ユニークな疑似空間だと思いました。
いかんせん、プログラムがまだまだ不安定で、プレイ中にアバターが消えたりフリーズしたりと、まだまだ未完成という印象でした。また、インターフェースを含め、直感操作がしにくい感じがしました。体験会でのセガサイドの説明にも専門用語が多く、全体的に取っつきにくそうなイメージを与えていたような気もします。今週から始まるベータ版で様々な検証が行われ、随時ビルドアップされていくのでしょう。
新しいコミュニケーションの形としては大変面白く大変興味深かったのですが、いかんせんサイト(ブログ)オーナーが手持ちのサイト(ブログ)とは別の仮想空間を同時に運営していけるかという話もあったり…。また、手持ちの非力なCPU搭載ノートPCでも快適に動作するかどうかも大きなポイントになりそう。幸い、体験会の参加者にベータ版の参加IDが配布されたので、色々と試してみてから導入するかどうかを検討してみようかなあと思ってます。