飛ぶ無線が面倒なら飛ばない無線を作れば良い~「Transfer Jet」開発秘話
「飛ばない」からできた高速無線通信 ソニーが提案する「Transfer Jet」
西田宗千佳さんのRandomTracking。ソニーが開発した「Transfer Jet」の超近接・超高速通信の秘密を開発陣から聞き出しています。無線LANやWireless USBの実効速度はせいぜい最大速度の半分以下ですが、Transfer JETの場合は最大通信速度に近い速度(現時点で375Mbps)が掛け値なしに出るとか。また、Transfer Jetの本質は通信の速さだけでなく、使いやすさに重きを置いているそうです。無線LANやBluetoothのような”飛ぶ”無線には設定や機器同士の認証が面倒だから反対に”飛ばない”ものを作ればどうか? と考えて作ったのが「Transfer Jet」とか。複雑な通信プロトコルがなく、他の無線通信との干渉もないため、データ転送がきわめて安定しているのも特徴。使いにくさを数cm以内でしか通信できなくすることで解決し、数cmしか飛ばないからこそできることを突き詰めているようです。
インタビューでは実際のデモの様子も紹介されており、今後のさらなる展開への期待がふくらみます。なお、無線部の開発はおおむね終了しており、現在はどのように通信を行なうか、といった、アプリケーション側の実装を検討している段階とか。ソニーとしては同技術をクローズドなものにするつもりはなく、広く普及させたいとのこと。既存の無線技術とも容易に共存が可能とのことで、Bluetoothがカバー仕切れなかった部分を同時牛津が埋めてくれると理想的と締めくくられています。
CDの数だけアンテナを並べ、携帯電話やミュージック・プレーヤーをCDに近づけると曲が転送されるといった形も実現できるなんて話もありますね。リアル店舗で気に入った音楽CDアルバムを見つけたらCDを買うかデータを買うか選択できる可能性もあるのか…。手数料収入が確立すれば、今までと違った形の音楽ショップが展開できますね。「Transfer Jet」がコンテンツ購入の新しいスタイルを生み出してくれると面白そうです。
実家にあったソニー製品~20年前のAMラジオがなんと・・・
昨晩、高校時代の知人と数年ぶりに再会。飲み会の場所が地元と言うことで、これ幸いと実家に一泊してきました。父親と直接会って話すのも実に数年ぶり。酒飲んだら説教だろうなと思っていたのに、翌日に健康診断があるとのことで、珍しくアルコール無しの親子水入らず。ご近所も随分変わったとか、地元の誰が亡くなったとか、そんな話ばかりでげんなり…。まあ、誰でもそんなもんですよね。オヤジもすっかり頭が白くなってカラダもひとまわり小さくなったような印象。かくいう自分も40なかばで徐々に白髪も増え出しオヤジの後追い状態。誰もが等しく歳をとるんだなあと感じました。
と、そんな話はさておき、昔の自分の部屋でも見ようと思い、足を踏み入れてみたらもうたいへん。物置小屋状態で何がどこへ行ったのやら、というぐらい雑然としておりましたが、ちょこちょことソニー製品が見つかったので写真に納めてきました。

弟が虎の子を使って購入したステレオラジカセ「CFS-686」。当時は自分も良く借りて、ギターフレーズのコピーなどに使ってました。昔はこんなデカめのラジカセが流行りましたね。中でもコイツはかっこよかったです。無駄に多いスイッチ類を含め、プロダクトデザインが秀逸だと思います。演歌のテープが入ってましたので、今もオヤジがたまに使ってるんでしょう。ちなみに、入っていたカセットは渥美二郎全曲集。いくつになっても親子のギャップは埋まりません。
あと、コンポも埃だらけでしたが2セット見つかりました。初代Pixyともう一つはなんだったっけ。リバティかなあ…。おそらくどちらも、もう動かないでしょう。それと、自分が初めてワイヤレスの世界に足を踏み入れたワイヤレスウォークマン(もちろんカセットです)もありましたよー(涙ちょちょ切れ)。すし詰めの満員電車で大活躍してくれたっけ…。残念ながらレシーバーは見つからなかったけど、ホントにコイツの登場は衝撃的でした。

あと、こんなノベルティグッズも出てきました。ソニースーパーイベント「ビューティフルサンデーフェア」というロゴマークが入ってますが、そういうイベントが昔あったんですよ。サンデーと3Dをかけているから、おそらくハンディカム55のプロモがメインの大合展(販促イベント)だったと記憶してます。当時の国営、今で言うところのソニーマーケティングがハンディカム55のプロモ用に3Dメガネを作成。巨大なターンテーブルにハンディカムを持った来場者が乗り、撮影した映像を3Dメガネをかけて見ると飛び出す映像になるみたいな内容でした。動きのある映像を偏光フィルターを使った3Dメガネで見ると立体的に見えるんですよね。懐かしいなあ・・・。
というような、余計な話はともかく、そのイベント用のノベルティだったのがコイツ。何のことはない、乾電池式のモノラルAMラジオです。型番は「ICR-5」。使用する乾電池はR1サイズの1.5Vが2本。電池蓋を開けると基板がむき出しです。操作もシンプルそのもの。電源スイッチと、チューニングダイヤル、ボリュームダイヤルの3つだけ。視聴は巻き取り式のやすっぽいイヤホンを使います。
小さいものだったし、電池を入れ替えればもしかしたら使えるかもと思って、こいつだけ持ち帰ってきたのですが、試しに電源を入れてみたら、なんと動いてしまいました。およそ20年前の製品なのにAMラジオ受信できてます。電池も液漏れしていませんでした。もう、ソニータイマーどこへやらですよ。スゲー!こんなこともあるんですね。ラジオで聞こえるのはリアルタイム放送なわけですが、気持ちは一気に20年前に戻り、いろんな事を思い出しました。またまた、目がウルウルです。

ソニー製品以外では、以前から気になっていた手持ちのレコードを改めて確認。CD化が期待できない、もしくはCD化されていても廃盤になってしまったものだけを厳選して、一部のカセットテープとあわせて持ち帰ってきました。USB対応のレコードプレイヤーがソニーから出ますので、それを使って手持ちの音楽ライブラリーに追加したいなあと思っているのですが、7枚のレコードのためにレコードプレイヤーを買うのもなんかもったいないですね。有償で良いからレンタルサービスとかあったら良いのに…。
ちなみに、持ち帰ってきたレコードは、敬愛する松下誠さんのソロ3枚と松下さんが中心となって結成されたプログレバンド「Paradigm Shift」の初期2作品、一時期RCサクセションのメンバーだった小川銀次氏のバンド「クロスウィンド」の3rd「そして夢の国へ…」(07年に限定CD化された模様)、ジャケットデザインに惹かれ衝動買いしたブレバタの「或る夜の出来事」の7枚です。自分と同世代の人なら知ってる人いますよね…。また、右上の画像は今朝方実家近くを散歩していて見つけた梅の花です。今日は空も青く、暖かくて良い天気でした。桜の開花も間もなくですねー。
てなことで、Bluetoothウォークマンを注文した翌日に、十数年ぶりに初代ワイヤレスウォークマンに触れ、20年前のAMラジオが動くという、なんとも不思議な一日を過ごしたSPAのつぶやきをお届けしましたー。