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2007年10月22日
日本のPC市場の活性化に必要なのはTVとしてのPC利用促進
大河原克行さんの「パソコン業界、東奔西走」。量販店の2007/9のPC販売台数が、前年同月比8.9%減のマイナス成長。頼みの綱のノートPCも0.2%減とVista発売以来初の前年割れ。デスクトップPCはなんと25.5%減。Vista発売から9ヶ月経過しても、その効果が依然として需要拡大につながらないとか。
これを受けてかどうか知りませんが、マイクロソフトは今年秋からVistaの施策を大きく転換。Vistaで何ができるかを提案しきれていなかったためWindows XPのままでいいという状況を生み出しているとか。それを打破するために、具体的な利用シーンを想定したシナリオを提案し、実際に体験してもらえるようなキャンペーンを年末商戦に向け実施するとか。
VistaをPS3に、XPをWiiに置き換えると・・・って微妙に違いますけど、とにもかくにもPC市場においても日本は独自性があるみたいです。Vistaだけの問題ではなく、5年もの間に新たな需要を顕在化できなかったツケが回ってきているというのが大河原さんの見方。そしてその空白を埋めるための切りが「TVとしてのPC利用の促進」だそうです。今後必要なのは、「8,000万台の2台目TV需要を、PC業界に取り込む手段」の模索とか。
そういえば、今日からバイオノート505 10th Anniversary Limited Editionの受注スタートなんですね。日本のPC市場の動向など知らぬ存ぜぬの限定505台で先行エントリーしたソニスタの上得意な人の、それもごくごく一部だけしか手に入れられません。買えただけでも縁起物。そんなPCは世界中見渡してもそう無いですよねー。
【追記】日立がPC事業から撤退するそうです>日立、パソコン生産撤退・家庭用も開発停止