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2007年6月16日
モノマガ25周年記念号でソニーのヒット商品の歴史を学ぶ
モノマガジンが25周年とかでその記念号を購入。必見は特別企画の「そこに時代のキーワードがあった」という特集。モノマガが創刊した1982年からの25年間で、それぞれの時代を代表する商品をクローズアップ。さらに、その現在形となる製品との対比によって、時代のキーワードが見えてくるとしています。
ということで、個人的には当然ソニー製品に目が行くわけですが、時代を代表する商品としてメインに取り上げられた製品はこんな感じでした。
1982年 CDプレイヤー CDP-101
1985年 ミノルタ α7000
1989年 ハンディカム TR-55
1995年 プレイステーション
1999年 AIBO
ミノルタのαだけはちょっとニュアンスは違いますが、現在形のソニーαへと繋がっているということで取り上げています。また、年代別ではこれ以外に「こんなものもありました」というコーナーがあるのですが、ここで取り上げられているソニー製品も多数あります。
1989年 マビカ
1997年 キララバッソ
1992年 MDウォークマン MZ-1
1997年 バイオ PCG-505
2000年 PS2
2005年 ハンディカム HDR-HC1
こうしてまとめてみると、やっぱりすごいですよね。25年の約五分の一はソニーの時代だったとも言えるわけですから。また、21世紀に入ってからのソニーの元気の無さがはっきりとそのまま結果になって現れているような気もしないでもないです。
25年間、モノを追い続けているモノマガ自体もすごいですよね。2012年に30周年記念号が出るまでの5年間にソニーがまた時代を作る年があることを願っています。
雑誌で思い出しましたが、雑誌の「特選街」と「財界」の最新号でソニーが大きくクローズアップされていました。ぶっちゃけ、どちらも立ち読みしただけなのですが、前者では「iPod vs ウォークマン」のガチンコ特集を、後者は中鉢社長のインタビューがトップレポートになってました。興味のある方はどぞー。ちなみに、ガチンコ特集ではウォークマンに軍配が上がっていたような…。(そういえば、特選街って昔は全然雰囲気が違う雑誌でしたよね、今はまるでDIMEかモノマガかみたいなノリです…)
本と言えば、小寺さんがITmediaで連載しているコラムが書籍になって発売されていたので購入しました。タイトルは「メディア進化社会」で、あの暴露本「ソニー病」と同じ洋泉社のペーパーバックスシリーズです。価格は税込1,000円。小寺さんのあのコラムって170回以上も続いているんだそうです。書籍化されたコラムは今でもサイトで読むことが出来るのですが、書籍化する意味として、テーマ別に分類、時系列順に配置することで、小寺さんがコラムを執筆してきた4年間に何が起こり、さらにこれから何が起こるかの潮流が見えてくるはず、とのこと。また、コラムには多数の脚注が追加されており、これが時にユーモラスに、時に皮肉混じりでなんとも面白いのです。ソニー関係者のみならず、マスコミ関係者も必読の本だと思いますですよん。
投稿者 SPA : 2007年6月16日 12:33 : カテゴリー ソニー全体