« 英ソニスタがいち早くウォークマンA800シリーズの先行受注をスタート【追記あり】 | メイン | FeliCa ICチップの累計出荷が約一年半で2億個に »
2007年3月 1日
サイバーショット新製品の先行体験会レポ~顔ボケ機能搭載も提案したいぞ
製品レビューポータルサイト「MONO-PORTAL」さんのご厚意で昨日品川のインターシティで行われたサイバーショットの先行体験会に参加させていただきました。基本はMONO-PORTALの「第三回体験&撮影ツアー≪デジカメ撮影講座編」への参加でしたが、前半に品川のSMOJオフィスの会議室でデジカメ撮影セミナーが開催され、後半が場所を移しての体験会というスケジュールでした。体験会にはMONO-PORTALのツアー参加者以外のブロガーを含め60名ほどが参加したようです。ちなみに、カラーテックの店員佐藤さんともご一緒させていただきました。(佐藤さんの体験会レポートも必読です!)
前半のセミナーは初心者向けのマクロ撮影講座でしたので内容は割愛しますが、後半の体験会はプレス向けにサイバーショットの新製品発表が行われた会場で行われました。ステージで映像によるプレゼンや新製品のポイント紹介があった後に隣接の展示会場に移動。前半のセミナーで勉強したマクロ撮影の実践も兼ねつつ、新製品全機種の実機を体験するというのが主な内容でした。会場内は、関係者の数も大変多く、気合いが入っているなという印象を受けました。以下の画像はα100で撮影してきた中からの抜粋です。(いまひとつ使い慣れていないマクロレンズで撮影したため変なところがボケてますがご了承を)
新製品のT100、T20、W80、H7。いずれも従来からあるシリーズで、デザインの変更は控えめながら、中身や機能が一新され、ハイビジョンへの対応が大きな訴求ポイントとなっています。正直、発表時点ではグッとくる新製品は無かったのですが、実際に触ってみると着実に進化しているなという印象は受けました。個人的に一番興味が沸いたのはH7で、驚いたのはその軽さ。その場でα100を使っているということも影響しているのかもしれませんが桁外れに軽く感じました。夜に自宅のH1を触って確認しましたけど明らかに軽くなってます。新製品の中では最も広角な31mmの光学15倍ズームレンズ搭載ということも大きいです。
GUIも一新。XMBライクなデザインでレスポンスも良い感じでした。また、バッテリーは今回の新製品は全機種共通になったそうです。これは素直にうれしい。H7用には従来どおりワイコン&テレコンレンズがオプションとして用意されます。自分はH1用のレンズをもってますが、それよりもかなり大振りな印象を受けました。また、本体のレンズの仕様が異なるため以前の機種では使えないないそうです。
アクセサリーは充実の一言。ケース、マリンパック、サイバーショットステーションなど、相変わらずぬかりないです(相当儲かるんだろうなあ…)。また、同時に発表されたプリンタ新製品コーナーも実際の出力ができるとあってにぎわってました。
そのアクセサリーの中で一番個人的に注目したのが、Tシリーズ用のワイドエンドコンバージョンレンズ。T100に装着した場合で広角27mm相当になるようです。また、新製品だけでなくT9以降の旧機種でも使えるようにしてくれたのは評価大です。ただ、装着した姿はちょっと不格好ですけどね…。ちなみに、このレンズを使う場合はマクロモードにする必要があるそうです。
それと、今回の新製品の大きな目玉ともいえる、顔検出機能の「顔キメ」についてですが、実際に試してみましたがちゃんと人の顔を認識しました。画像は実際に顔を検出している状態です。検出している状況ばかりに見入ってしまって、実際の効果を確認してませんが、検出できているということは効果も期待できるということなんでしょう(なんのこっちゃ)。
そうそう、今回の展示会場にはモデルさんもいて彼女たちを撮影しながら「顔キメ」の効果を実体験できたのですが、その様子を撮影しようと思ったら、彼女たちの顔出しはNGと言われました。なので顔検出をした部分にぼかしを入れてあります。(ここの2点のみ画像をクリックすると拡大画像が見られます)
これってよくよく考えてみたら、今回の顔キメ機能を応用してできることなんじゃないのかとハタと気がつきました。本来の機能と逆に検出した顔の部分にあらかじめぼかしを入れてくれる「顔ボケ」機能です。個人情報保護だの肖像権だ何だとやっかいな時代になってますから、意外に役立つ機能なんじゃないでしょうか。オフ会の写真撮影にも威力を発揮しそうです。ということで、次世代機には是非「顔ボケ」機能もご検討ください>サイバーショット部隊の皆様。
ということで、簡単ではありますがサイバーショットの新製品で個人的に興味が沸いた内容を中心でお届けしました。それから、海外で流出したGシリーズについてはどうなのかをとある人に尋ねてみましたが軽く左に受け流されてしまいました。まあ、他の流出画像の信憑性が高まったので発表も時間の問題なんでしょうけどね…。個人的にはGシリーズが気になるので全機種はひとまずスルーといった感じですが、どれかひとつ選べと言われたらH7かなあ。って、そうこうしているうちにαの新製品発表が行われたりして…
【追記】響希さんからH7について以下のようなお便りを頂戴しました。(感謝です!)
サイバーショットのニューモデルが発表になり,T100,H7を中心に大変興味深く見ていたのですが,ソニスタとソニードライブのHPで,よくよく読んでいるとおかしな事に気付いたのですが・・・
わたしの勘違いであればいいのですが,H7の重量が違っているのです。
ソニスタ・・・約124g/約155g
ソニードライブ・・・約375g/約514g
いくら,H5から軽くなっていると言っても,Tシリーズより軽い訳ないですよね。やっぱり,ソニスタが間違っているんでしょうねぇ。
おっしゃるとおり、ソニスタ側が間違っているのでしょうね。実物は軽かったですが、さすがにそこまでは…。ちなみに、初代H1が約438g/約591gだったのでH7は15%近く軽量化されたことになります。H1ユーザーの自分が軽く感じるわけですよね。ただ、軽量化のためか筐体がH1のそれとくれべるとかなりプラスチッキーになっている点が少々気になりました。なので、ご購入を検討の際は店頭などで実機を触ってみることをオススメします。
投稿者 SPA : 2007年3月 1日 14:41 : カテゴリー CyberShot