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2007年2月16日
スゴ録の「おでかけ転送」機能をPCでも使えるようにするソフト「おでかけビューア」
スゴ録などに搭載されているアプリケーションをPC上で無償で体験できるソフトウェア体験コーナーがソニスタにあるのですが、スゴ録やBlu-ray Dicsレコーダーに搭載されているPSPへの「おでかけ転送」機能をPC上で実現するソフト「おでかけビューア」が公開されました。同ソフトの特徴は以下の通り。
1. デジタル放送タイトル、アナログ放送タイトルともにサポート
2. デジタル放送タイトルは、著作権保護技術を使ってセキュアに再生
3. スゴ録やPSPと同様のXMB(クロスメディアバー)ユーザインタフェース
なお、著作権保護技術(COPP)に対応したグラフィックおよびグラフィックドライバと、デジタル放送コンテンツの場合にメモステPROのマジックゲート機能に対応したスロットが必要になります。また、使いたいと思っているPCがデジタル放送タイトルの再生に必要な著作権保護技術に対応しているかどうか簡単にチェックできる「おでかけビューアチェッカー」のダウンロードも可能といたれりつくせり。
先日「D900A」を購入しバリバリ使いこなし中ということで、早速ダウンロードして使ってみました。現在、主に使っているのはバイオ「type T(TX90PS)」と初代「type U Zero」ですが、チェッカーでは2機種とも問題無しとの結果でした。PSPからメモステを取り出し、バイオのメモステに入れ「おでかけビューア」を起動。PSX、液晶WEGA、スゴ録で見慣れたXMBのインターフェースで直感的に操作できます。作りもシンプルだし、予想以上に快適で驚きました。
ちなみに、自分が使ったのはSanDisk Ultraの4GB版ですが全く問題無かったです。このメモステにはお出かけしたファイル以外に、ソニスタやP-TVでダウンロード(購入)したAVCファイルと、い~レコ2で録画したファイルも入っていますが、どちらも一覧に表示され問題なく再生できました。特筆すべきはワイド切換機能。オリジナル以外に、4:3ズームと16:9ズームモードの切換が可能なので、い~レコ2では4:3で録画されてしまうワイドの映像を引き延ばして再生できました。画質自体は落ちているけど、ウインドウを小さめにしていればほとんど気になりません。また、液晶ディスプレイへの外部出力ではVGA出力なら画面に表示されましたがミラーリングはNGでした。以上のことから、スゴ録またはBlu-rayレコーダーユーザー以外でも使えますのでモバイル系のバイオユーザーなら持っていても損はないソフトだと思います。
ただ、使い勝手の面ではいうこと無しなのですが、CPUへの負荷が高いのが少々気になりました。type UでCPU使用率をみてみると、いーレコのMPEG-4が30%前後、著作権保護無しのAVCが50%前後、著作権保護ありのAVC(お出かけファイル)はなんと90%以上にもなりました。これだとバッテリーの消費もすごそうですね。
反対にAVCの再生にはCPUのパワーがたくさん必要なのだなということがよくわかります。そういう意味では、やはりPSPの潜在能力ってすごいんですよね。クリエやmylo用のおでかけビューアも欲しいところですが、PCでこういう状況なのでやはり難しいのでしょうね…。
それと、おでかけビューアの活用にはPS3も役に立ってくれますよ。スゴ録からお出かけしたファイルをPS3上のHDDにムーブしておくことができるからです。DVDにして取っておくまではないにしても、しばらく経ってから見直したいといった場合に役立ちます。60GBモデルならメモステスロットもあるしコピーも速いです。