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2006年10月10日
Connectはどこへやら~独自路線で突き進むソニーグループのソフト会社
・ソニーピクチャーズ、携帯向け動画配信に参入
・ネオ・インデックス、ソニー・ピクチャーズの最新ヒット作品・名作を10月からダウンロード販売開始
最近、SPE絡みのニュースを良く目にするようになりました。ソニー本社の意向もグループのシナジーも関係ないがごとく、ハードにとらわれないオープンな戦略をとっているかに見えます。
・GoogleがYouTubeを16億5000万ドルで買収へ
GoogleのYouTube買収が大きなニュースになっていますが、Googleはこのほかに、音楽ビデオの無償配信に関してSony BMGとWarner Music Groupとの提携を発表。両社が所有する音楽ビデオ・コンテンツを「Google Video」でストリーミング配信するとしています。
ソニーも欧米でConnectサービスを提供していますが、日本人にはなじみがありませんし、成功しているという話も聞きません。日本では、mora winで動画配信サービスが始まり、Napsterのようなサブスクリプションサービスも上陸するなど、少しずつ状況も変わってきました。日本のSMEも、Napsterには楽曲を提供していますしね(いまだにiTMSに楽曲提供をしませんが…)。なんかもうソフト会社にしてみれば、フォーマットやらハードとのシナジーがどうたらこうたらみたいなことを言ってる場合では無いのかもしれませんね。
それはそれで良いとして、気になるのが日本でのソニーグループのトータルな動き。対応の有無は抜きにして、現行では動画再生できるハードがPSPぐらいしかありません。mora winもNapsterもソニー製ハードは公式にサポートしていません。せっかくサービスの幅が広がってきたというのに、ソニー製品ユーザーはその恩恵を受けることができないという…。
間もなく発表されるであろうウォークマン新製品も、新たなサービスを含めたトータルな展開が期待されますが、SPEやSony BMGの独自の動きを見ている限りは正直あまり期待できないのではないかとネガティブに考えてしまう今日この頃なのです…。