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2006年6月 8日

ソニーの非常用ラジオ「ICF-B01」~1台3役の実力は

icf-b01.jpg火曜日のつぶやきで取り上げたソニーの非常用ラジオ「ICF-B01Dicon」ですが、昨日外出ついでに立ち寄った大手量販店でオレンジの在庫を見つけまして、たまらずポイントを使って購入(交換)してしまいました。販売価格は税込5,980円でソニスタと全くの同額でした。

ということで、簡単ですがレビューをお届けします。なお、同様のコンセプトの非常用ラジオはすでに各種発売されていますが、ソニーで携帯電話の充電に対応したラジオは今回が初めてになるのかな…。

icf-b01_1.jpg

パッケージ(左画像)はブリスターパックで、ケータイの充電機能をアピールするためか、ラジオ本体の上にケータイ用の充電プラグアダプターを目立つように配置しています。センター画像がパッケージの中身。本体とプラグアダプター以外に、キャリングポーチ、ハンドストラップ、ホイッスルも付属しています。右画像は本体正面。ソニーロゴの右にあるのが充電インジケーターでハンドルを回しているときに点灯します。あ、本体サイズは130×77×52で重さは285g(乾電池無し)で、バイオUXよりもひとまわりぐらい小さいです。

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左画像が本体背面。電源切換スイッチで、充電池と乾電池(単4×2)を切り替えて電源供給方法を選択します。センター画像が本体右側面。上から選局ノブ、電源・バンドスイッチ、音量ノブ。右画像が本体左側面。上がスポットライトで、下にケータイ用の充電端子とイヤホン端子があります。このラジオは防滴II形(JIS)ですが、充電・イヤホン端子を使用中は防滴効果がなくなります。

ちなみに、取扱説明書によれば、充電インジケーターが点灯した状態で1分間ハンドルを回すとAMラジオで1時間程度、FMで40分程度、ライトが15分使えるそうです。なお、単4アルカリ電池ではAMが50時間、FMが40時間、ライトが30時間です。

実際に手回しで1分ほどハンドルを回してみましたが、電源オンの状態ですぐにほどなくラジオが受信できるようになりました。ハンドルレバーが小さいにもかかわらず結構負荷がかかっているので、1分程度でも汗ばんできますが、そのエネルギーがラジオに注入されている実感がありますね。

icf-b01_3.jpg

左画像は充電端子にアダプターを使ってケータイを接続したところ。この状態でハンドルを回すと、実際にケータイの充電ができました。手回し1分で連続待ち受け90分、連続通話3分だそうです。単4アルカリ電池の場合は前者が10時間で後者が20分。センター画像がスポットライトの点灯。光量は物足りなく感じますが、停電で真っ暗なんて時には十分威力を発揮するでしょう。右画像は、本体上部のソフトライトの点灯。ラジオの存在を浮かび上がらせるほんのりとした柔らかい光です。

簡単ですがこのラジオの機能はこのような感じです。実際に使ってみて、これならいざという時に役立ってくれそうだなあと感じました。が、あえて要望というか、できることならこうして欲しいと感じることもありました。それは、

・アダプター、ケーブル、ホイッスルの類は、全てラジオ本体に収納できるようにして欲しい

iconiconということ。普段使うものでもないのでキャリングポーチにまとめて入れておけば良いのでしょうが、いざという時に動揺して付属品がバラバラになってしまったり、見あたらないなんて事もあり得るわけで…。ケータイのアダプターにしても、自分が使っているキャリアのものだけでなく、助け合いの意味も含め全キャリア分を携行すべきですし…。もちろん、値段や本体サイズへの影響もあると思うのですが、次世代機を作るのであれば是非考慮して欲しいです。

もちろん、個人的にはこのラジオを使わなくてはならない事態にはできればなりたくないのですが、持っていることによる安心感は得られました。あとは、非常用として自宅のどこにしまっておくかという話もありますね。住環境で随分と違うと思いますが、我が家なら玄関のシューズボックスかなあ…。

また、仕様的にアウトドアでもつかえるので、非常用だけと割り切らず、海や山で使うという手もありだと思います。ということで、今時ラジオに6,000円は高いかもしれませんが、これも一種の保険として考えれば、意外に安い買い物なのかもしれません。まさに全家庭必携アイテムだと思います。

(ちなみに、オレンジがいいと言ったのは同居人です。実際、色が派手な方が実際に目に飛び込んで来やすいですもんね…。)

【追記】タイミング良く、PC Watchの「買い物山脈」でも取り上げられました。「心身ともに危険な状態にある(かもしれない)ときに、生き延びるためとはいえ、これを1分間に120回のペースで回さなければならないのは、ツラいのではないか」とのコメントがあります。人間、あきらめてはいけません。火事場の馬鹿力って言うじゃないですか。あと、自分同様、付属品は本体に収納して欲しいというリクエストも記載されてます>防災ラジオ ソニー「ICF-B01」~けっこう疲れる手回し充電

投稿者 SPA : 2006年6月 8日 15:39 : カテゴリー オーディオ一般