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2006年2月 8日

Cellの設計思想はリアルタイム・コンピューティングの実現にある

【ISSCC】「リアルタイム・コンピューティングを目指して」,久多良木氏が「Cell」を語る(要登録)
【ISSCC】「多忙で参加できないと悔しくて」,久多良木氏が打ち明けたISSCCへの思い(要登録)

Tech-On!のLSI情報局。ISSCC初日の基調講演に登壇したSCE久多良木氏の講演内容と講演終了後の記者団への談話が紹介されています。コンピューティングの将来は「リアルタイム・コンピューティング」がカギを握っており、ゲーム機の領域におけるコンピューティングの変遷こそがリアルタイム・コンピューティングの追求に他ならないとか。また、PS3に搭載する「Cell」の設計思想も「リアルタイム・コンピューティング」の実現にあると説明。コンピューティングの将来を自らが先導して切り開く決意を示したそうです。 また、記者団との談話では、医療分野などの他分野とのコラボレーションの可能性についても言及したようです。

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関連して(無理矢理ですが)、ソニーの異端児…だったのかはわかりませんが、“違いが分かる男”でお馴染み、プラネタリウムクリエイターの大平氏が講師として登壇したソニー・エクスプローラサイエンスで開催された「手作りプラネタリウムワークショップ」の模様がリポートされてます。>【番外編】 僕たち、私たちだって作るんだ! ソニー主催のプラネタリウムワークショップ潜入記

中身はさておき、大平氏はご自身のプロフィールではソニーOBだったことを出さないようにしているとどこかで聞いたことがあります。大平氏ご自身がソニーにいては夢が叶えられないと判断したのか、ソニーが大平氏の才能を生かし切れなかったのかわかりませんが、こういうユニークな人材の流出が昨今のソニーの不調に繋がっているのだとしたら悲しいです…。

投稿者 SPA : 2006年2月 8日 11:12 : カテゴリー SCE