« 任天堂、NDSの上位モデル「ニンテンドーDS Lite」を3/2に発売 | メイン | CONNECT Player Ver.1.0.03 »

2006年1月27日

ソニー、2005年度第3四半期の連結業績を発表

2005年度第3四半期 連結業績のお知らせ(Sony Japan)

ソニーが、2005年度第3四半期の連結決算を発表しました。売上高は、前年同期比10.2%増の2兆3,676億円、営業利益は46.8%増の2,028億円、税引前利益は51.4%増の2,259億円、当期純利益は17.5%増の1,689億円の増収増益。売上高と当期純利益は四半期ベースとしては過去最高とか。年末商戦でエレクトロニクスとゲーム事業が好調に推移したことと金融分野の拡大などが好調の要因のようです。また、今回の業績と第3四半期の為替レートが想定よりも円安で推移したことを受け、2005年度通期の見通しを、売上高が7兆4,000億円に、営業利益が1,000億円の黒字に、税引前利益が1,900億円へ、当期純利益が700億円に上方修正しています。様々な要因があるとはいえ、久々の業績好調ニュースはファンにとってもなのは素直に喜ばしいっす。

主立った分野では、エレクトロニクス分野の売上高は1兆5958億円、前年同期比で4.7%増加(前年同期の為替レートを適用した場合2%の減収)。BRAVIAシリーズと液晶リアプロ、ウォークマンが増収。営業利益では販売好調とコスト削減効果で収益が改善したバイオ、好調だったHDハンディカムやHD放送機器などが増益に貢献。ゲーム分野では、ハードでPSPが全世界で順調に普及し、PS2も前年並みの売り上げを維持したことで大幅増収。ソフトはPS2が減収になるも、PSPソフトの売り上げ貢献で増収。

また、発表会では構造改革の進捗状況も明らかにされ、エンターテインメントロボット事業の撤退、車載機器の国内事業の中止(再参入を含めた事業再構築を検討)、ウォークマンなどの国内生産も廃止なお、9カテゴリーの事業の拡大・縮小についての発表もあったようです。

エアボードはロケーションフリーで事業モデルが大きく変わり、PK1の好調で事業拡大に向けた地盤が整ったとして、クライアント商品の多様化や販売エリアの拡大でビジネス拡大を図るそうです。新ウォークマンは日本はパッとしなかったものの、主に欧州で好調だったみたいですね~。

CLIEに続いて、QUALIA、AIBOも撤退ですね…。AIBOについてはオーナーさんたちのBLOGも落胆の声が多く、あまりのショックにBLOGを終了されたユーザーさんもいらっしゃるとか。お気持ち察します。(お知らせ感謝です!たこやきさん)

【関連ニュース】
重要なお知らせ(AIBOサポート)
機種ごとの生産完了日に関して(AIBOサポート)
-----
ソニー、第3四半期はエレキ、ゲームが牽引し好決算に-QUALIA、QRIO、PDPなど撤退9カテゴリーを公表
ソニー、2005年度第3四半期連結業績を発表。PSPがPS2の生産出荷台数を上回り好調を維持
ソニーの3Q決算、過去最高の売上高に--通期見通しも上方修正
ソニー、ロボット事業から撤退--ウォークマンの国内生産も中止
ソニー、2005年度の業績見通しを上方修正――円安やエレクトロニクス分野の好調などで
ソニー、QRIOの新規開発を中止
ソニー、通期予測を上方修正 700億円の最終黒字に
ソニー「QRIO」新規開発を中止
ソニー、国内カーナビからも一時撤退
ソニーが構造改革の現状を明らかに,業務機器の一部で自社開発の方針を見直す
北米の液晶テレビに救われたソニー,四半期ベースの業績が過去最高水準に
【決算】「BRAVIA」の好調で一息ついた,ソニーの第3四半期決算
ソニー,「QRIO」の開発や国内向けカーナビの生産を中止
ソニー、2005年第3四半期の連結業績を発表 - 売上は過去最高、BRAVIAも好調
ソニー、05年度第3四半期は増収増益 - 通期赤字見通しを黒字に修正
ソニー「AIBO」の歴史に幕--7年間に全世界で15万台
-----
大河原克行のデジタル家電 -最前線-~ 北米市場に戦いの軸足移す松下、ソニー、シャープ、東芝 ~
成長続く薄型テレビ,成長鈍るDVDレコーダ---民生用電子機器の出荷実績より
JEITA、12月の電子機器国内出荷発表。年計で液晶がCRT上回る
JEITA、2005年12月の地上デジタル対応機器出荷実績を発表
PC/TV/デジカメなどの米家電市場が好況 - 2006年も財布のひもは緩みそう…

投稿者 SPA : 2006年1月27日 09:48 : カテゴリー ソニー全体