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2005年12月 6日 アーカイブ

2005年12月 6日

ソニエリ「W32S」のモバイルSuica対応受付は来年1/10

au、W32SでモバイルSuicaのためのバージョンアップを案内

KDDIは、ソニエリ製のおサイフケータイ「W32S」をモバイルSuicaに対応するためのバージョンアップの受付をauショップおよび一部のPiPit店で来年1/10より開始するそうです。W32Sユーザーには書面で詳細案内が送付されるそうです。端末は約1週間の預かり対応となり、代替機の貸し出しにも対応する予定とか。なお、モバイルSuicaを利用しない場合にはバージョンアップの必要はないそうです。

【関連ニュース】
「W32S」、モバイルSuica対応版の発売はなし

投稿者 SPA : 2005年12月 6日 10:48 : カテゴリー Sony Ericsson

20世紀型のモノ作りの発想を脱したW-ZERO3

サヨナラ、“20世紀型のモノ作り”の発想! 『W-ZERO3』にユーザーが白熱する理由 Vol.1

ASCII遠藤諭さんの「ケータイ出たとこレポート」。発売が来週に迫ったウィルコムの新端末「W-ZERO3」の前評判の高さを分析。「“20世紀型のモノ作りの発想”を脱している」製品自体の魅力に加え、様々なしがらみがある日本でこの手の端末(スマートフォン?)が実際に発売されること自体にユーザーが共感したのが理由とか。

あなたの会社は、“20世紀型のモノ作りの発想”から脱しているだろうか?

という最後の呼びかけが印象的です。なお、コラム自体はまだまだ続くようです。

関連して、同じく遠藤さんがインタビュアーとして登場する東大坂村教授へのインタビューも興味深く読ませていただきました。>【INTERVIEW】なぜ日本にGoogleが生まれないか? 東大の坂村教授が指摘する日本企業に欠如したもの

【関連ニュース】
「W-ZERO3」インタビュー 第3のコミュニケーション、ウィルコムの新たな挑戦
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投稿者 SPA : 2005年12月 6日 10:57 : カテゴリー 携帯電話・PHS

ATRAC Advanced Lossless(AAL)、圧縮率・圧縮時間の改善を

ソニーのロスレス「ATRAC Advanced Lossless」~ 特徴的な「ベース+差分」構成を検証 ~

藤本健さんのDigital Audio Laboratoryでソニーの「ATRAC Advanced Lossless(AAL)」を検証しています。元々は、「CONNECT Player」リリース後に紹介しようと考えていたものの、AALに未対応だったため、SonicStageの最新版を用いて検証。「コンセプトとしては非常に良いのだが、圧縮率が低いのと、圧縮に時間がかかるのがちょっと気になる」ので「まだ改善の余地はあるはず。ぜひ、もう少し性能向上を図ってもらいたい」とまとめていました。

AALでもベースとなるATRAC3/ATRAC3plusのビットレートの選択で圧縮率や圧縮に要する時間や転送にかかる時間が随分と違うんですね。個人的にはAALはノンPCのHDDオーディオでこそ威力を発揮すると思うのですが、新NetJukeでは未対応なんですよね。アップデートで対応するようになるのでしょうか…。

投稿者 SPA : 2005年12月 6日 11:21 : カテゴリー オーディオ一般

ロケーションフリーも使い方によっては法律違反?

「録画ネット裁判」で明らかになったタブー

お馴染み小寺さんのコラム。インターネット経由でPCで海外から日本に置いてあるテレビ録画機能付きのPCで録画した番組を見るサービス「録画ネット」が、NHKと在京民放5局から違法だとして訴えられ、今も裁判が続いている「録画ネット裁判」を紹介。この裁判の本質は、著作権法の第30条「私的使用のための複製」に書かれている「個人的に又は家庭内そのほかこれに準ずる限られた範囲内」がどこまでで、録画しているのは誰か、を争ったものと取ることができるそうです。また、実際は「日本の番組を海外で見る」行為自体にも問題があって、根底には放映権の問題まで含んでいるのだとか。

ソニーの「ロケーションフリー」も裁判の中で言及されているそうですが、製品自体が量産品で個人で誰でも購入できる「個人所有の機器」であることが違いとか。とはいえ、長期の海外赴任で日本に機器を使う人の自宅がない状態で親類・知人宅に親機を置く場合は著作権法を厳密に解釈するとややグレーみたいです。

そんなロケフリTVですが来年1月に台湾でも販売されるそうです。ソニーはブロードバンドの普及状況に応じ、欧州や中国にも順次投入する構えとか…>ソニー、台湾でもネットTV端末発売

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投稿者 SPA : 2005年12月 6日 11:37 : カテゴリー ロケフリTV

メモステ互換性問題もソニーBMG問題もコネプレ不具合も根っこは同じ

メモリースティックはなくなるの?

iconiconソニーのマイクロシステムズカンパニーの主要メンバーへのインタビューを通じて、ソニーのメモリースティック事業の現状と今後を探る元麻布春男さんのコラム。メモリースティックとPROの規格の違い、PROのMGサポートが今までなかった理由、短期間で生産終了し再び復活したHi-Speed版の謎、モバイルムービーの代わりにメモリースティックビデオ方式が推進された理由、バイオとクリエでの互換性問題が起こる原因など、ソニーファンならずとも興味深いです。また、ソニーBMG問題、CONNECT Playerの不具合なども「問題の根っこは同じではないのか」とするソニーへの苦言も共感する部分が多かったっす。

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投稿者 SPA : 2005年12月 6日 12:05 : カテゴリー MemoryStick , ソニー全体

ソニーとSONY

sony_and_sony.jpg昼飯食いがてら、いつものごとく書店に立ち寄るとビジネス書の売れ筋ランキングのとある本の表紙に見慣れた色を発見。紫でもない青でもない濃紺に近い色。そう、ソニーブルーである。そのソニーブルーの下地にシルバーの文字で「ソニー」と「SONY」と記されていれば、目にとまらないわけはない。

それは、日経新聞編集の「ソニーとSONY」という単行本でした。11/25に発売されていたらしいのですが全然知りませんでした。手にとってぱらぱらとめくってみると、ビジネス書というよりはストーリー仕立てのノンフィクション小説という体裁で大変読みやすそうだったので購入してみました。

前書きをさらっと読んだぐらいですが、ぱらぱらめくっただけでもカリスマと呼ばれた偉い人たちの名前が続々と出てきます。まだ読み始めたばかりなので感想は書けませんが、前書きにあった言葉がとても印象的だったので、そこだけ引用させてもらいます。

成功体験を覆す自己変革のエネルギーをソニーが見せるのか。それとも、過去の伝説から抜け出せず、二十世紀につくられた世界遺産のような会社になってしまうのか。

世界遺産という番組のスポンサーであるソニー自らが世界遺産になるという皮肉なんでしょうね。ちなみに、価格は税込1,680円で合計324ページと少々お高めですが、ソニーファン、そしてソニー関係者は必読かもしれませんですよ~っ!(自分の読後の感想は後日に…)


ソニーとSONY 断絶からの出発(Amazon・税込1,680円)
日本経済新聞社 (編集)

投稿者 SPA : 2005年12月 6日 14:45 : カテゴリー ソニー全体