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2005年9月20日 アーカイブ

2005年9月20日

ソニーディーラーコンベンション視察リポート(4)~その他編

いきなりその他ですいません。

■ディスプレイ・スゴ録・ハンディカム・ホームシアターシステム
今回のコンベンションは、入場登録後に特設シアターでプレゼンテーションを見せられた後に展示会場に入場できる仕組みだったのですが、そのプレゼンテーションの主役だったのがテレビの新ブランド「BRAVIA」。テレビの復権無くしてソニーの復活無しというだけあって、その力の入れようは半端ではありませんでした。メイン会場の最初のコーナーもディスプレイでその力の入れようが伝わってきます。画面も綺麗でした。お金に余裕があるなら買いたい。そう思わせるものはありました。ただ、テレビ画面がいくら綺麗でも、映すソースが対応していないと意味がないわけで。だからこそ、スゴ録やハンディカムがどんどんハイビジョンに対応しているのでしょう。結局、今ある手持ちの機器を全取っ替えしないとソニーの提案するハイビジョンクオリティのテレビライフは楽しめないってことになります。アナログ放送の停波まで5~6年あるので、薄型テレビの値段は今よりも下がるはず。一般ピープルな自分が手を出せるタイミングはまだまだ先だと思うと、製品をじっくり見ようという気持ちも薄れてしまうのです。テレビで復活をかけるソニーには悪いですが、ほとんど素通りに近い感じでした。唯一目にとまったのがSo-net提供のテレビ番組表などを閲覧できる専用Webブラウザ紹介コーナー。リモコン操作でもさくさく動作していたのはとても印象的でした。画面の解像度も高いのでPC向けサイトのページも難なく表示していました。ちょっと昔のテレビのブラウザって見た目も動作も貧弱な感じでしたけど、パネル解像度の向上やブロードバンドの普及が進み、やっとPCに追いついたなあって感じました。ちなみに、見た目がPSP搭載のWebブラウザに近かったので説明員の人にNetFrontですか?って聞いてみたのですが、「自社開発です」ときっぱり言い切られました。

■サイバーショット
動画撮影対応のムービー栽培ショット「DCS-M2」と1030万画素大判CMOS搭載のプレステージサイバーショット「DCS-R1」の2機種が中心の展示でそこそこにぎわいを見せていました。M2は思っていたよりも大ぶりで、手に持った感じもずっしりしてました。液晶部の回転ギミックはガチャッと音がして勢いよく回転します。実際の撮影はメインの大きめのスイッチだけでできるのでそれほど難しく無かったのですが、撮影以外の操作は自分には厳しかったです。手が小さくて指の短い自分にはヒンジ部のスイッチ系はグリップしたままだと届きにくかったっす。ターゲットが女性みたいですけど、あのサイズと重さ、ボタン配置だとつらいんじゃないかと思うんですが…。R1は手に取ることすらしませんでした。興味がない訳じゃなかったんですが、専門外なので触ったところで何もわからないと思ったもので。そうそう、HDDフォトストレージの新製品「HDPS-M10」も展示されてました。こちらも思っていたよりも大きく持った感じも相当ずっしりきました。

■VAIO
コンベンションの視察時間が午後2時~4時までのたった2時間だったこともあって、VAIOの新製品はあまりじっくりと見ることができませんでした。ネット上でもすでに数多くのレビューを目にすることができるし、すでに発売が開始されていることもあって、自分の中の優先順位が下がってしまったのです。ごめんなさい。でも、「type T」は少しだけど触ることができました。各所ですでに開発者インタビューが公開されていますが、自信作というだけだけあって、見た目も中身もバランス良く仕上がってますね。説明員の方も、「他社さんで今これだけのものを作れるところはないんじゃないでしょうか」とその自信のほどを語っておられました。実際、あの筐体にすべてを納めるために随所に工夫が凝らしてあり、液晶パネルの見えないところにまでパネルとは関係ない回路基板かなにかがプリントされているのだそうです。デザイン先行型といわれるのがソニー製品ですが、それをこうして実現してしまう技術陣がいてこそできる芸当なんですね。
(実はこのタイミングで白状しますが、自分、すでに「type T」プレミアムブルーを注文してます。それも触るどころか実物を見る前に…。今週末頃には届くみたいなので、レビューはまた別の機会にと思ってます。バイオ購入は実に2年ぶり。Do VAIOすら初体験なのでとんちんかんなレビューになると思いますが…。)
他のモデルはほとんど触らなかったのですが、色々聞いてみると、今回のバイオノートの新製品ではtype BXが良いという声が結構多かったです。

何かとはしょりすぎてますが、その他編は以上。ということで次回は書き忘れていたことなどを含めたまとめのようなエントリーでリポートを締めくくりたいと思います。

投稿者 SPA : 2005年9月20日 11:23 : カテゴリー ソニー全体

携帯音楽プレイヤー関連ニュースラウンドアップ

【9月5日~9月11日】アップルコンピュータが携帯音楽プレーヤーランキングを独占
日経BPのSales Week 3200。9月第2週(9月5日~9月11日)の携帯音楽プレーヤーの製品別ランキングに関する考察記事。「iPod nano」が初登場で1位と2位を占め、続く3位から5位までアップル製品が占める結果に。ソニーはメーカー別ランキングで2位にランクインしたものの、ウォークマンAシリーズ5機種の発売が11月19日と約2カ月も先のため、発表後即日販売を開始したアップルにシェアを奪われる形となったと記されています。

小型HDDを脅かすフラッシュメモリの大容量化
元麻布春男さんの週刊PCホットラインでは大容量化が進むフラッシュメモリに関するコラム。Samsungのメモリチップが使われているiPod nanoも2年後には16GBモデルが登場する可能性もあるとか。HDDレスのノートPCやPDA、そして携帯電話と、恩恵にあずかれる製品がこれからますます増えそうですね。HDDメーカーにとっては大変な時代になりそうです。

有機ELディスプレー:音楽端末向けの出荷、14倍に急増
米ディスプレーサーチの調査によると、05年第2四半期の世界の有機ELディスプレー出荷台数は約1421万台で、前年同期比82%も増加したそうです。中でも携帯音楽プレーヤー向けが14倍の614万台を出荷し、普及に貢献したとしています。携帯プレーヤーの有機EL搭載比率も42.2%に達したそうです。なお、最も出荷台数が多かったのは、携帯電話のサブディスプレー向け(707万台)。

東芝、1.8型30GB HDD搭載の「gigabeat X30」-「gigabeat」新シリーズ。筐体小型化/液晶大型化
東芝の「gigabeat」新製品が登場。2.4型カラー液晶搭載で、従来機よりも随分とコンパクトに仕上がりました。液晶の比率が増えどちらかといえばPDAっぽい外観に。価格は直販で37,000円。発売は今週末と、新ウォークマンよりも早いです。

アップル、カメラ内蔵型ラップトップを開発か--米で特許申請
iPodビジネスが絶好調のアップルですが、ハウジング部分にカメラを内蔵したポータブルタイプのコンピュータに関わる特許を申請していたのが明らかになったそうです。認定はまだのようで、アップル側は全くのノーコメントとか。PowerBookやiBookの後継機向けなのか、はたまた全く新しい新世代のポータブルコンピュータなのか、今後の動向に注目ですね。

【関連ニュース】
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手のひらサイズなのにパワフル!アイリバーの新オーディオプレイヤー「U10」
携帯音楽プレーヤーを超えた新・娯楽アイテム、アイリバー「U10」

投稿者 SPA : 2005年9月20日 15:14 : カテゴリー 携帯AVプレイヤー