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2005年4月15日

日本のスマートフォン市場の夜明けは近い?

【PDA】シャープ「ザウルス SL-C1000」が2週連続トップ! このまま独走か?

BCNランキングの3月最終週(3月28日-4月3日)PDA機種別ランキングで、シャープのZaurus「SL-C1000」が前週に引き続きトップを獲得。3/18の発売直後から急速にシェアを伸ばし、発売2週目で30%の大台を超えたとか。クリエ「TH55(B)」は2月2週にトップに立ってから1か月間首位をキープしていたものの、Zaurusの新製品にはかなわなかったようだとしていました。

また、現在のPDA市場は全体として縮小傾向にあり、業務で使われる法人向け製品が主力となりつつあることや、海外でのスマートフォンの隆盛から携帯情報端末の新しい流れも出はじめているとの記述もあります。そんな中、スマートフォンとは呼ばれていないものの非常にそれに近い機能を実現しているビジネスコンシューマ向けFOMA端末「M1000」をドコモが発表して話題になっています。

ビジネスコンシューマ向けFOMA端末「M1000」を開発(ドコモのプレスリリース)

外見はケータイのそれと言うよりもPDAに近いルックスで、テンキーすら持たず、大半の操作をタッチパネルで行うスタイルらしいです。モトローラとの共同開発でOSはシンビアン採用とのことですが、メールやWebブラウザ機能以外にオフィス文書の閲覧やPIM機能、W-FiとBluetoothを含む多彩な通信機能を持つなど、まさに現在主流の多機能PDAをFOMAに対応させたといった風情です。

価格はオープンですが一部のニュースでは実勢価格が5万円前後になる見込みで、ボーナス商戦に合わせ6月中旬の発売を目指すと報じていました。なお、販売は法人だけというわけでもなく、「30~40代のITリテラシーの高い層」をターゲットにドコモショップや量販店を通じて販売予定とのことです。

特筆すべきは、法人・個人を問わずに開発キットが無償配布されるということ。開発したアプリケーションは自由に公開およびダウンロードして利用できるようになるとか。サイト上の情報では言葉こそ一切使われていませんが、全体的なソリューションを含め、まさにスマートフォンのそれであることは間違いなさそうです。日本ではボーダフォンのノキア製702NKがマニア受けしているような状況ですが、M1000投入後に市場がどう反応していくかにも注目したいです。個人的には、ソニエリとauの動向にも注目しつつ、しばらくは様子見という感じです。

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投稿者 SPA : 2005年4月15日 09:33 : カテゴリー PDA/電子辞書 , 携帯電話・PHS