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2005年4月27日 アーカイブ

2005年4月27日

欧州PSP販売は9月に、米市場は携帯ゲーム機が牽引、日本は…

PSPの欧州での販売、9月1日から開始=ソニー◇ロイター

ソニーは、3月末までに欧州、アフリカ、ニュージーランド、オーストラリア、ロシアでの発売開始を目指してたPSPの発売を、5カ月延期となる9/1に開始すると発表したそうです。価格は、「スパイダーマン2」のUMD Videoを含むバリューパック的な内容で、249ユーロ(325.30ドル)と179ポンド(342.80ドル)。

1~3月期の米ゲーム販売は携帯ゲーム機が牽引

また、先月からPSPの発売が開始された米国では携帯ゲーム機のセールスが市場を牽引したようで、「携帯ゲームソフトは金額ベースで69%増、携帯ゲーム用アクセサリも23%増と好調な伸び」とか。

ゲーム・ユーザーは減少傾向、CESAが2004年のゲーム利用動向を発表

反対にPSPが一番速く投入された日本ではゲームユーザーが減少傾向との調査結果も。

au、1.5MBアプリやネット対戦ゲームなどビッグタイトルを続々追加

そんな日本では、KDDIが大容量でネット対戦も可能なゲームなどを、EZアプリ対応ゲームを続々とリリースするとか。どのゲームも既存のタイトルの焼き直しばかりですが、かつてのファミコンブームを体験した大人達にはある意味魅力あるタイトルなのかも。

KDDI竹之内氏、個人ユーザー向けBREWの新展開を語る

そんな、KDDIは「音」「連携」「シナリオ」をスローガンとして掲げ、「携帯電話で何でもできる」ことをアピールしていくようです。

なんか、“手のひらで何でもやろう”ってキャッチコピーを思い出してしまいました。

【関連ニュース】
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投稿者 SPA : 2005年4月27日 09:41 : カテゴリー ゲーム機 , 携帯電話・PHS

リムーバルHDD「iVDR」で広がるモバイルAVライフ

リムーバブルHDD「iVDR」がデジタル放送録画対応に-コンテンツ保護規格「SAFIA」を策定

リムーバブルHDDの規格団体「iVDRハードディスクドライブ・コンソーシアム」が報告会を開催。新フォーマットの策定や新著作権保護規格「SAFIA」などが発表されたそうです。報告会では、HDDが従来のPCやサーバー用途から、HDDレコーダーやポータブルオーディオなどのデジタル家電向け用途が広がっていることから、同市場の「成長にあわせて、従来“部品”として扱われていたHDDをアプリケーションに最適な容量や仕様を実現しながら差別化を図り、iVDRでは“商品”へと転換」していくことが語られたとか。

新たに策定された著作権保護機能「SAFIA」では、ブロードバンドネットワーク配信やデジタル放送録画などの用途を想定しており、あわせてiVDR用のアプリケーションフォーマットとして、静止画用、オーディオ用、テレビ録画用の3つのフォーマットも定義されたとか。静止画は、デジカメの標準規格「DCF」との親和性を重視、音楽はMP3/AAC/LPCMをサポートしたほか、プレイリスト機能やアルバム管理、著作権保護などについての標準規格を策定。テレビ番組は録画フォーマットをMPEG-2 TSとし、プレイリスト機能やフォルダ管理形式などの仕様を定めているそうです。

会場では各社のiVDR対応機が参考出品されたとかで、iVDRレコーダ、メディアサーバー、カーナビ、オーディオプレーヤー、ポータブルビデオプレーヤーなどが展示されたようです。

搭載レコーダーからiVDRを取り出してポータブルビデオプレイヤーに差し込んで持ち歩くというイメージでしょうか。これなら著作権云々を気にしなくて良いし、エンコードだなんだという作業も必要ないということなんでしょうね。

【関連ニュース】
デジタル録画機にリムーバブルHDD「iVDR」,著作権保護技術を整備(要登録)
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投稿者 SPA : 2005年4月27日 10:41 : カテゴリー 業界動向

ウォークマンスクエア用晶保護シート「OverLay Brilliant」

OverLay Brilliant for ネットワークウォークマン(NW-HD5)

ビザビでお馴染みミヤビックスが、HDD搭載ネットワークウォークマン、もとい、ウォークマンスクエア(NW-HD5)用の高光沢の新液晶保護シート「OverLay Brilliant」を発表しました。NW-HD5本体の形状にフィットするよう、専用の抜き型により成形されています。価格はオープンですが、ビザビの販売価格は税込840円。

OverLay Brilliantの特徴や詳細についてはこちら
なお、ビザビでも「NW-HD5」の取り扱いが行われており、同シートを含む特典付きで34,800円で販売中です。

投稿者 SPA : 2005年4月27日 11:14 : カテゴリー Walkman

ウォークマン スティック「NW-E507」レビュー(5)

本体への音楽転送について

ウォークマンスティックを使うには楽曲を本体メモリに転送(コピー)する必要があります。従来のネットワークウォークマンですと、主にパソコンを使う方法と、NetJukeなどの対応コンポを使う方法のふたつがありますが、普及の度合いからしてもパソコンを利用するスタイルが圧倒的多数と思われます。ちなみに、後者の場合、いわゆるメモリ内蔵タイプのウォークマンには対応していないようです(そのことに対するツッコミはここでは控えます)。ということで、ここではパソコンと付属の専用ソフト「SonicStage」を使ってみた感想などを思いつくままに書いてみたいと思います。

ちなみに、NW-Eシリーズに付属するSonicStageのバージョンは3.0ですが、現在はMP3のリッピングにも対応した最新版となるバージョン3.1が公開されています。また、SonicStageに統合されている音楽配信サイト「Mora」でも無償で配布されています。

パーソナルオーディオカスタマーサポート
音楽ダウンロード・メガサイト Mora のプレイヤーダウンロードページ

SonicStageをNW-E507との組み合わせで使ってみて感じたこと

自分は、NW-E507の発売日前にすでにSonicStage 3.1へアップグレードしていましたので、付属のインストールCDを使用せずにそのままNW-E507をパソコンに接続してしまいましたが、なんの問題もなく認識され、曲転送も問題なくできました。これはSonicStageのアップデートプログラムにNW-Eシリーズ用のドライバも含まれているからなのか、ネットワークウォークマン用のドライバが汎用性のあるものなのかよくわかりませんけど、問題なく使えているのでよしとしました。ちなみに後日、3.1バージョンが入っているパソコンに3.0収録のインストールCDを使用して上書きしてみましたが、バージョンは3.1のままで何も変化はありませんでした。

パソコンとNW-E507はUSBケーブルで接続しますが、クリエやNW-HD1でクレードル文化に慣れきってしまった自分にとってはこれが結構わずらわしいというか、面倒なんですよね。ちなみに自分は付属のケーブルは使わずに手持ちのショートケーブルを使っています。製造元がどこだか失念しましたけど、20cm程度の長さなので取り回しがしやすく、持ち歩きも苦にならないから気に入っています。

nwe507_6.jpg

そして、もう一つ気に入らないのがNW-E507本体のUSB端子カバー。他の作りが高級感にあふれるものなのにここだけがやけにプラスチッキー。色もダークグレーで地味な上に、キャップがはめにくいという点が不満です。そういった不満を抑えつつ、ケーブルを使ってパソコンと接続すれば、SonicStageが勝手に立ち上がって楽曲を転送できるモードになります。

nwe507_7.jpg

SonicStageの使い勝手についてここでとやかく掘り下げるつもりはありませんが、ウォークマンスティックを使いこなすという側面から見たときに気になってくることがありました。SonicStage自体はソニー製の各種ポータブルオーディオやメモステベースの音楽再生機能を有するデバイス(クリエやPSPなど)にも対応する必要があるためか、仕様自体が非常に最大公約数的であると感じでいます。そのため、複数のデバイスを1台のパソコンを母艦にして使うスタイルの場合に使い勝手に差が出てきてしまうのです。

たとえば、自分は初代HDDウォークマンを持っていますが、こちらの場合はどちらかというと、パソコン上にある楽曲をすべて持ち歩く使い方がメインなので、新たに録音した楽曲は本体の接続時に自動的に転送する設定にしています。この辺の動作は同じく初代から何台も買っているiPod&iTunesのシンクロ機能に近いものがありますが、元来ずぼらな性格の自分にはとても楽ができる機能というか好きな設定なわけです。

ところが、こういった環境の中で新たにNW-E507のようなメモリ容量が少ないデバイスを一緒に使おうとするとこの自動転送機能が使えなくなるわけです。そりゃそうです、パソコン上のファイルが1GB以上あれば全部の楽曲を転送できるわけにはいきません。NW-E507はそういうコンセプトの製品じゃないといえばそれまでなんですが、初回の接続時にSonicStage側で自動転送機能が勝手に立ち上がって「転送しますか~」みたいなことを聞いてくるもんだからややこしいんです。

それならばということで、自分の聞きたいと思うアルバムを複数選択してまとめて放り込んでやるかと妥協をしてみるものの、転送画面では選択したアルバムのデータ容量の合計すら表示されないもんだからいくつ選択して良いものかがまったくわかりません。適当に選択して、えいやで転送ボタンを押すと、アラートで入りきらない曲を表示してくれはしますが、実際に転送されるアルバムもアルファベット順のようで、選択肢を全く与えてくれないんです。

そういう意味では、iPod suffleとiTunesの関係はホントによく考えられていると思う訳ですよ。iTunesのアルバムもプレイリストもひとつだろうが複数だろうが常に合計容量を表示してくれるし、繋がれたデバイスのメモリ容量を把握して容量にあった曲をアトランダムに選曲してくれる「オートフィル」機能も手間いらずで便利。ユーザー側はキャップはずしてPCに挿してマウスでワンクリック、転送終了後に本体を抜いて終わり。パソコン上の操作はほんのワンクリックです。

ソニーにとっては耳タコな話でしょうけど、ハードの出来だけじゃなくてソフトの使い勝手みたいな話が多いのはこういうことなんじゃないのかなあって思うわけです。ウォークマンのハード開発チームがいくら頑張って良いものを出しても、こういうところでユーザーが使いにくいと感じたり、つまずいちゃうようなことがあると、二度と使いたくなくなっちゃうと思うわけです。だからこそ、SonicStageの開発チーム(またはConnectチームになるのかな)には、もう少しこういったちょっとしたことだけど使い勝手の向上を目指して欲しいなと思います。

最後に、パソコンから本体への転送スピードですが予想以上に遅いと感じましたです。まあ、この辺はiPod shuffleも同じようなものですが、shuffleは「オートフィル」機能が使える分、クリック1回でほったらかしにできる点が勝っているかなあと思います。

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って、今回はまた随分と長文になってしまいました。読みにくくてごめんなさい。
次回はSonicStageに統合されたMoraの使い心地などについてを予定しております。

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iPod shuffle

投稿者 SPA : 2005年4月27日 15:15 : カテゴリー Walkman