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2005年1月28日
守るべき技術と、採用すべきオープンな技術
昨日発表されたソニーの2004年度第3四半期決算に関するニュースが多くのIT系メディアで取り上げられていました。
“ソニー、2004年度第3四半期決算。PSPは51万台出荷<-「音楽コーディックには戦略的な誤りがあった」”というAV Watchのニュースでは、
守るべき技術と、採用すべきオープンな技術をどう選択するかという点で混乱があった。パソコンの世界ではMP3が多くのユーザーが利用しているのにも関わらず、なぜ、ソニーはこれを採用しないのか、というのはユーザーの視点からみれば当然の問題提起だが、これをやっていなかった反省がある。結果として、ビジネスにネガティブなインパクトを与えた。もっとユーザーの目線に立ち、採用すべきオープンな技術と、守るべき独自の技術を見極めることが必要だ
という井原副社長のコメントが掲載されていました。事実上のATRAC3敗北宣言ですかね…。内部的には敗北は認めたくない人もいるのでしょうけど、規格をどうこう言う前にウォークマンの成功体験にいつまでもおごりつづけ、新しい音楽体験をユーザーに提示できなかったことが一番の敗因だと個人的には思います。
ネットワークウォークマンにしてもPSPにしても、まだまだ再生に対応したというだけのこと。クリエなんてMP3対応になったのは2001年ですよ。当時の企画担当者さんがどれだけ苦労して周りの圧力をかいくぐっきたのかと、今さらながらに感動を覚えます。それ故に、クリエのオーディオプレイヤー機能がそこまでで進化をストップしてしまったことが残念に思えてなりません。
また、メモリースティック絡みではカテゴリーの異なる機種間で音楽ファイルを管理するフォルダの構造にばらつきがあるなど、新たな混乱も起こっています。メモリースティック自体も、PRO版登場後のわかりにくいラインナップやMagicGate絡みの諸問題など、解決すべき問題が山積しているように思います。本来はソニーのカテゴリーの異なる製品をつなげる役割を持ったメモリースティックが混乱の引き金になっていることもソニーにとっては大きい問題なのではないでしょうか。そういう意味で、コネクトカンパニーが担う役割はユーザーから見ても大きいし大いに期待したいところです。今年こそ、これぞソニーと言われる新しい音楽体験を私たちユーザーに届けていただきたいと思います。
ちなみに、TOTOですら新しい音楽体験を提供していますよ、ソニーさん!>TOTO、MP3再生に対応した便器を発売-SDカードスロットを備え、任意の楽曲も再生可能
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日米あわせた出荷台数はすごいけど、ソフトの売上げが今ひとつ伸びないようです。自分も「きみ死ね」はもう飽きちゃったし「マリオ」は操作性に難ありでここしばらく全く触っていないし、その他のソフトにも今ひとつ触手が伸びません。アナザー何たらとメトロイドには興味があるんですけど…。
投稿者 SPA : 2005年1月28日 09:22 : カテゴリー ソニー全体