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2005年1月31日
「ソニースピリットはよみがえるか」第12回~バイオ事業の3つのチャレンジとは
ソニースピリットはよみがえるか 第12回~バイオ、全社戦略の一翼を初めて担う
nikkeibp.jp、「ソニースピリットはよみがえるか」の第12回が公開されていました。バイオ第2章で掲げたメッセージを実売に結び付けるための策として、今年、三つのチャレンジを行うそうです。
ものづくり復権へのチャレンジ、高次元AVソリューションへのチャレンジ。そして、新しいインターフェースへのチャレンジだ
と宣言するのはソニーIT&モバイルソリューションズネットワークカンパニーの木村NCプレジデント。ものづくり復権は、マグネシウムを量販モデルにも採用するなど、新たな素材を積極的に活用することで先進的なものづくりに挑戦していくこと。高次元AVソリューションは、HD(ハイディフィニション)環境への対応というソニーの全社的な方針と合致した取り組み。新インターフェースへのチャレンジはtype Xなどに代表される高次元のAV体験を実現するハードウェアやDLNA(Digital Living Network Alliance)などの規格への取り組みってことなんでしょうか。
バイオがいま置かれた立場は、8年前のバイオが置かれた立場に酷似している。バイオの新たな挑戦は、いま産みの苦しみに中にある
という言葉が後半出てきますけど、上記の三つのチャレンジを見てもピンとこないというのが正直な感想。もちろん、どれもかなり先を見越した戦略であることは確かなんでしょうけど…。モバイルという観点では今ひとつ具体的な製品像が浮かんでこないですし。Sony Dream Worldで参考出品していた小さいコンピュータみたいな話もどこへやら…。
今後は、スゴ録やPSXといったデジタル家電側からのコンピューティング的なアプローチや、Cellがもたらす新次元のコンピュータのような潮流もあるわけで…。こういう社内の動きに対してバイオはどう対処していくつもりなんでしょう。そういう意味では、バイオ事業の課題は8年前と比べて容易に比較できないぐらい大きくなっているのかもしれませんね。
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