CDの収納スペースを1/3にするコクヨ「MEDIA PASS!」を試す

6/30のつぶやきでお伝えした我が家で増え続けるCDへの危惧感。その後、同じ悩みをお持ちのあるていさんから、コクヨの「MEDIA PASS!」シリーズが良いのではとのオススメをいただきました。で、地元のスーパーやら何やら色々探したんですが、これがなかなか売って無くてですね。先日アマゾンで在庫が復活していたのを発見し速攻で購入。昨日届きましたのでその使用感などをお届けしたいと思います。(感謝です&お礼が遅くなりました>あるていさん)

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同シリーズは市販のCDやDVDの収納を節約するためのソフトケース。ジャケットやブックレットも収納可能ながら、CDプラケースと比べて1/3のスペースになるのが売り。購入したのは1枚収納用の50枚入りパッケージ。購入時の価格は2,003円でした(7/7現在は1,632円。くやしーい!)。

ケース単体は非常にスリムで、何も収納しない時では1mm程度。ブックレット収納を考慮しており、CDケースよりも縦が長め。ケースには、ディスク、ブックレット、裏面ジャケットに加え、日本独自の背タイトルも収納できます。ディスク収納部には白不織布を使用。

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それでは、実際に入れ替えてみましょう。左の画像がCDアルバムの中身。なお、裏面ジャケットはCDディスク収納部を取り外して取り出します。これが一番面倒ですかね。右の画像がMEDIA PASSにそれぞれを収納した状態。裏面ジャケットは両端を手前に折って差し込みます。背タイトルの収納もよく考えてます。裏面ジャケット収納部の「KOKUYO」ロゴはちょっと興ざめですが、全体的な収まりは素晴らしいの一言。

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プラケース入りのものとMEDIA PASSで比べるとその差は歴然。4枚ほど移し替えて、同数のプラケースと比較してみると、1/3は大げさでも1/2以下にはなっているような気がします。タイトルによってブックレットの厚みも異なりますので、この辺はいたしかたないかなあと思います。(なんで同じタイトルのCDを2枚持っているの?というツッコミは無しでお願いします)

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ちなみに、背タイトルのないものの場合でも、裏面ジャケットの折り返し部がディスク収納部に微妙に引っかかるため、棚などに並べた場合でもCDタイトルが確認できます。これもまたナイス。ということで、輸入盤や中古でゲットしたタイトルの場合は、背タイトルがないケースが多いので、その場合は裏面ジャケットの折り返しを露出させて使うのがオススメです。

ということで、なかなかの優れものだったMEDIA PASS。中古CDも入れ替えると見た目が良くなって、なんだか気分もハッピー。一気に手持ちのCDを入れ替えたいという気持ちになりましたよ。まあ、右上の画像にあるような特殊な形のCDタイトル(Ry Cooderの新譜はなんと本!)は無理なのでそのままとっておくのがベストって事にはなりますが…。

あと最大のネックは価格。お試しと言うことで2パック=100枚はゲットしたものの、手持ちのCDは2,000枚以上。それに見合うだけのMEDIA PASSを購入すると何万もの出費になります。なおかつ、入れ替え後にはプラマークのないCDケースは大量の燃えるゴミになってしまうという…。(とかいいつつ、さらに2パック追加注文しました。だって安かったんだもん…>KOKUYO ソフトCD/DVDケース MEDIA PASS EDC-CM50W

今後は音楽も配信ビジネスが主流になるかもしれませんがパッケージビジネスがそうやすやすと無くなるとも思えません。色々考えると、CD供給者側が環境を意識したパッケージに切り換える必要もありそうですね。紙ジャケはコストがかかるようですが、スペース節約的な観点からはうれしい。ということで、ビジネス的には相当厳しいかもしれませんが、ソニーグループお抱えの音楽レーベル各社が率先して時代を意識したパッケージ作りをしてくれることを願いつつ、MEDIA PASSのインプレを終わりたいと思います。

余談ですが、MEDIA PASSにはCD2枚組対応バージョンやトールケースタイプのDVDケースもラインナップされているようです。また、黒と黄色のパッケージはブラックカラーらしいです。2枚組は意外に多いので今度そちらも買ってみようっと、あ、でもうちには3枚組や4枚組なんてのもあるぞ…。そこまでのラインナップはさすがに無理ですか、コクヨさん。