店頭シェア98%のSony Reader~ライバル参入でどこまでシェア落ちる?


<電子書籍リーダー>コンテンツ充実で本格普及へ 専用端末に新規参入が相次ぐ

BCNランキング、店頭における電子書籍市場の現状レポ。専用機の店頭販売では、今年6月の販売台数メーカーシェアが98.0%のソニーが圧倒的な強さを発揮したが、汎用機のスマホやタブレットに押され、市場全体でみると販売台数は昨年から半減したそう。一方で、電子書籍ストアサービスはコンテンツ保有企業の参入で充実。今夏以降は、楽天とアマゾン、BookLive!が専用機を投入予定。いずれも8,000円から15,000円前後の価格設定で普及が期待できるとか。家電量販では「端末が増えれば増えるほど選択肢が広がるので、それまで意識していなかったお客様が購入する可能性がある」と期待。今後、専用機市場では激しい競争が繰り広げられるとの予想。

98%って恐ろしい数字。ほぼ独占じゃないか。実際、地元の大手家電量販でも電子書籍リーダーはSony Readerしか見かけなかった。いかんせん、専用什器も小さいし、電子辞書コーナーに隣接してほとんど目立ってなかった。ちなみに、地元ではデモ機を触っている人をいまだ見かけたことが無いです、はい。

ともあれ、参入企業が増えたことでソニーのシェアは減りこそすれ、今後増えることはまずあり得ない。シェア維持に向けた大胆な戦略が求められそう。ストアの品揃えも頼みます。「悪の教典」を今頃プッシュされても…。

Sony Readerと言えば、Tablet版が昨日密かに2.1.0にバージョンアップしてました。例の縦横表示の繰り返してページがさかのぼる不具合が改善され、スリープ解除後の再表示(再読み込み)が無くなりました。以下、改善点。

Tablet用バージョン 2.1.0の新機能:
・既知の不具合を修正し、安定性、パフォーマンスを改善。
・書籍の一覧にリスト形式を追加。
・ダウンロード実行時に通知領域にプログレスバーを表示するようにした。
・ダウンロード完了時に通知領域から本を開けるようにした。

ページがさかのぼるバグだけど、なんでこういう不具合をこんなタイミングまで修正できないのかが疑問。そももありえないでしょこんな動作…。あと、TabletからReaderストアにアクセスすると今日の一冊の画像が見えない。これもずーっと放置されたまま。開発陣はちゃんとストア見に行ってる?ストア側の問題なのかブラウザの問題なのかわからんけど気持ち悪くない?表示がおかしかったら直しましょうよ…。

Koboもついに明日から出荷開始かあ。売れてんのかいな…。あと、Kndle正式発表はいつ?色々な意味でドキドキだ。

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「店頭シェア98%のSony Reader~ライバル参入でどこまでシェア落ちる?」への1件のフィードバック

  1. SPAさん、お久しぶりです。
    私は店頭でSonyReaderを手に取って見たことがありますが、2万円では電子書籍を買ってがんがん使い倒さないと元が取れないなと感じて躊躇してしまいました。
    一方で実質5千円のデバイスならとりあえず自炊PDF専用で買ってみても良いなと感じました。
    という訳で、先週kobo touchを予約しまして、明日の到着が楽しみです。おそらく、今後は自然な流れで電子書籍を買ってしまうと思います。
    98%というのはほぼ独占供給により高価でも購入していた限定層の結果なので、今後は今まで躊躇していた層への爆発的普及が始まるのではないでしょうか。

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