使用電力が一目で分かるワットメーター付き電源タップを試す


7/12のつぶやきでちらっと取り上げたサンワサプライの「ワットメーター付き電源タップ」の実測数値や使用感などに関する覚書。

■「ワットメーター付き電源タップ」とは

同機は使用電力が一目で分かるデジタルメーター付きの5個口電源タップ。2個はACアダプターの差込ができる広めのレイアウト。3個はランプ付き個別スイッチが付いており、コンセントに挿しているだけで電力を消費してしまう家電製品などの待機電力がカットできます。消費電力が合計1500Wを超えるとブザー音で知らせてくれるほか、電力オーバー時の発火を防ぐブレーカーも内蔵。定格容量は15A・125V。サイズは310×60×35h。電源コード長は2m。サンワサプライ直販価格は税込2,980円。

なお、メーターに表示される電力は実際の電力とは若干のズレがあることと最小表示が5Wまでという制約について記載がありました。合計5W以下の消費電力は表示されないため、あくまで目安として利用くださいとのこと。

■身の回りの家電製品で色々チェック

ということで、自分のデスク周りを中心に、家電や電子機器を繋いで電力量をざっくりと測定。ちなみに、TW-D7OPT+Apple TV+PS3が全てスタンバイ状態でも0表示。その状態から測定したい機器の電源を入れて値を計測してます。また、購入者の製品レビューに書かれていましたが、全体的に実際の消費電力量よりも低めに表示されるみたいです。その点ご承知置きください。

・Apple TV(電源オン):5w
・TW-D7OPT(電源オン):5w
・PS3(電源オン):57-58w
・iPad充電:10w(バッテリー残が比較的多い状態)
・iPhone 4充電:8w(同上)
・有機ELテレビ(XEL-1):17-18w
・RyomaX単体:41w(テレビ・ラジオ、録画・録音視聴時)
・VAIO X充電:12w(デカバッテリー残50%前後)-27w(同3割前後)
・au携帯電話充電:7w
・Xperia充電:6-9w(USBケーブルやアダプターによって若干差が出る)
・卓上型扇風機(山善YDS-E181):目盛1で16-17w、同2で32w
・エアコン(2007年製三菱霧ヶ峰):5-8w(待機時)、500-600w(冷房28度設定)
・スイッチングハブ(5ポート):3w

ダントツはエアコンですが、部屋にある機器に全部通電してもブレーカーが動作することは無さそう。あとメモし忘れましたが、掃除機などはMaxで軽く800w越えしていました。てことでエアコンを動かしながらの掃除は危険、みたいなことも把握できました。ちなみに、複数の機器の組合せでの消費量は以下のような感じです。

・PS3+XEL-1+TW-D7OPT:77-78w(PS3からMP3再生)
・XEL-1+RyomaX:FMラジオ再生:58w程度、Blu-ray再生時:64w前後
・Xbox360+PCモニター(19インチ)+スイッチングハブ+TW-D7OPT:11w(スタンバイ時)、127w(電源オン・ゲームプレイ時)


レコーダーにしても、ゲーム機にしても、モニターがないと映像表示できないですしね。にしても、Xbox360の消費量たるや…。PS3は新型なのでこんな数字だけど、初代だったらどんなだろう。すでに手放してしまったので測定できないんですが。ともあれ、こうして身近な家電や電子機器の電力消費量を、あくまで目安ではありますが、手軽に把握できるのはありがたいです。電力の見える化がこれほどまでに省エネ、節電への意識を高めるのかと自分でも驚きました。

ということで、ちょっと大ぶりですが気に入りましたよこの電源タップ。他の部屋にも置きたいぐらいだけど、2,980円はちょっと高い。2,000円切ってくれたらあと2個ぐらい買ってもいいですよ、サンワサプライさん(<何様)。

【関連ニュース】
無駄な節電努力にNO、節電効果は目で見よう! アキバで買える電力計4機種を比べてみた