ドッグタグタイプのワイヤレスヘッドホン「BIT-BSH18」を試す(1)

昨年暮れにサラッと紹介して以来、何度もレビューせねばと思いつつ、放置していたドッグタグタイプのBluetoothワイヤレスヘッドホンセット「BIT-BSH18」。入手後からおよそ5ヶ月経ちますが、手持ちのBluetoothレシーバーの中では一番外に連れ出すことが多いです。ということで、発売から随分日が経ってますが、なかなかの一品なので改めてレビューをば書き留めておきたいと思います。

■BIT-BSH18とは

BIT-BSH18」はBluetoothワイヤレスヘッドホンセットで、チェーン付きでリチウムイオンバッテリー内蔵のレシーバー本体にステレオイヤフォンがあらかじめ付属。Bluetooth搭載の携帯電話、携帯AVプレイヤー、携帯ゲーム機、ノートPCなどとの組合せにより、接続した機器の音声をワイヤレスで楽しめます。

レシーバー本体のサイズは48×27×6(mm)で重量が11g(本体のみ)。ドッグタブタイプで同様の製品の中ではかなり小型で軽量な部類に入ると思われます。素材は外枠がスチールでチップやコネクタなどを内蔵するパーツはプラスチック製と思われますが、見た目も質感も決して安っぽくはないです。カラーリングに加えドッグタグタイプということで男性的に見えるかもしれませんが、プロモの写真同様に女性が持っても全然違和感なく仕上げられていると思いますです。

正面中央のやや上にあるのが「再生・停止ボタン」。その上下が「ボリューム(+)」とボリューム(-)」ボタンで、左右が「曲戻し・曲送り」ボタン。ボリューム(-)ボタンの下が「受話・終話」ボタン。正面から見て右側面にイヤフォンジャック、左側面に充電用のUSBポートがあります。ちなみに裏面にはシリアルNo.のシールが貼ってある以外は何もありません。

Bluetoothのバージョンはペアリング機能が強化され省電力化を実現した最近最もポピュラーなバージョンである2.1+EDR。対応プロファイルはA2DP、AVRCP、HSP、HFP。マルチポイント対応。ワンセグ音声のSCMS-Tにも対応と、ごくごく一般的。内蔵リチウムイオンポリマー充電池の充電時間は2時間(初回4時間)で、スタンバイ時間は100時間程度、連続通話時間は5時間。

販売元はリテールコム。2009年暮れの発売時から2010年5月末現在での販売価格は3,900円。サンキュッパならぬサンキュっな値段。これまでBluetoothレシーバーというと安くても6~7千円台でブランドものは1万オーバーもざらでしたのでこの価格は衝撃的。同様の製品で最大の競合は現段階でSCE純正のBluetoothステレオヘッドセットレシーバー「PSP-N270」オンリーぐらいでしょうか…。

付属のイヤフォンはぶっちゃけおまけなので高音質は期待できません。ステレオミニプラグ対応なので手持ちのお気に入りヘッドホン・イヤフォンに差し替えて使うのが吉。これ以外に充電用ケーブルと取説が同梱されていますが使い始めてから日が経ってしまい、どこにあるかわからなくなってしまったので付属品の写真はスルーします。すいません。

■基本操作とペアリング

充電は本体側面のUSBポート経由。USBミニケーブルでPCや市販のUSB-ACアダプタ経由で行います。充電中は「受話・終話」ボタンが赤く点灯し、充電が完了すると消灯します。

充電完了後、接続して使いたい再生機器とのペアリングを行います。電源オフの状態から「受話・終話」ボタンを7秒ほど長押しして、「受話・終話」ボタンのLEDが青と赤の交互点灯し始めたらペアリングの待機状態。

接続する再生機器側から機器検索をして、「BSH18」を選択。パスキー(PINコード/ペアリングキー)を要求してきたら、ゼロ4つ「0000」を入力すればOK。ペアリング終了後は、「受話・終話」ボタンは約5秒に一回の青の点滅に変わります。

なお、ペアリング後の通常の電源オンは「受話・終話」ボタンの長押し(4秒ほど)です。最初に「受話・終話」ボタンのLEDが青く点灯し、約5秒に一回の青の点滅に変わります。

■プロファイルについて

対応プロファイルはパッケージ裏面に記載されていますが、その意味するところをWikipediaのBluetoothより転載。

A2DP (Advanced Audio Distribution Profile)
音声をレシーバー付きヘッドフォン(またはイヤホン)に伝送するためのプロファイル、HSP/HFPと異なり、ステレオ音声・高音質となる
AVRCP (Audio/Video Remote Control Profile)
AV機器のリモコン機能を実現するためのプロファイル
HSP(Headset Profile)
Bluetooth搭載ヘッドセットと通信するためのプロファイル、モノラル音声の受信だけではなく、マイクで双方向通信する
HFP (Hands-Free Profile)
車内やヘッドセットでハンズフリー通話を実現するためのプロファイル、HSPの機能に加え、通信の発信・着信機能を持つ

このうち、AVRCPについてなんですが、珍しくBSH18は再生機器側からボリュームコントロールも出来ます。ちなみに、自分が持っているBluetooth機器でこれができるのはソニーRollyだけです。

BSH18はペンダントタイプゆえに、ボリューム操作も用意であることは確かなんですが、動画再生時などはプレイヤーを片手に吊革につかまってるみたいなことも多く、むしろプレイヤー側からボリュームできた方が便利なんですよね。

なお、再生機器によってはボリュームの遠隔操作ができないものがあります。手持ちの機器で可能だったのは、ウォークマンA829とWMポート対応のウォークマン+NWB1の組合せ、PSP goやiPhone3GではNGでした。

■音質&性能について

付属のステレオイヤフォンはおまけなので、これで音質を語るととんでもないことに…。てことで、手持ちのソニー「EX90SL」に差し替えて評価することにします。モニター品質で売れに売れたモデル。

コンテンツ送出側はPSP go。BSH18との組合せで利用可能な音声コンテンツは実に多彩。ゲームの音声はもちろん、ビデオや音楽、ロケーションフリープレイヤー、インターネットラジオ、などなど。パッケージにアイコン入りで対応を大々的にうたっているだけあります。

ちなみに、PSP goとのペアリングは以下の手順で行います。XMBの[設定]から[Bluetooth機器設定]を選択し、[Bluetooth接続]を“入”に切り替え。この時、PSP go本体右上のBluetoothマークがあるLEDが青く点滅。BSH18を先述のペアリング待機モードにしたのち、PSP goの[Bluetooth機器管理]より“新しい機器の登録”を選択。「BSH18」が現れたらパスキー(PINコード/ペアリングキー)にゼロ4つ「0000」入力で終了。ペアリング後は、PSP go本体右上のBluetoothマークがあるLEDが青色に常時点灯となります。

ソースにもよりますが、EX90SLでの再生品質は思った以上にクリアで悪くないです。音楽再生ではイヤフォンをPSP goにダイレクトに繋いだ時と比べて、低域の音ヤセ感は否めませんが中高域はそこそこ出ており、個人的には全くの許容範囲。喧噪の中で楽しむ分にはほとんど気にならないです。余裕があるなら、ソースによってイヤフォンを使い分けるのも手ですね。

あと、動画などの音声遅延についてですが、ソニー製のBDレコーダーのお出かけ動画で試してみましたが、口の動きのズレなどはほとんど感じないです。これも2.1+EDR搭載ゆえの効果なんですかね。また、組み合わせるイヤフォンや再生ソースに関係なく未再生時のノイズが若干ですが気になります。まあそれも静かな場所で使ってみてのこと。電車などでの移動時や街中で使っている分には気にならないレベルです。

とにもかくにも、この品質で3,900円はコストパフォーマンス高いと思いますが、長くなりそうなので続きはまた今度。次回はいろんな機器との組合せや一緒に使いたいアクセサリーなども紹介したいと思います。

エクスパンシス
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