ウォークマンX1000シリーズのデザインコンセプトとは~北米版も正式発表に

WALKMAN X Series(Sony Design)

iconiconSony DesignのFeature DesignでNW-X1000シリーズiconシリーズが取り上げられてた。クリエイティブセンターの4人がXシリーズのデザインコンセプトをポイント解説。4/14に更新されていたらしいがまったく気がつかず…。以下、個人的に注目したい内容。

  • Xシリーズのボタンはすべて丸で統一。「HOME」ボタン、「HOLD」スイッチ、上面のオーディオコントロールボタン、すべてに、Sシリーズから採用された、「3サークル」のテーマを展開。3つのボタンで、ウォークマンらしさを意匠とユーザビリティの両面から表現
  • タッチパネル採用はウォークマンとして初めてだったので、グラフィカル・ユーザーインターフェースもすべて新規にデザイン開発。デザインコンセプトは「3サークル」と「透過」。ウォークマン”の意匠上のアイコンである丸いボタンを、グラフィックでも継承、表現しようという試み
  • ユーザーとコンテンツの出会いを促す機能「おまかせリンク」のアイデアは、デザイナーの自主的なスタディの中から生まれたもの
  • 特殊な塗料を焼成して割れ目を生み出すリンクルコートと呼ばれる鉱物的な仕上げは、二つとして同じ模様のものが無い
  • 純正の本革ケースのゴム留めには伸縮性のあるエラストマーを繊維素材で包んだものを採用。天然ゴムでは伸びて緩んでしまうことが自明だったから

米Sony、ウォークマンXを米国で6月発売~AV Watch – ダイジェストニュース(2009年5月13日)
SONY UNVEILS THE X-SERIES WALKMAN®, DELIVERING AN UNRIVALED PORTABLE AUDIO/VIDEO EXPERIENCE(米ソニー)

ウォークマンXといえば、北米でもようやく正式発表があったらしい。6月発売で16GBが299ドル、32GBが399ドル。

ちなみに、本家のリリースを見るとWi-FiでSlacker Radioが楽しめるようなことが書いてある。以前、「ウォークマンA800シリーズは快適性の提供が大きなテーマ」や、「(ネットワーク)ウォークマンがネットワークに繋がる日は来るのか」といったエントリーでも取り上げていたけど、何気にさらっと対応していたんだ。実にうらやましー。ホントはSlackerとかPandoraのようなサービスをソニー自身が日本で楽しめるようにしてくれると良いのだけど…>Slacker、(とてつもなく)大きな野心を持つ新ミュージックサービス

VAIO type P(Sony Design)

Sony DesignのFuture Designの話に戻るけど、1/21にVAIO type Pのコンテンツもアップされていたみたい。こっちも全然気がつかなくてスルーしてた。トップカバーのマグネシウム合金と樹脂パーツという異なる素材を組み合わせた一体成型のくだりは必読。製品化が見送られた一品物アクセサリーの画像も必見かと。