2008年の米国年末商戦で一番売れないモノはBlu-rayプレイヤー

米国年末商戦で売れるモノ・売れないモノ

PC Online、瀧口範子さんの「シリコンバレー通信」という連載コラムで今年の米国における年末商戦の動向がレポートされてます。くだんの金融危機後ということでこうした「冴えない時期に一体何が売れるのか、売れないのかが」話題になっているとか。まとめるとこんな感じ

売れないもの
ブルーレイ・プレーヤー(最たるものとして紹介されてます)、デスクトップパソコン、GPS、オーディオ・スピーカー
売れるもの
フラットスクリーン・テレビ、携帯電話、ビデオ・ゲーム、デジタルカメラ、MP3プレーヤー、ノートパソコン、Bluetooth接続の携帯電話用ワイヤレス・イヤフォン

過去に取り上げた「今年の年末商戦期に最も人気のなさそうなデジタル機器は?」というエントリーではこんな感じ。

・無くてもすむ家電が、オーディオスピーカー、デスクトップPC、GPSナビゲーションシステム
・ギフトとして最も支持の低い商品カテゴリーがBluetoothヘッドセット
・Blu-rayディスクプレーヤーを欲しがっているのは5%

ネタ元はロイターですが概ね共通していますね。ただ、意外や意外、Bluetoothヘッドセットに関しては真逆の結果に。

ちなみに、日本国内については「不景気でも薄型テレビとPCは欲しい~一眼レフとオーディオとBDレコーダーは我慢」というエントリーから抜粋。

景気が悪くなった場合に購入を我慢する製品
一眼レフデジタルカメラ(63.1%)、オーディオ(62.0%)、BD/DVDレコーダ(61.5%)、デジタルオーディオプレーヤー(59.5%)
景気が悪くなっても買いたい家電
薄型テレビ(38.4%)、パソコン(33.6%)、冷蔵庫(32.1%)

米国ではプレイヤー、日本ではレコーダーが主流ですが、いずれにしても(今はまだ)Blu-rayイラネーという人が多いようです>Blu-rayプレーヤー、販売目標未達の見通し

iconiconソニーのBlu-rayレコーダーicon買えば手持ちのテレビもキレイになるのにねー>録画映像をよりキレイに!? ソニー「BDZシリーズ」の高画質化回路「CREAS」の実力に迫る

それから、SPEがこんなキャンペーンを春まで実施中でーす>We Love Movies!!ブルーレイでまるごとソニー!キャンペーン

あと、電通総研が「消費者が選んだ2008年話題・注目商品」の調査結果を発表してます。

2008年の三大話題商品は「Wii」「ポニョ」「地デジ薄型テレビ」–電通総研調査

1位 「新感覚コントローラTVゲーム」(Wii)
2位 「崖の上のポニョ」
3位 「地デジ対応大画面薄型テレビ」
4位 「割安商品」(プライベート商品やアウトレットモール)
5位 「ペンタッチ携帯ゲーム」(ニンテンドーDS)
6位 「ワンセグ対応端末」、7位は「電子マネー」
8位 「タレント牧場生キャラメル」
9位 「コンパクトデジタルカメラ」
10位 「エコグッズ」

Sony Style(ソニースタイル)だそうです。キーワードは「攻守切替消費~生活を守りながら楽しむ知恵の消費~」。2009年もこんな消費スタイルがより顕著になっていくとか。また、来年以降もはやり続けるものとして、「大画面薄型テレビ」、「電子マネー」、「新感覚コントローラTVゲーム」、「割安商品」、「動画共有サイト」をあげています。

いずれにしても、薄型テレビは世界的に大きな需要が見込めそうな感じですね。ソニーはがんばってBRAVIAを売りましょう!

【関連ニュース】
増田和夫が指南する 2008年末の薄型テレビ選びのポイントはここだ!
「悲愴」「AKIRA」を聴け ブルーレイ、音質の大進化
ようやく選べる? ハイエンドBDプレーヤー
Blu-rayソフト、前年同期比で3ケタの伸び–GfKジャパン調べ
消費者の“倹約志向”こそ好機
ロンドン・ビジネスマンの必須アイテム スマートさが英国紳士の基本!?
米年末商戦、安売りで出足は好調 売れ行き持続は不透明