ニコンが究極のモバイルAVプレイヤー“メディア ポート”「UP」を発表

世界初、Wi-Fi通信機能、動画再生、大容量メモリー搭載のヘッドホン型映像再生機器メディア ポート「UP300x」、「UP300」の発売について(ニコン)

ニコンは、動画や音楽を再生、インターネットに接続できるヘッドホン型映像再生装置、メディアポート「UP」を10/15に発売すると発表(出荷は08/12中旬予定)。ディスプレー、ヘッドホン、モバイルAVプレーヤー、Wi-Fi通信機能などの機能を一体化した世界初の製品で、さまざまな場所でいつでも手軽に、高品質の映像と音楽を楽しむことができるとか。

ラインアップは高機能タイプの「UP300x」(69,800円)とベーシックタイプの「UP300」(59,800円)の2タイプで、同社のオンラインショップ「UPSTORE」のみで販売。また、「UP」の発売にあわせて、動画コンテンツ配信サービス「UPLINK」を新たにスタート。テレビのチャンネルを選択するように、好みのコンテンツを手軽に「UP」にダウンロードして視聴することができるとか。

ニコン、ヘッドフォン一体型ディスプレイ「UP」を発売 -動画/音楽再生機能、無線LAN内蔵。配信サービスも

UPの製品情報を含む発表会の模様をAV Watchが詳細に伝えてくれてます。ニコンは同製品を「オールインワンで視聴が簡単、高画質/高音質で楽しめる、ネットワークサービスとリンクする」ことが従来のHMDとの大きな違いでありブレークスルーであるとアピール。ニコン初の出力機器でもあり、光学系に関しては「独自に培ってきた技術の粋を集めた」とか。2013年度までにワールドワイドで300万台の売上を見込むそうですが、台数云々より新市場の形成が先のようです。

ちなみに、同時オープンの「UP LAB」というユーザー参加型のサイトで同機の開発背景が紹介されていますが、一人のニコン社員が通勤時間を有意義に使いたいという思いからすべてが始まった製品のようです。

いつでもどこでも使えることより、いつでもどこでも使える勇気を試される製品ですね。素直に使ってみたいけど、69,800円という価格にまずは尻込み…。

オリンパスの「m:robe」ビジネスを比較対象にしちゃいけないでしょうが、中途半端に、というか、あきらめないようにがんばって欲しいっす。某S社にも多いですが…)

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「ニコンが究極のモバイルAVプレイヤー“メディア ポート”「UP」を発表」への2件のフィードバック

  1. (フリーザ編のブルマ風に)
    ちょっと、SPA君~、これを「スカウターに改造しろ」なんて言うんじゃないでしょうね~!

  2. TRSHと申します。こんにちは。
    荻窪圭さんが混沌の屋形船でこの商品について、「これは将来の「ワイヤレスEVFへの布石」に違いないっ。」と書いていました。
    そう考えるとニコンがこういう商品を出してくる意味もわかりますし、「UP」の向こうにはフィルム時代の延長線上である現在のカメラの概念を革命的に変える新しい世代のカメラがつながっていそうで、なんだかワクワクします。
    たとえこの商品がセールス的には失敗したとしても、次世代のカメラへフィードバックできる部分は多々あるでしょうね。

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