TSUTAYAがBlu-rayレンタルを全国展開~映像配信サービスの今後は?

TSUTAYA、7月19日から全国1,339店舗でBlu-rayレンタル開始-8月中旬に約100本。DVDと同額か50円高い程度
ブルーレイソフト レンタル TSUTAYA の全国1,339店舗全店で開始 ~ 今年の「ハイビジョン対応テレビ」普及と夏の「レンタル需要」に対応 ~(TSUTAYA)

TSUTAYAがBlu-rayのレンタルサービスを7/19から全国展開するそうです。品揃えは8月中旬までに約100タイトルを予定。価格は各店舗によって異なるそうですが、「高くなる場合でも、50円程のプラスに収まるイメージ」とか。SPE作品は8/6に海外ドラマ「ダメージ」シリーズと「ウォーター・ホース」、8/20に「バイオハザード 3」、「スパイダーマン 3」、「007 カジノ・ロワイヤル」などがラインナップされるとか。また、ソニーのBDレコーダー購入で抽選で200人に5,000円のギフトカードが当たるキャンペーンがSMOJと共同で実施されるそうです。

iconicon全国展開、やっと始まりますか。最近は光ディスク化とWOWOWなどでのオンエアのタイミングが短縮傾向にありますし、中にはオンエアの方が先になる場合もありますので、WOWOW契約者からしてみるとレンタルにさほど魅力を感じなかったりします。

とはいえ、年間2万以上の契約料はBDソフト購入やレンタルに充てられるわけだし、どっちがお得かはその人ライフスタイルにもよりますしね。なんにしても、手軽に高画質のBlu-rayソフトが楽しめるのは嬉しい限り。TSUTAYA以外のレンタルビデオチェーンも負けじと追従してくれるとさらに嬉しいです。

そういえば、デジタル家電そのものもレンタルで、なーんて動きもあるんですよね…>ヤマダ電機とクレディセゾン、デジタル家電のレンタル参入

テレビ向けの映像配信サービスについて考えてみよう(3)

こちらは、本田雅一さんのTV Styleというコラム。パソコンや携帯機器向けに、外に持ち出しやすいチェックアウト用の別映像ファイルをパッケージの中に仕込んでおく“セカンドセッション”という手法について触れておられます。パッケージも欲しいけどなかなか見る時間が取れないという人への新提案だそうです。BDの大容量ならあらかじめチェックアウト用ファイルも収録できるってことですね。「ユーザーが映像を見たいと思うシチュエーションは多様なので、その場に合わせて多様な経路と多様な品質でコンテンツを流通させる、その1つの方法として、ネットワークを利用しようという考え方が、映像配信の本格化の前に、まずは広がるのだと思う」と締めくくってます。

ソニーがCESでデモした「ポータブルコピー」ポータブルプレーヤー専用動画を収録した「マトリックス」Blu-ray BOXなどが“セカンドセッション”の一例ですね。また、iTunesが先行しているレンタル動画配信に、ソニーがどこまで追い上げられるのか。PS Networkのサービス拡張、PSPとの連携等々。ソニーファンならずとも注目が集まりそうです。


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