連休は読書にて物欲を紛らわすとよかろう

少し前に堂場瞬一氏の鳴沢了シリーズを読み終えてから、急に本の虫になっちゃいまして。シリーズものの大作を読みたいという欲求が沸々と。WOWOWの特番で北方健三氏の水滸伝に興味を持つも、全19巻の10,000円オーバーコースに尻込み。さてさてどうしたものかと、我が家の本棚を見回してみると、何年も前に購入したにもかかわらず途中で投げ出してしまった文庫が棚の奥にあるのを発見。

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半村良の「完本 妖星伝」文庫版。全3巻ながら、2,500ページという超大作。思い返せば、SFが好きだった中学時代に講談社の文庫版「妖星伝」に手を出し、その内容に驚愕。続巻を待ちつつ高校生となり、気がつけばギターやらバスケで青春を謳歌。いつの間にやら、その存在が頭の中から消えていた小説。それもそのはず、完結に18年の歳月を要した作品なんですよね。著者の半村氏も2002年にこの世を去っていらっしゃいます。

ひょんなことから本屋で完本を見かけ、懐かしさから手を出したものの、今度はデジタルガジェットにうつつを抜かすようになり、これまたその存在を忘れていたのでございます。そんなこんなで、再び手に取った妖星伝。二日に一巻ぐらいのペースで読み進めておりますが、これが奇想天外で実に面白い(by みっちー)…ってほんとボキャブラリーがないなオレ。それはともかく、今読んでも全然古さを感じません。これが70年代に書かれ(はじめ)た小説だってんだからなお驚き。完結まではまだまだかかりそうですが、18年の歳月を経て完結したこの一大伝奇ロマンを今度こそは読破してやりたいという気持ちで一杯です。やっぱ読書って楽しいや…。

ちなみに、最終巻となった第七巻の発刊が遅れた理由は講談社の担当が原稿を無くしたかららしいのですが、それ以外にも驚愕の事実があったとこちらのサイトで書かれています。ホントか嘘かはわかりませんが、非常に興味深いです…>『妖星伝』第七巻の秘密(GARAKUTA HUUUN)

cd_080719.jpg70年代で思い出したけど、最近ゲットしたCDもその時代から活躍しているアーティストの新譜だったりします。Ry CooderSteve WineoodCarly SimonWalter Becker(Steely Dan)、Eagles(輸入盤デラックスが安い!)。皆さんバリバリの現役。ホントすごいなこの人達も…。色々な意味で見習いたいっす。(CooderとWinwoodの新譜は特にお気に入りで最近のヘビーローテーションです!)

あと、音楽を聞きながらの読書に洋楽が最適なんですよねー。歌詞が頭に入ってこないから邪魔にならないんですよ…(って、イコール英語ダメの裏返しだったりするわけですが…)。

にしても暑いっすねー。こう暑いとアイスが食べたくなります。最近はガリガリ君よりもパピコがお気に入り。今日は思い切って10本入りパックゲットしてきました(<子供かよ)。ということで、連休中は音楽を聞きつつのアイス食べながらの読書三昧になりそうっす。