未完成が魅力の小型ネット端末「Chumby」が間もなく日本上陸

目覚まし、ゲーム機、YouTubeテレビ――多機能ネットガジェット「Chumby」日本上陸

目覚ましやネットラジオ、ゲーム、YouTube再生など、数百種のウィジェットを利用してさまざまな機能を追加できる小型のネット端末「Chumby」が日本で8~9月ごろ発売されるそうです。販売価格は2~3万円の見込みとか。丸みのある外観が特徴。3.5インチ(320x240ピクセル)のタッチパネル式液晶ディスプレイとスピーカーを搭載し、ウィジェットは無線LANで追加して利用。目覚まし機能、ネットラジオ、ゲーム、YouTube視聴、天気予報、Gmail/POPメールの受信、ニュース配信、Flickr画像の再生などのウィジェットが用意されているほか、オリジナルウィジェットの開発も可能とのこと。

Gadget Hacks:chumby――米国生まれの情報端末に家電の未来を見る

こちらは米国版「Chumby」のレビュー。「デバイスの真価は、Flash Lite 3.0を搭載したインタフェースと、ネットワーク経由で機能追加できる点にある」とか。実際に触ってみて、「chumbyには何か未完成な魅力がある。その未完成な部分の埋め方によっては、今後の家電の進む方向を指し示すようなデバイスになる可能性を持っているように感じた」そうです。

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Mac&HyperCardを例に挙げていますが、Palmやクリエに近い感覚もありそう。電源がACアダプターのみのようなのでモバイル向きではないですが、デスクトップにちょこんと置いておくと何かと便利っぽそうな…って変な日本語だ。丸っこい外観と液晶で表情を持たせること(擬人化)も出来そう。エイプリルフールでもネタにしましたが、Rollyとmyloを合体したようなガジェットを彷彿とさせます。踊らないけど…。

myloと言えば日本ではいまだにガジェットが配布されてないですよね。日本発売前から600種類ものウィジェットが存在するChumby。未完成だからこそワクワクしてしまうChamby。同じLinux端末でも大違い。日本に上陸したら是非ゲットしてみたいです。

(ソニーの「手のひらにのるテレビ」にも近しいものを感じます。商品化するならChumbyみたいな展開して欲しいなあ…)

【追記】Chumbyをお持ちのFighter-KOUさんから以下のようなお便りいただきました。(感謝&すでにお持ちだったとは流石!)

chumbyですが、本家のサイトに登録(無料)すれば、バーチャルchumbyを体験できますよ。(詳しくはこの辺をご参照)

実は先般、日本国内で共同購入の話があり、それに乗って購入したんですが、ボディはソフトな合皮に覆われた少し大きめな目覚まし時計といった趣ですね。

ウィジェットの設定は、本家のサイトにアクティベーションしたあとで、使いたいものを登録すると、手元のChumbyにローディングされるといった具合で、非常に簡単です。先ほどのバーチャルChumbyは選択したウィジェットのチェック用でもあるわけです。

ちなみに拙宅では、何種類かの時計+ランダムに世界にあるWeb Camのライブ映像を表示するやつ+HAL9000のパロディ版[Chumby 9000]を入れています。深夜にぼそぼそとしゃべりだして『びくっ!!』とすることもありますが(^^;)

擬人化アプリなど当たり前なんですね。なんだかとっても楽しそう。教えていただいたブログ「チャンビー・ジャパン」で見ましたけど、すでにバッテリー駆動実験も行われているんですね。これはやっぱ買うしかないな。夏の日本上陸がマジで楽しみっす。