PS3のHomeはゲームユーザーのためのビジュアルマッチングロビー

SCEJ赤川氏、「Playstation Home」日本語版を実機で初披露 「Home」は“ビジュアルマッチングロビー”と再定義、サービス開始時期は「2008年春」を堅持

OGC2008の現地レポート。SCEEが開発を進めているPS3向けのバーチャルワールド「Home」日本語版の実機のデモが一般向けに初披露されたそうです。HomeはPS3とPlaystation Networkが作り出す仮想世界で、対象はゲームユーザー。「セカンドライフ」のような定住型でも、MMORPGのようなゲームの延長線上に存在するものでもなく、PSタイトルに繋ぐゲートウェイのような場所であり、新たに造語すれば「ビジュアルマッチングロビー」として機能させるとか。

ソニー・コンピュータエンタテインメント、Sony Online Entertainment コンピュータエンタテインメント分野での連携強化(SCE)

また、SCEが、世界的なオンラインゲーム市場の拡大を見据えた戦略の一環として、Sony Pictures Entertainmentのグループ会社でオンラインゲーム制作・運営会社の米Sony Online Entertainment(SOE)を2008年4月1日付でSCEグループに加えるろ発表。今後は、プレステビジネスにSOEのオンラインゲームでの経験・強みを取り入れ、相乗効果を発揮していくとか。同社はPCだけでなくPS3向けのソフト開発も展開していくそうです。米国でのHome展開にも一役買うんでしょうかね。

にしても「ビジュアルマッチングロビー」って…。ちっともピンと来ないっす。セッション自体がBtoBを意識したメーカー向けの内容なのでそういう言い方になったんでしょうけど…。この段階で日本には準備室に相当する部署しかないことや、質疑応答における赤川氏の歯切れの悪さを含めて先行きに不安を感じます。キャラがリアルすぎるし、画面を見ても全然楽しそうじゃない。対象は違うけど、セガのiAのキャラの方が日本人には受けそう…>新しいコミュニケーションプラットフォーム〔iA〕に迫る!

そういえば、先日高校時代の友人と会った時にPS3の話になったんですが、その友人はPS3を購入してから一度もネットワークアップデートを実施していないそうなんです。というか、PS3をネットに繋げる意味を全く理解しておりませんでした。PCこそあるようですが1台だけなので家庭内LANも組んでいないとか。PS3を完全なスタンドアローンのゲーム機として使っているだけなんです。よってもって「PS Network、何それ?」みたいは話に。みんGOLを例に、「オレとオマエが互いに自宅にいながらにして一緒にラウンドできるんだよ」、みたいなことを話してもイマイチピンと来ないようで…。結局、今度本体ごと持っていくからその場でアップデートしてくれ、みたいな話になっちゃいました。ヤレヤレ。そんな彼にHomeの仕組みをどう説明すればよいものか。自分でもよくわかってないのに…。


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