温かい鍋と暖かい音楽で過ごすSunday Afternoon

宴会(?)続きで胃が荒れ気味のSPAです。それはそうと寒いですね。ま、12月も中旬ですし当たり前といえば当たり前なんですけど、こう寒いと焼酎のお湯割りとかが欲しくなります。昔の自分ならとっとと飲み始めている日曜の午後ですが、カラダのことを考えて昨日と今日はアルコールは抜きます。偉いぞ、オレ。そんなこんなで、空腹を満たしつつ、暖を取るために今日のお昼は水炊きを食べました。あれた胃にも優しいし、何よりカラダがポカポカです。結構な量だったので二人でも全部食べきれませんでしたが、夜にはおじやも楽しめるので、これまた暖かい夕食になりそうです。やっぱ冬は鍋っすね。

071209_cd.jpg暖かいと言えば、最近買った女性アーティストの音楽がこれまた暖かいというかハートウォームで良いです。1枚は一ヶ月前のつぶやきで楽しみしていると書いた具島直子さんの8年ぶりとなる新譜。オフィシャルサイト経由で購入したので1週間ほど速く入手できたんですが、なんなんでしょう、この癒され感は。少数編成のバックバンドに支えられたミニマムでシンプルな楽曲が多いのですが、そのせいもあって健在のシルキーボイスがにわかに際だち、しかもそれが耳に優しいんですよね。「Mystic Spice」というタイトルにも思わずうなずいてしまいました。とにかく素晴らしい。復活バンザイ。今度は是非コンサートの実現を。

もう一枚は、知る人ぞ知る土岐麻子さんの新譜「Talkin’」。なんと、これがメジャーデビューアルバムなんですね。驚きです。NONAREEVESのメンバーの楽曲提供や冨田ラボっぽい曲もあって前半はシティポップ風味あふれる仕上がり。これならJ-AORファンにもピンポイントです。達郎さんのアルバムやコンサートで活躍する土岐英史さんの娘さんだけあってジャズボーカルには定評があるようですが、今回はポップスでも歌謡曲でも何でもござれなオールマイティぶりを発揮。もう、脱帽です。

それぞれカラーが異なるアルバムですが、アーティストも裏方さんも楽しみながら、かつ、丁寧に音楽制作に取り組んでいるというところが共通していると思いました。内容も素晴らしく、どちらも捨て曲なしのエバーグリーンな音楽が詰まっています。彼女たちのようなアーティストの音楽が、もっともっとたくさんの人の耳に届けられることを願ってやみません。

鍋をつつきながらカラダが温まり、良質な音楽を聞いてココロが暖まる。そんな、穏やかな日曜もたまには良いですね・・・。

(待ちくたびれた感のある「ジェイ・グレイドン・オール・スターズ・ライヴ・イン・ジャパン 1994.1.19 エアプレイ・フォー・ザ・プラネット」のDVD発売もいよいよ明後日。届くのが今からもう、楽しみで楽しみで仕方がありません。早く来い来い12日!)

【追記】土岐麻子さんについての情報ありがとうございました!>tomooさん。iTunes上陸後、自分が初めて購入したフルアルバムが土岐さんのものでした。“「心がほっこり」する彼女の歌声”とのことですが、まさにその通りですねー。